虎番記者席

■ 酒と薬で準備完璧!?
 キャンプインの準備は完璧や。金本が沖縄宜野座ドームで年明け初のマシン打撃を敢行した。「体調はここ2、3年で一番ええ」。ハードな練習に備えて大量のサプリメントを選手宿舎に持参。また、リフレッシュを図るため入手困難な焼酎・森伊蔵も自室に持ち込んだ。年を重ねるごとに進化を続ける猛虎の4番がいよいよ、連覇と世界新のかかるキャンプに突入する。
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■ 鳥谷大照れ結婚発表!
 鳥谷が聖望学園の1学年先輩で野球部マネジャーを務めていた埼玉県在住の家事手伝い、島田裕子さんと昨年12月20日に入籍していたことを発表した。先乗り自主トレのため滞在している沖縄県恩納村の宿舎で会見を開き、笑顔の結婚報告。春季キャンプ終了後にも、西宮市内の新居で新生活を始める。打率3割を目標に掲げる2006年。さらなる飛躍へ最高のパートナーを得た。
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■ 夢はでっかく世界一!
 世界一への誓いだ。藤川が沖縄・宜野座で今季初のブルペン入り。WBC使用球で10球投げた。新調したグラブには「World No1」と刺しゅうし、決意も新た。2段モーション禁止を受けて「ヒールアップ投法」を試すなど、3月の国際大会へ向けて虎の中継ぎエースが調整ピッチを上げてきた。
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■ 誠のカーテン!
 仕上げは“誠のカーテン”の中で―。今岡が甲子園球場の室内練習場で報道陣をシャットアウトしてマシン打撃に臨み、自主トレを打ち上げた。「きょうで自主トレは終わりだし、自分だけの世界に入りたかった」。最終チェックを終えた天才打者は30日に沖縄入り。連覇へ向けて春季キャンプに備える。
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■ うねり打法復活や!
 目指すは“うねり打法”の復活だ。阪神の沖縄・宜野座球場での合同自主トレがスタート。「3番・右翼」を狙う浜中が早速、屋外でのフリー打撃に臨んだ。34スイング中サク越えは2本だったものの、その後は宜野座ドームで約30分間の居残り特打。「03年のような打撃にしたい」と、理想とする打法の追求を今春のテーマに挙げた。
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■ 気合の丸刈り!
 今季も先発として期待がかかる安藤が大胆な丸刈り姿に変身した。この日の午後に恩納村内の宿舎に到着するやいなや、スーツ姿で理髪店へ。長かった髪の毛をさっぱり切り、30分後には1センチの短さの丸刈りに変身していた。「気合の丸刈りです」と本人は多くを語らずじまい。昨日は23日に亡くなった元阪神のスカウト・高木時夫氏の告別式に参列。プロ入りの恩人への思いを胸に、今季は活躍で恩返しする。
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■ TD遺恨ボッ発!?
 12球団監督・代表者合同会議が都内で行われ、岡田監督がセ主催試合でDH制を採用し、パ主催試合で投手が打席に立つ逆転プランの今季交流戦での実施を正式に提案。各監督から賛辞が相次ぎ、座長のソフトバンク・王監督は「導入に支障はない」と結論づけた。しかし、この後行われた実行委員会で中日から反対意見が出るなど、全会一致とならず導入は来季以降に先送りとなった。
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■ 伝説への第1球!?
 社会人・大学生ドラフト4巡目ルーキー・渡辺が、鳴尾浜での新人合同自主トレで初のブルペン投球。セットポジションから直球のみ34球だったが、見守った久保投手コーチをうならせた。

 「力感がありそう。背が小さくて山口高志さん(現阪神スカウト)みたいな投手だね。まとまらずに荒々しさを出していってほしいね」

 山口高志といえば、阪急時代に身長1メートル70の小柄な体格から投げ込まれる豪速球で名をはせた。当時はスピードガンが普及しておらず、最盛期には160キロを超えていたという伝説の持ち主だ。

 同様に渡辺も公称身長1メートル75という体格ながら、速球を最大の武器として持つ。日本生命時代に出場した一昨年秋の日本選手権(大阪ドーム)では、視察に訪れていた岡田監督の前で最速151キロを叩き出し、一躍注目を集めた。

 新しい“伝説”へ向けたスタートラインにも堂々と立った。この日のコーチ会議で最終決定した1軍キャンプメンバーに、新人6選手では唯一の名乗り。当面の目標に掲げる開幕1軍へまずは第1関門を抜けた。

 「(1軍キャンプ参加決定)ウエートトレをやっているときに聞きました。やるしかないという気持ちです。(自主トレから)新人の中では一番年上という自覚を持ってやってきました。ここからが始まりだと思っています。最後まで残れるように頑張りたい」

 26日には、他の若手選手とともに合同自主トレのためキャンプ地・沖縄へ先乗り。「2月1日には全力近くで投げられるようにしたい」。“山口二世”への渡辺の挑戦が始まった。
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■ お立ち台独占や!
 金本が甲子園でティー打撃。今季38歳になる下柳、矢野とのお立ち台勢揃いを約束した。問題はインタビュー嫌いの下柳だが「俺が担ぎ上げて連れて行く」と実現へ向け、超前向き。猛虎最年長トリオのそろい踏みなら、何度でも見てみたい。
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■ ライバルは倖田來未!?
 同級生には負けん。猛虎期待の2年目、赤松が人気歌手・倖田來未を“ライバル視”した。昨年のレコード大賞に輝くなど脚光を浴びる倖田とは京都市内の同じ中学校に通った間柄。“エロ格好いい”同級生に負けない活躍を誓った。

 「彼女はレコード大賞を取りましたね。連絡はしてないですけど…」

 大みそか。テレビ画面の向こうで同級生は輝いて見えた。ウエスタンで首位打者、盗塁王などに輝いたものの、昨年1年間の活躍は遠く及ばない。セクシー衣装で注目を集める倖田だが、アーティストとしても昨年12月から12週連続シングル発売と、業界でも画期的な試みに挑戦中だ。

 「12週連続シングルですからね。アッ、シングル(ヒット)ですね」

 2月1日から始まる春季キャンプでは1軍参加が決定的。12週連続で“ヒット”を飛ばせば、1軍定着がグッと近づく。

 「キャンプでは内外野の特守に特打。すべてやるつもりです」

 前日21日まで母校・立命大で自主トレを積み、この日から鳴尾浜で再始動。同級生に負けない“ヒット連発”へ準備万端で挑む。
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■ 監督道を受け継ぐ!
 岡田監督は遠い目をした。「この球場の監督室でなあ…」。亡き仰木氏の遺影に花を捧げ、師と仰ぐ恩人との思い出が甦った。

 「第二の人生は仰木さんに決めてもらった」

 1995年秋だった。オリックスで現役を終えることが決まり、解説者の誘いを受けていた。指導者という選択肢は最初は頭になかった。オリックスから2軍コーチへの就任を打診され、仰木氏に監督室へ呼ばれた。

 「ユニホームは可能な限り着続けた方がいい。それが野球界への恩返しというものや」

 あの言葉がなければ、いまの監督岡田は存在していなかったかもしれない。師の勧めから就任したオリックス2軍助監督兼打撃コーチが指導者としての第一歩だった。

 「若い子と一緒にやって初めてチームづくりを考えるようになった。仰木さんのひと言が大きかったんや…」

 昨季の交流戦では“関西決戦”として対決。最後までグラウンドで戦い続けた野球人の姿は目に焼きついて消えない。

 「仰木さんはずっとユニホームを着続けた。最後までグラウンドに立って指揮を執った。ベンチを分かれて対戦できるとは思ってなかった。去年は交流戦のおかげ」

 昨年は初めて“優勝監督”に輝いた。それでもまだ道半ば。仰木氏との別れの儀式。「野球界を引っ張っていきます」。そう遺影に誓った。

 「仰木さんの監督道を受け継いでいく。同じようにはできんけど…。グラウンドでいいゲームをして勝つことしか恩返しはない。やっていくしかないんや。残された者は、みんなな…」

 連覇を、そして、日本一を狙う2006年。10日後には春季キャンプが始まる。猛虎の将が決意を新たにした。
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■ イチロー超えや!
 赤星が岡山県備前市で極秘で行っていた自主トレを打ち上げた。最終日に2006年の初打ちも敢行。「まず200本に目標設定する。それをクリアしたら…」。目標を達成すれば、イチローの持つ年間210安打のプロ野球記録もハッキリと見える。言葉にはしなかったものの、レッドスターは決意を新たにした。
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■ 3つの誓い!
 魂の左腕、熱き3つの誓い―。下柳が甲子園の球団事務所を訪れ、既に合意していた年俸1億7500万円プラス出来高払いでの2年契約で正式サインした。FA選手以外で球団史上初の複数年契約を認められたベテランは、恩返しとばかりに発奮。「日本一」「2年連続最多勝」「巨人・工藤を目標に一年でも長く現役」と3つの大目標を掲げた。
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■ 世界一より日本一!
 ウィリアムスが3月に開催される野球の国別対抗戦・WBCの豪州代表メンバー入りを辞退したことを明らかにした。「目標は日本シリーズで日本一になることだ」。昨年11月に左ひざを手術し、現在は米アリゾナ州テンピでリハビリに専念。今季は猛虎に総てを捧げる。
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■ 亀田流!
 浪速の闘拳スタイルで一軍定着をものにする。喜田が大阪市内のスポーツジム「CLUB WEST」での、自主トレを公開。強気の発言が売りのWBA世界フライ級4位・亀田興毅のプラス思考を見習い、マイナス思考だった昨年まで自分に別れを告げる。

 本塁打と打点で昨季のウエスタン2冠王に輝いた喜田は、亀田流の脳内革命で勝負する。

 「(亀田3兄弟の)あのプラス思考は見習うところがある。去年までは、結果がでないと悪いほうに考えていた。今年は気持ちのコントロールをしっかりしたい」

 亀田のように有言実行あるのみ。14日のスタッフ会議では赤松、林とキャンプの強化指定選手に指名された。「名前を出してもらうのはありがたい。やる気が出るし、アピールするだけ」

 03年オフから大阪市内でスポーツジム「Sofitness」を経営する田中満氏と個人トレーナ契約を結び、肉体改造に取り組んだ。今オフはたんぱく質や炭水化物を摂らない野菜中心の食事で、徹底的に絞り込んだ。この日は田中氏の指導の下、格闘技の動きを取り入れたエクササイズを行うなど、トレーニングにも闘拳魂を取り入れる。

 ここ数年は期待に背くシーズンが続いている。「今年は自信がある」。強気に生まれ変わった長距離砲に、怖いモノはない。
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■ 世界一への第一歩!
 藤川が沖縄県嘉手納町での自主トレを公開。WBCの公式使用球を用いて、初めてのキャッチボールを行った。「大きさぐらいかな。日本のボールと全然変わりませんよ」と上々の手応え。肩、ヒジの疲れもなく、順調にメニューを消化中。視界には一点の曇りも見えない。
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■ Qちゃんにあやかる!
 太陽、三東、中村泰が、鹿児島県徳之島での自主トレを公開。リハビリ中の3投手は復活を誓うとともに、JFK救済にも名乗りを上げた。

 女子マラソン界のヒロインを、太陽が自らの姿に重ね合わせた。日課となっている宿舎から球場まで約5キロのロードワーク。アップダウンの激しいその道のりこそが、高橋尚子が金メダルを獲得したシドニー五輪前に走り込んだ「尚子ロード」だった。

 「心臓が飛び出るほどしんどいけど、シーズンもこの気持ちを忘れずやる。(高橋尚子に)あやかりたいというのはあります。ケガから復活して活躍しましたから」

 昨季は右ヒジ手術を克服し開幕ローテに名を連ねたものの、後半戦に右肩痛を発症。4月6日の広島戦で挙げたわずか1勝に終わった。この日も気温18度という温暖な気候のもと、すでに70メートルの遠投をこなすまで回復。昨年11月の東京国際女子マラソンで故障を乗り越え復活Vを飾った高橋の姿からも、勇気を与えられている。

 昨年6月に左肩関節形成手術を受けた三東も、この日立ち投げながら今季初ブルペン。シーズン後半に先発ローテに抜てきされ、無傷の5連勝を飾った04年の再現を狙う。

 前日14日のコーチ会議では岡田監督が「8、9人で1年間先発ローテを守ってほしい」と先発投手陣の強化を力説。JFK頼みの現状を打破するためには、太陽、三東あたりがローテに食い込まなければならない。

 「割って入るのは並大抵のことじゃないけど、僕がいただきます」

 南国で誓った言葉に偽りはない。足りないピースが埋まったとき、悲願の日本一は近づいてくる。
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■ JFKを救え!
 V2を目指す阪神のコーチ会議が、大阪市内の「ハービス大阪」で行われ、岡田監督は新年初集結となった首脳陣に現有戦力の底上げを指令した。中でも「ウチは投手中心」と先発陣強化の必要性を力説。春季キャンプでは最大20人の投手を1軍スタートさせ、激しい競争でJFKトリオ頼みの現状から脱却できる陣容を整える。
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■ 声が出とらん!
 これもプロの洗礼!? 新人合同自主トレ2日目、希望枠入団の岩田ら新人全6選手が“声量不足”を指摘された。

 まずは目立ってナンボの世界。せっかくの好素質も小さい声では存在感も半減だ。アップ中からかけ声の小ささを気に掛けていた続木トレーニングコーチはキャッチボール前に全員を中堅付近に集め、三塁ベンチ前に立つ猿木チーフトレーナーへ向かって名前・守備位置など“声出し練習”を課した。

 「大学や社会人出身の選手はこういう練習も経験あるだろうけど、高校生の子(4巡目入団の前田大)は声が出ていなかった。声でもアピールしないとね。声も戦力だと思ってほしい。恥ずかしさもあるのかな」

 岩田は1度目で声量が足らず、やり直しを指示された。若虎を代表する形で続木コーチの苦言を受け止め、苦笑いで頭をかいた。

 「中学、高校、大学でもずっと声出しはしてましたけど…」

 今後も機会があれば同様の練習を課せられる見込み。開幕1軍入りを目指す今春キャンプも声量アップでアピールする。
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■ 全力送球!
 開幕スタメン奪回を狙う浜中が、兵庫県淡路島での自主トレを公開。沖縄・宜野座での春季キャンプ初日から右翼でのシートノック参加を明かした。「みんな肩を一番心配していると思うので、大丈夫なことを証明する」と豪語。初の淡路島トレではウエート、プールトレも導入。すでに遠投は70メートルに伸び、開幕スタメン+146試合出場の2大目標に向け、視界良好だ。
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■ 辻本パワーアップ!
 辻本が自主トレ先の米国からJAL便で帰国。約3週間の滞在で、体重5キロアップに成功したことを明かした。

 満面に浮かべた笑みが、今季への手応えを物語っていた。中学から高1までの4年間を過ごした、米カリフォルニア州での自主トレ。最大の収穫は、プロ仕様のがっちりボディーを手にしたことだった。

 「気候がよくて良かった。自主トレは100点満点でした。トレーニングしていると、すぐおなかが減るんで1日6食ぐらいは食べてましたね」

 内訳はこうだ。朝食、昼前、トレーニング後、夕食、夜食、寝る前の計6回。同行した母・クリスティーン瑠璃子さんの手料理を中心に、ガツガツ胃袋へ詰め込んだ。

 「体重は増やしておかないといけませんから」。その成果は見た目にも、はっきりと分かるほど。渡米前の体重73キロは、あっという間に78キロまで増えていた。

 「去年はあまりアピールできなかった。今年は先発したい」。精悍さを増した顔つきで、2年目の飛躍を誓った。
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■ ウキウキ♪
 希望枠で入団した岩田と、大学社会人ドラフト4巡目で入団した渡辺が、西宮市内の独身寮・虎風荘に入寮した。12日からは鳴尾浜球場で新人合同自主トレが開始され、初日から岡田監督が視察に訪れる予定。春季キャンプ1軍スタートへ、さっそく第一関門が訪れる。

 岩田「ウキウキしているというか、やっとという感じです。鳥谷さんと同じ部屋?鳥谷さんのように早く1軍で活躍したいです。開幕1軍を狙っていきたい」

 岩田は入寮に際して、新たにパソコンを購入した。ブログの作成がその目的だ。糖尿病と闘いながらプロ入りを果たした左腕は「頑張っている姿を少しでも見せたい」と、同じ病気を抱える患者を勇気づける活動に意欲的。「井川さんのホームページとかは見てます」と、早くも“研究”を始めている。
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■ 虎初の連覇や!
 V2を成し遂げます。昨季、プロ野球歴代3位となる147打点でリーグ優勝に貢献した今岡が、甲子園球場で自主トレを公開。個人の成績よりも球団史上初となるセ・リーグ連覇を目標とすることを宣言した。「何物にも替え難い、すごい価値があること」と、92〜93年のヤクルト以来となる“快挙”を目指し06年を始動させた。
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■ 福祉もフル回転!
 藤川が昨季受賞した「ヤナセMVP」の賞品「メルセデス・ベンツE280(650万円)」の納車式とサイン会が、大阪府茨木市内のヤナセ茨木店で行われた。イベント終了後、血液腫瘍を発症し骨髄移植が必要な郷土の“後輩”を救うべく、骨髄バンクへのドナー登録を呼びかける考えを明かし、高知県内の福祉施設に車いす50台を贈呈することも表明。今後は積極的に社会貢献を果たす構えだ。
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■ 強烈エール!
 かつてともに見た夢を実現させよう。今岡が今季は完全復活して3番・右翼での活躍が期待される浜中に激エールを送った。「やらなアカン選手なんやから」。この日は兵庫県三田市の「ホロンピアホール」でのチャリティートークショーで共演。同期入団で以前は合同自主トレを続けていたコンビが3番と5番に座り、連覇、そして日本一を目指す。
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■ 負けたくない!
 おかわり君斬りで開幕1軍アピールだ! 希望枠ルーキー・岩田が、大東市内の大阪桐蔭高グラウンドで自主トレを公開。プロ入り後、同校の同級生で西武・中村との対戦を熱望した。

 目の色は輝きを増していた。かつての球友から遅れること4年。ようやくたどり着いた新たなステージで、気持ちは自然と高ぶった。

 「中村はプロに入ってからも『凄いな』と思って見てました。これからは同じ舞台に立てる。早く対戦したいですね」

 中村は昨季80試合の出場ながら、22本塁打を放ち大ブレーク。体重100キロ近い風貌から、おかわり君の愛称も定着し、未来の主砲候補として期待されている。

 大阪桐蔭時代は投打の主軸だったが、岩田にとっては「アイツは別格」と当時から一目おく存在。それだけに「やるからには負けたくない」と闘志を燃やした。

 西武とのオープン戦は3月5日(倉敷)と15日(インボイス)の2試合。岩田が宣言通り抑えれば、開幕1軍へ好材料となるのは間違いない。

 この日は取材との兼ね合いで別々にランニング、キャッチボールをこなしたが、前日は同校グラウンドで合同トレ。年末も野球部の同窓会で顔を合わすなど絆は固い。

 「早く寮に入りたい」

 心はすっかり猛虎の一員。岩田がいよいよ本気モードに突入した。
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■ 観客動員もV2や!
 ペナントレースも、観客動員もV2や! 阪神は甲子園室内練習場で「年賀式」を行い、牧田球団社長が全職員を前にセ・リーグ13年ぶりの連覇と日本一という目標を掲げた。4年ぶりに改めた「Be the Best For the Fans」のキャッチフレーズで戦う新年。同社長は「常に最高の場面に立つ努力をし続けることが、我々の使命です」と力強く語った。

 闘争心のベクトルはチーム成績だけにとどまらない。昨季球団初の12球団トップに立った観客動員も“連覇”を目指す。昨季はオリックス戦が交流戦6カードで唯一の3万人台と苦戦したが、同社長は「いい選手が増えて、盛り上がる気がします」と清原、中村人気にも期待を寄せた。

 親会社の阪神電鉄本社が村上ファンドによる株式大量保有を受け、大揺れに揺れたオフ。4日の本社年賀会では、西川本社社長からモノ言う筆頭株主が求める企業価値向上への意気込みが語られた。「ブランドイメージを上げることがタイガースの存在意義」と牧田社長。2つの頂点へ、セ王者はどん欲に走る。
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■ ロナウジーニョになる!?
 猛虎のエースが新生を誓った!? 井川が茨城県筑西市内の三の丸ホテルで開かれた恒例の「下館勝虎会」に参加。2006年の自身のスローガンに「楽しむ」を掲げた。サッカー・ブラジル代表のロナウジーニョを例に挙げ、自ら楽しみ、ファンも楽しませるプレースタイルを目標にした。既に昨年12月に契約更改を済ませ、メジャー志望を一時封印して挑む今季。新しい井川に注目だ。
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■ ゾッコン堂上欲しい!
 今秋の高校生ドラフトで獲得を狙う愛工大名電・堂上直倫内野手について、ハワイで休暇中の岡田監督が早くも「ポスト今岡」候補に指名した。「近年、高校生ですぐに1年目から1軍で活躍したのは清原と松井秀ぐらい。堂上も阪神ではすぐにレギュラーは無理でも、将来のクリーンアップにはなれる。野手では抜けている存在や」。今年32歳になる今岡がベテランの域に達するまでの時間と、堂上の成長期間を考慮すれば世代交代もスムーズに行われるだろう。今岡から堂上へ。常勝軍団を目指す指揮官の青写真には、ハッキリとそう描かれていた。
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■ 初売りV効果!
 大阪市北区の阪神百貨店で新年の初売りが行われ、福袋を求める買い物客で終日にぎわった。発売開始前から阪神ファンがズラリ、約4100人が長蛇の列を作った。03年に星野阪神が18年ぶりに優勝し、翌04年の初売りでは4000人の行列。それを上回るフィーバーぶりだった。

 阪神百貨店販売促進部広報課は「やっぱり去年の優勝の影響は大きいです。あまりに人が並んでいたので、発売開始も30分繰り上げました」とうれしい悲鳴。当初は午前9時半から発売を開始する予定だったが、午前9時に繰り上げた。限定1100袋の「スペシャル福袋」(税込1万円)は午前11時30分に完売。1日午前1時に一番乗りした尼崎市の主婦・引田孝子さんは、甲子園の開幕シリーズペアチケット引き換えハガキを手にニッコリ。「今年こそ日本一になって欲しいです」と声を弾ませた。

 連覇の予感は、新企画にも表れた。抽選販売福袋では「あなたが予想する胴上げ試合観戦福袋」(税込1万円)を初めて用意。甲子園でリーグ優勝が決まると仮定し、胴上げ予想日を3候補(3日)選んで予想を募った。同広報課は「めざせV2ということで、皆様の期待も大きいですから」と説明した。
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■ 金本元日始動!
 金本が広島市内のスポーツジムで自主トレーニングを公開した。元日からの始動は広島時代から続く恒例行事。ことしも広島の新井らとともにウエートトレーニングを中心に汗を流した。

 4月で38歳になる金本は昨季、打撃3部門すべてで自己記録を更新するなど老け込む気配はない。今季の目標について個人的なことは口にせず「勝つためにがむしゃらにやるだけ。優勝した次の年だけに気を引き締めないといけない」と、悲願の日本一奪取を誓った。

 またシーズン序盤にはカル・リプケンが持つフルイニング連続試合出場の米大リーグ記録を更新するのも確実な状況だ。世界的な偉業にも「順調にいけば普通に達成できると思う。いい励みになる」と意欲をのぞかせた。
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