虎番記者席

■ 手応えあり!
 久保田とともに阪神から出場する藤川が自身3年連続3度目となる球宴へ向けて、自信を見せた。

 ファン投票選出の会見時に、オール速球勝負を公言していた。あれから2週間以上が経過し、ピッチングの状態は確実に上がった。

 「球速というよりは真っすぐで空振りを取れる練習をしてきましたので、それを試したい。まだまだですけど、だいぶ上がってきましたよ」
 言葉通りのデータを残してきた。6月に登板した10試合では2点を失ったが、7月の8試合では無失点。17日の巨人戦ではストレートがいずれも150キロ以上を計測した。翌18日の巨人戦も打者4人をピシャリ。晴れ舞台を前にした予行演習は、百点満点だった。

 昨年はマウンドから、西武・カブレラにボールの握りを見せ、直球勝負を予告した。今回のパフォーマンスについては「どうでしょうね」と語るにとどめた火の玉右腕。それでも、スタンド、そしてTVの前で見守る野球ファンのために、新たなサプライズを用意してくれているに違いない。

■セ・リーグ順位表
[2007/07/19現在]
   勝 敗 分 差
1中日 45 35 2 ―
2巨人 47 39 0 1.0
3横浜 41 36 1 1.5
4阪神 38 41 2 4.0
5ヤクルト 35 44 0 3.0
6広島 31 50 1 5.0
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