2007.10.31 Wednesday
■ 来年も任せろ!
今秋に左ひざ手術を受けた金本が宮崎オーナーの電撃訪問を受けた。リハビリ2日目の甲子園クラブハウスで再会。異例の直接激励に感激し、「来年もお任せください」と来季開幕からの完全復活を約束した。
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2007.10.30 Tuesday
■ V奪回へいざ!
阪神が高知・安芸で秋季キャンプをスタート。来季のV奪回へ先発陣の再整備が求められる岡田監督は、ブルペンに密着。「目に留まった選手は岩田と筒井」と左腕2人の名前を挙げた。野手陣も1日1000スイングをノルマに徹底した振り込み。“実りの秋”へ“地獄キャンプ”が始まった。
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2007.10.29 Monday
■ 申請書は書いたよ
FA権を再取得している下柳が、今オフにFA宣言することが確実となった。球団は残留交渉に全力を尽くすが、他球団が獲得に名乗りを上げた場合は流出する危機も出てきた。一方、秋季キャンプのため高知・安芸入りした岡田監督は「(下柳を)ローテからはじき出すぐらい、他のが頑張らんと」と投手陣にゲキを飛ばした。
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2007.10.28 Sunday
■ 浜中悲壮!
底力でトレード話を封印する。浜中が明日29日出発の安芸秋季キャンプに向けて「打つだけです。自分がやるしかない」と悲壮な決意を語った。今季は不振で定位置を失い、トレード要員に名前が挙がる身。岡田監督も「キャンプ前から補強の話をするのは間違い」と復活アピールに期待した。
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2007.10.27 Saturday
■ 虎の古田育てろ!
「虎の古田」を育ててくれ! 3シーズンぶりに現場復帰した木戸作戦兼バッテリーコーチが、鳴尾浜球場での秋季練習に初参加した。“ポスト矢野”の懸案を抱える岡田監督は「ポイントは守り。全盛期の古田は審判にボールをストライクと言わせた」と、捕手の命と言えるキャッチングの徹底指導を期待した。
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2007.10.26 Friday
■ 復活!
左ひざ内側半月板部分切除手術を受けた金本が、西宮市の鳴尾浜球場を訪れ、岡田監督に退院を報告。19日の手術後初めて姿を現した公の場で「桜井がセンターを守るなら、オレが守るぐらいの気持ち」と意欲。同時に来季の連続試合フルイニング出場も誓った。金本は30日から本格的にリハビリを開始する。
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2007.10.25 Thursday
■ 変身中!
阪神電気鉄道が今月1日から始まった甲子園球場リニューアル工事の現場を報道陣に初公開した。来年3月までの第1期工事は内野スタンドが対象で、現在は解体段階。座席が撤去されたスタンドには改装後にゲートとして使われる大きな穴が開けられ、銀傘にも資材搬入用の6つの穴が開けられていた。
「均等に過密スケジュールが組まれています」と同社担当者。作業員500人が24時間体制で工事にあたり、大型クレーン2台と重機5台がひっきりなしに動き回っていた。ただ、重機が入るのはファウルゾーンまで。一、三塁線の外側のあわただしさとは対照的にインフィールドは“保護”され、マウンド後方にある散水栓の工事が行われている程度だった。
第1期工事により内野席は今季までの1万9500席から1万6000席に減り、観戦時の快適性がアップする。工程は11月から柱を太くするなど耐震強度を高める「増し打ち」に入り、来年2月頃から新しい座席の設置をスタートする。
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2007.10.24 Wednesday
■ ロッテの成瀬目指せ!
トラの成瀬、出てこい。岡田監督が来季の先発ローテーションすべてを白紙とした上で、若手投手の急成長に期待した。特に3年目のシーズンとなる岩田には、昨年5勝から今季16勝をマークしたロッテ・成瀬級の伸びしろを感じている。
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2007.10.23 Tuesday
■ 日ハムに学べ!
来季は猛虎打線復活や! 阪神は鳴尾浜タイガーデンで秋季練習を開始。22日に新スタッフを発表したばかりの岡田阪神が5年目に向けて一歩を踏み出した。優勝を逃した今季の反省から、課題は先発投手の底上げと打線の強化。広澤打撃コーチはパ・リーグを連覇した日本ハム打線を理想に掲げた。
広澤打撃コーチ「今季のチーム打率.255は12球団最低だったけど、それは打者が不利の広い甲子園が本拠地だったというのもある。目指すものは日本ハム打線のようになるのかな。ポイントは3番と5番だな。4番は金本しかいないだろう。その金本の前後を打つバッターが大事になってくる」
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2007.10.22 Monday
■ 福留獲り本気!
阪神が球団補強史上、最高の待遇で福留獲りを目指す。中日・福留が、今季導入された「故障者選手特例措置制度」でフリーエージェント権を取得。FA資格者68選手の1人として公示された。阪神はFA宣言即参戦の構えで、中日が引き留めに用意する4年20億円と同等の条件の検討に入った。メジャーも視野と伝えられるが、国内バトルで後れを取るつもりはない。
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2007.10.21 Sunday
■ 200イニングOK!
シーズン終了後初めて鳴尾浜球場に姿を見せた久保田が、来季へ向け「200イニング?そういう人がチームに一人でもいたら…。ボクがなれたらいいとも思います」との思いを口にした。実現すれば阪神では06年井川以来のシーズン200イニング到達。今季両リーグでもグライシンガー、ダルビッシュ、涌井の3人しかいない“金字塔”だ。
「ボクが決めることじゃないし、最後は元に戻るだろうけど」。15日の名古屋駅。CSを終え帰阪する際にも、そう話していた。チーム事情は痛いほどわかっている。現在もその気持ちが念頭にあることに変わりはない。だが、「いつでも(先発で)と思っていますよ」。心の奥底から沸き上がる、先発への思いも抑えきれないでいた。
久保田なくして、シーズンは語れない。今季も“JFK”の一角としてプロ野球最多登板記録を塗り替える90試合に登板。9勝をマークし、防御率は1.75。終盤こそ失点も喫したものの、中継ぎ登板ながら108イニング。毎日のように投げ、マウンドに立ち続けた。先発投手の規定投球回数到達は一人もおらず、右腕にかかった負担も大きくなった。
秋季練習の始まる23日からは昨年同様、福岡県内の病院に足を運び、検査、ケアに務める予定。だが、すでに「疲れはもうないですよ」と語る。猛虎が誇る鉄腕は、どのポジションだろうと来季もチームのために投げまくるつもりだ。
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2007.10.20 Saturday
■ 新星!
猛虎に新星が現れた。速球を主体に2回を打者6人で抑えるパーフェクト投球。3番手として8回から登板したルーキー・横山の快投が光った。
「きょうは四球を出さないことだけを考えていた。自分では75点ですね」
8回はわずか7球で打者3人を料理した。続く9回は1死から梅田を138キロのスライダーで空振り三振。最後の打者となった実松の初球には自己最速タイとなる144キロを計測し、最後はカウント1−0から内角138キロ速球で詰まらせ、一邪飛に打ち取った。
「きょうは1年を通して一番良かった。今後も中継ぎとして使う。このリーグでしっかり結果を出した。秋季キャンプ?当然連れて行くよ」
高評価した星野2軍投手コーチが秋季キャンプ参加を明言。未完の大器が今秋の目玉となる。
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2007.10.19 Friday
■ 手術成功!
金本が大阪府内の病院で今年6月下旬に痛めた左ひざ内側半月板の手術を受けた。関節鏡視下による半月板部分切除に成功。近日中に本人、医師、球団トレーナーの間でリハビリ計画を立てることも決まった。「来季も元気な姿をお見せしたい」。猛虎の鉄人は球団広報を通じて復活を誓うメッセージを虎ファンへ送った。
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2007.10.18 Thursday
■ 矢野始動!
矢野が秋季練習への志願参加を表明した。甲子園球場内の新室内練習場で打撃練習に汗を流すなど既に始動。最終候補選手に選出された今年12月の五輪予選、そして、雪辱の来季へ早くも動き出した。
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2007.10.17 Wednesday
■ 大出血!
V奪回へ“大出血”も覚悟や。2007年シーズン終了に伴い岡田監督によるオーナー報告会が、大阪市内の電鉄本社で行われ、宮崎オーナーも来季の覇権奪回に向け、大型な戦力補強を約束した。浜中、関本、福原らを要員としたトレードにFA補強、新外国人獲りなど、多方面からチーム強化を目指す。
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2007.10.16 Tuesday
■ 虎に朗報!
今オフのFA市場で最大の目玉となる中日・福留が注目発言を行った。右ひじ遊離軟骨除去手術からリハビリ中のナゴヤ球場で「どう評価されているかは聞いてみたい」と話した。これまで慎重な姿勢を守ってきただけに、FA権行使を示唆したともとれる異例の発言。揺れる心!?に猛虎の補強の成否がかかる。
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2007.10.15 Monday
■ 先発もやる!
藤川が来季の先発転向に前向きな姿勢を示した。クライマックスシリーズ第1ステージ敗退から一夜明け、「新しい自分を探すのが楽しみ。藤川はクローザーだという考え方を取っ払いたい」と語った。球界を代表する守護神がさらなる進化へ向けて再スタートを切る。
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2007.10.14 Sunday
■ CS敗退…
10/14 ナゴヤドーム
◆セCS1st第2戦
[阪神0勝2敗0分]
神000 000 000=0
中300 004 00X=7
[勝]中田 1勝
[S]岩瀬 1S
[敗]上園 1敗
▼本塁打
(神)
(中)李1号
終わった。中日に連敗し、クライマックスシリーズ第1ステージで敗退。初回の5失点が響き、追撃も及ばず日本シリーズ進出の夢を断たれた。来季続投で集大成の5年目を迎える岡田監督が掲げたテーマは、先発陣と打線の再建。来季打撃コーチとして、OBの真弓氏の招へい案も浮上した。
■セ・リーグ順位表
[2007全日程終了]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 72 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 60 84 0 1.0
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2007.10.13 Saturday
■ 奇跡を見せてくれ!
10/13 ナゴヤドーム
◆セCS1st第1戦
[阪神0勝1敗0分]
神000 000 000=0
中300 004 00X=7
[勝]川上 1勝
[敗]下柳 1敗
▼本塁打
(神)
(中)ウッズ1号・森野1号
猛虎よ、奇跡を見せてくれ! セ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージがナゴヤドームで開幕。阪神は中日に0−7と惨敗し、第2ステージ進出に王手をかけられた。散発5安打に封じられた打線の奮起がなければ、勝機は見いだせない。岡田監督は「ボールに食らいつけ!」と、ナインに最後のゲキを飛ばした。
■セ・リーグ順位表
[2007全日程終了]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 72 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 60 84 0 1.0
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2007.10.12 Friday
■ 間に合った!
決戦の舞台に間に合った。最後の調整で周囲の不安を完全に一掃。右脇腹を負傷している鳥谷が全力プレーを誓った。
「練習でもできることが増えてきた。バットも思い切って振ることができた。あとは試合で思い切ってやるだけ」
本来の打撃が戻った。ナゴヤドームでのナイター練習では回復ぶりを披露。フリー打撃では力強いスイングでフェンス直撃の鋭い打球を連発した。これまでスタメン出場を危惧していた岡田監督も安堵感を見せた。
「日に日にバットが振れてきとる。あとはゲームや!」
これで猛虎の不安材料も消えた。確実にスタメンに名を連ねる。「CSは想像もつかない。やってみないと分からない。必死にプレーするだけ」。意気込みを口にした若きリードオフマンが大一番で底力を爆発させる。
■セ・リーグ順位表
[2007全日程終了]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 72 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 60 84 0 1.0
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2007.10.11 Thursday
■ JFK解体!?
クライマックスシリーズ第1ステージに向け、阪神が敵地・名古屋入りした。短期決戦ということで中西投手コーチは、久保田を3回から準備させ、早めに投入することを示唆。ウィリアムス、藤川につなぐまでに中継ぎ陣を配置し、終盤に固めてJFKを投入する形を白紙に戻すプランを明かした。
■セ・リーグ順位表
[2007全日程終了]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 72 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 60 84 0 1.0
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2007.10.10 Wednesday
■ 火の玉復活!
球児、完全復活や! 藤川がフェニックスリーグ・湘南戦の3回からマウンドへ上がり、貫録の3者連続三振。クライマックスシリーズへの調整登板を、自己最速の156キロで飾った。同リーグの7試合中5試合が雨天中止にもかかわらず、予定通りにスケジュールを消化。天をも味方につけた守護神が、最高の状態で大一番へ挑む。
■セ・リーグ順位表
[2007全日程終了]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 72 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 60 84 0 1.0
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2007.10.09 Tuesday
■ CS不安なし!
クライマックスへ心配無用! 腰椎骨折の赤星がフェニックスリーグのヤクルト戦でケガを全く感じさせない3打数3安打。右へ左へかっ飛ばし、順調な回復ぶりをアピールした。「心配いらないというところを見せたかった」。センターの守備でも3度の守備機会を難なく処理。13日からの第1ステージ・中日戦へ準備万端だ。
■セ・リーグ順位表
[2007全日程終了]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 72 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 60 84 0 1.0
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2007.10.08 Monday
■ CS任せろ!
クライマックスシリーズも頼んだで! 桜井がフェニックスリーグ開幕となるグッドウィル戦でソロアーチを含む3安打と大暴れした。試合前の練習で、外野を争う林が右肩痛を再発し、スタメン出場を回避するアクシデント。背番号51にかかる期待は、ますます重くなる。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/08現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 71 71 1 4.0
5広島 60 82 2 11.0
6ヤクルト 59 84 0 1.5
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2007.10.07 Sunday
■ CSで大暴れや!
クライマックスで一発打つ! 明日から始まるフェニックスリーグの初戦に今岡が出場する。10日までの3試合に出場して実戦勘を強化。2カ月のファーム暮らしで長距離バットを手にした天才打者は、13日からのクライマックスシリーズに万全を期して挑む。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/07現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 64 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 70 71 1 4.5
5広島 60 82 2 10.5
6ヤクルト 59 83 0 1.0
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2007.10.06 Saturday
■ 金本に代走!?
“鉄人”の交代もありや! シーズンの連続フルイニング試合出場を1186まで伸ばしている金本を、クライマックスシリーズでは、途中交代させる究極プランが浮上した。「選手の抹消とか、システムは公式戦と同じ。連続試合出場とかも続くのか」。岡田監督のさ細な疑問の裏には、勝負どころでの代走などが頭に浮かんでいるはず。“記録”より勝利最優先で日本一を目指す。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/06現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 78 63 2 1.0 ☆
3阪神 74 66 4 3.5 ☆
4横浜 69 71 1 5.0
5ヤクルト 59 82 0 10.5
5広島 59 82 2 0.0
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2007.10.05 Friday
■ CS開幕投手任せろ!
頂点を目指す戦いはもう始まっていた。チームが全体休養日に設定したこの日、下柳が甲子園球場隣接のクラブハウスを訪れ、トレーニング室で汗を流した。志願の休日返上だった。13日から敵地ナゴヤで中日と激突するクライマックスシリーズ第1ステージ。大事な“開幕投手”の筆頭候補に挙がる最年長左腕の決意が伝わった。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/05現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 77 63 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 69 70 1 4.5
5ヤクルト 59 81 0 10.5
6広島 58 82 2 1.0
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2007.10.04 Thursday
■ もう鬼門やない!
ペナントレースの144試合は終わった。しかし、猛虎はまだまだ戦える。リーグ3位でも、日本一になれるチャンスがある。幸運を生かさないわけにはいかない。まずは、13日開幕の第1ステージ。東京から新幹線で帰阪した岡田監督の胸中は、打倒・中日への思いで満たされていた。
3位になったことでホーム開催権は逃した。舞台は、敵地・ナゴヤドーム。山本昌にノーヒットノーランを喫するなど1勝10敗に終わった昨年をはじめ、阪神にとっては負の記憶にあふれた球場だ。だが、今年は違う。7勝5敗と勝ち越しに成功。だからこそ、指揮官はこう言い切った。
「苦手意識?それはもう、全然ない。むしろ、ええイメージやろ。今年は勝ってるから」。7月には1997年の同球場開場以来、初となる3連戦3連勝を記録。逆に、同一カード3連敗は1度もなかった。かつての鬼門は、もう恐れるべきところではないのだ。
03年の日本シリーズから、チームはポストシーズン6連敗中。短期決戦のデータとしては芳しくないが、そこは発想の転換で乗り越える。3試合制の第1ステージについて「公式戦の3連戦と同じような気持ちでいい」と岡田監督。そこを勝ち越すためにやるべきことは、分かっている。
「とにかく、初戦をとることやろ」
今季を回想すれば、言葉が説得力を帯びる。35回あった3連戦。初戦白星は20回あるが、うち17回がカード勝ち越しにつながっている。これをクライマックスシリーズ第1ステージにあてはめれば、初戦に勝った時点で“突破率85%”だ。逆に初戦が負け、引き分けだった15回のうち、そこから2勝できたのは2カードだけ。スタート失敗は絶対に避けたい。
注目の13日、ナゴヤドーム。指揮官の自信とともに、夢の日本一ロードが始まる。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/04現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 77 63 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 68 70 1 5.0
5ヤクルト 59 80 0 9.5
6広島 58 82 2 1.5
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2007.10.03 Wednesday
■ 高浜は虎の1番星!
高校生ドラフトが都内のホテルで行われ、阪神は1巡目で横浜・高浜卓也内野手の交渉権を獲得した。大阪桐蔭・中田翔外野手の“外れ1位”での指名となったが、3拍子揃った好素材で岡田監督も「タイプは違うけど2人(高浜と中田)は同じ評価や」と絶賛。早くも気持ちはタテジマの高浜も「3割、30本、30盗塁ができる1番打者になりたい」と目標を掲げた。
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2007.10.03 Wednesday
■ 球児有終!
10/03 神宮
◆対ヤクルト最終戦
[阪神16勝8敗0分]
神012 000 000=3
ヤ000 000 000=0
[勝]上園 8勝5敗
[S]藤川 5勝5敗46S
[敗]グライシン16勝8敗
▼本塁打
(神)今岡4号
(ヤ)
阪神の144試合目は祝福で満ちていた。藤川は日本記録に並ぶ46セーブ目を挙げてセーブ王の初戴冠を決めた。7回無失点に抑えた上園は8勝目で新人王獲得へ希望をつないだ。日本一へ向けた関門、クライマックスシリーズは13日に第1ステージが開幕。美しく締めくくった最終戦が猛虎の再起を暗示しているようだった。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/03現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 76 63 2 2.0 ☆
3阪神 74 66 4 2.5 ☆
4横浜 68 69 1 4.5
5ヤクルト 58 80 0 10.5
6広島 58 81 2 0.5
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2007.10.02 Tuesday
■ 3位確定!
10/02 横浜
◆対横浜最終戦
[阪神14勝10敗0分]
神000 000 000=0
横130 001 00X=5
[勝]高崎 1勝1敗
[敗]安藤 2勝3敗
▼本塁打
(神)
(横)金城14号
すべてが決まった。横浜に敗れ、今季3位が確定した。クライマックスシリーズは第1ステージで2位・中日と激突し、勝ち上がれば第2ステージで優勝の巨人が待つ。明日は上園が新人王に、藤川がシーズン最多セーブのプロ野球タイ記録に挑むヤクルトとの最終戦。岡田監督はCSにも弾みをつけるべく、2人への打線の援護を期待した。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/02現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 62 1 優勝 ☆
2中日 76 63 2 2.5 ☆
3阪神 73 66 4 3.0 ☆
4横浜 67 69 1 4.5
5ヤクルト 58 79 0 9.5
6広島 58 81 2 1.0
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2007.10.01 Monday
■ CS進出決定!
10/01 横浜
◆対横浜23回戦
[阪神14勝9敗0分]
神300 020 004=9
横000 010 303=7
[勝]下柳 10勝8敗
[S]藤川 5勝5敗45S
[敗]吉見 3勝3敗
▼本塁打
(神)今岡3号
(横)金城13号・村田33号
やっぱり頼りになる男やで! 今岡が初回2死一、二塁から3号3ランを放った。5月30日の西武戦以来124日ぶりの一発で先制。5回には2点適時打を放った。3安打5打点を記録したポイントゲッターの大活躍でクライマックスシリーズ進出が決定。未知なるステージに進む猛虎にとって、心強い味方となる5番打者が戻ってきた。
■セ・リーグ順位表
[2007/10/01現在]
勝 敗 分 差 CM
1巨人 79 62 1 M1 ☆
2中日 76 63 2 2.0 ☆
3阪神 73 65 4 2.5 ☆
4横浜 66 69 1 5.5
5ヤクルト 58 78 0 8.5
6広島 58 81 2 1.5
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