2007.04.30 Monday
■ 4月負け越し…
04/30 広島
◆対広島6回戦
[阪神2勝4敗0分]
神000 020 110=4
広300 004 00X=7
[勝]黒田 3勝2敗
[S]永川 1勝2敗7S
[敗]小嶋 2勝3敗
▼本塁打
(神)林2号
(広)新井8号・前田智3号・倉3号
開幕戦と同じ光景が、広島市民球場でも繰り返された。猛虎が誇るシーツ、金本、今岡の強打者トリオが沈黙。またしてもカープのエース・黒田にねじ伏せられた。
「球は見えとるんやけど、打てん時は何をやっても打てん。体調?全然(問題ない)よ」
金本が悔しさをかみ殺しながら、つぶやいた。まさかの2連敗で迎えた一戦。象徴的なシーンは8回に訪れた。鳥谷、赤星の連打で無死一、三塁。4点差があるとはいえ、1、2番コンビが築いた押せ押せムードに、左翼席は淡い期待を抱いた。だが、ここからがつながらない。シーツのニゴロの間に鳥谷が生還したものの、なおも1死一塁で金本は空振り三振。最後は今岡が力ないニゴロに倒れ、尻すぼみのまま反撃は終わった。
6番・林以下が放った6安打を生かせなかった。初回の、シーツの遊ゴロ併殺打に始まり、クリーンアップで12打数ノーヒット。3月30日の開幕戦も9打数無安打で、2戦を合計すると黒田には21タコとなった。「何もないよ」。今岡もそれだけを言い残すと、帰りのバスへと乗り込んだ。
「調子を崩しているね。横浜へ行ったら、多めに打たせるよ。クリーンアップ以外はよくつながっていたから、後は(3人を)待つだけや」
正田打撃コーチは、不振脱出への打開策にも頭を巡らせた。貯金シリーズのはずが、予想だにしなかった3連敗。重たいムードを引きずったまま、猛虎は次なる敵地・横浜へと向かった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/30現在]
勝 敗 分 差
1巨人 16 11 0 ―
2横浜 14 10 0 0.5
3中日 13 12 1 1.5
4阪神 12 13 1 1.0
5広島 11 15 0 1.5
6ヤクルト 9 14 0 0.5
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2007.04.29 Sunday
■ 大拙攻!
04/29 広島
◆対広島5回戦
[阪神2勝3敗0分]
神000 000 001=1
広500 000 00X=5
[勝]佐々岡1勝2敗
[S]永川 1勝2敗6S
[敗]能見 1勝3敗
▼本塁打
(神)
(広)広瀬1号
まさか…。貯金を吐き出した。8回まで11安打無得点の拙攻。最終9回に辛うじて完封負けを阻止した。計算外の2連敗で再び勝率5割へ逆戻り。最下位の広島を相手に貯金増をもくろんだゴールデンウイークで、猛虎が思わぬ“連休”に入ってしまった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/29現在]
勝 敗 分 差
1巨人 15 11 0 ―
2横浜 13 10 0 0.5
3中日 13 11 1 0.5
4阪神 12 12 1 1.0
5ヤクルト 9 13 0 2.0
6広島 10 15 0 0.5
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2007.04.28 Saturday
■ 魔球に負けた…
04/28 広島
◆対広島4回戦
[阪神2勝2敗0分]
神112 000 000=4
広300 050 00X=8
[勝]フェルナンテ1勝1敗
[敗]杉山 2敗
▼本塁打
(神)シーツ2号
(広)新井7号・天谷1号
今季初の4連勝を狙ったが、広島のナックルボーラー・フェルナンデスを攻略できず、逆転負けを喫した。揺れて落ちる100キロ台の超遅球に、4イニングで散発の3安打無得点。黄金週間の9連戦初戦を飾ることはできなかった。今カードは残り2戦、そして次週も組まれており、対策は急務。猛虎に思わぬ難題が持ち上がった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/28現在]
勝 敗 分 差
1巨人 15 10 0 ―
2中日 13 10 1 1.0
3横浜 12 10 0 0.5
4阪神 12 11 1 0.5
5ヤクルト 8 13 0 3.0
6広島 9 15 0 0.5
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2007.04.27 Friday
■ 9連戦も猛アピール!
売り出し中の狩野が、5月22日から始まるパ・リーグとの交流戦でDHとして登場するプランが浮上した。広島入りした狩野は「交流戦までアピールしていかないといけない」と気合。まずは明日からの連戦中に予想されるスタメン出場で、結果を残す。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/27現在]
勝 敗 分 差
1巨人 15 9 0 ―
2中日 13 9 1 1.0
3阪神 12 10 1 1.0
4横浜 11 10 0 0.5
5ヤクルト 7 13 0 3.5
6広島 8 15 0 0.5
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2007.04.26 Thursday
■ 神撃3連勝!
04/26 甲子園
◆対ヤクルト5回戦
[阪神4勝1敗0分]
ヤ000 010 000=1
神101 001 00X=3
[勝]ボーグル2勝
[S]藤川 7S
[敗]グライシン3勝2敗
▼本塁打
(ヤ)
(神)
こんな勝利もいいもんだ。シーツと鳥谷がダイビングキャッチの競演。鉄壁の守備でピンチを防ぎ、3−1で競り勝った。奇跡あり、楽勝あり、守り勝ちあり…。今季初の同一カード3連勝で貯金も2。黄金週間を前に猛虎の調子が上がってきた。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/26現在]
勝 敗 分 差
1巨人 15 9 0 ―
2中日 13 9 1 1.0
3阪神 12 10 1 1.0
4横浜 11 10 0 0.5
5ヤクルト 7 13 0 3.5
6広島 8 15 0 0.5
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2007.04.25 Wednesday
■ お目覚め打!?
04/25 甲子園
◆対ヤクルト4回戦
[阪神3勝1敗0分]
ヤ010 000 001=2
神210 003 10X=7
[勝]下柳 2勝2敗
[敗]石井一1勝3敗
▼本塁打
(ヤ)畠山1号
(神)シーツ1号
これぞ今季のベストゲームだ。快勝へ導いたのは岡田監督がもっとも期待を寄せてきた男。今岡が初回の先制打を含む4安打で、チームに5日ぶりの貯金をもたらした。V奪回には欠かせない5番打者の完全復活で4カードぶり勝ち越し。再び貯金生活に入った猛虎の快走ももう、間違いない。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/25現在]
勝 敗 分 差
1中日 13 8 1 ―
2巨人 14 9 0 0.0
3横浜 11 9 0 1.5
4阪神 11 10 1 0.5
5ヤクルト 7 12 0 3.0
6広島 7 15 0 1.5
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2007.04.24 Tuesday
■ タナボタ5割復帰!
04/24 甲子園
◆対ヤクルト3回戦
[阪神2勝1敗0分]
ヤ001 000 000 =1
神000 000 002x=2
[勝]ウィリアムス1勝
[敗]高津 1敗3S
▼本塁打
(ヤ)
(神)
おじさんも頑張ります! 矢野がサヨナラ打。今季初のお立ち台では「若い狩野も頑張っている。おじさんの矢野も頑張ります」と場内を沸かせた。完封負け直前の9回1死無走者から、ヤクルト・ガイエルの失策をきっかけにしての逆転劇。タナボタの5割復帰で、猛虎が上昇気流に乗る。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/24現在]
勝 敗 分 差
1中日 12 8 1 ―
2巨人 13 9 0 0.0
3横浜 11 8 0 0.5
4阪神 10 10 1 1.5
5ヤクルト 7 11 0 2.0
6広島 7 14 0 1.5
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2007.04.23 Monday
■ チャンスやで!
代役はこの男しかいない。右肩痛を再発した浜中の出場選手登録抹消に伴い、林を明日のヤクルト戦から先発右翼で継続起用する方針を固めた。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/23現在]
勝 敗 分 差
1巨人 13 8 0 ―
2中日 11 8 1 1.0
3横浜 10 8 0 0.5
4阪神 9 10 1 1.5
5ヤクルト 7 10 0 1.0
6広島 7 13 0 1.5
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2007.04.22 Sunday
■ あきらめへん!
04/22 甲子園
◆対巨人6回戦
[阪神2勝4敗0分]
巨021 040 030=10
神000 100 002=3
[勝]高橋尚4勝
[敗]小嶋 2勝2敗
▼本塁打
(巨)谷3号
(神)狩野2号
狩野が2試合連続の2号2ラン。9点を追う9回2死一塁、内角低めの144キロを左翼席へ叩き込んだ。10失点の大敗で、まさかの3カード連続の負け越しで借金は1。しかし、伝統の一戦で、新星が3夜連続の猛アピール。最後まで勝負を捨てない若トラがV奪回を狙う猛虎にはいる。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/22現在]
勝 敗 分 差
1巨人 13 8 0 ―
2中日 11 8 1 1.0
3横浜 10 8 0 0.5
4阪神 9 10 1 1.5
5ヤクルト 7 10 0 1.0
6広島 7 13 0 1.5
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2007.04.21 Saturday
■ 旬な男!
04/21 甲子園
◆対巨人5回戦
[阪神2勝3敗0分]
巨030 000 020=5
神000 101 000=2
[勝]久保 1勝
[S]林 3S
[敗]能見 1勝2敗
▼本塁打
(巨)ホリンズ2号
(神)狩野1号
伝統の一戦に敗れた夜、若虎は元気いっぱいだった。狩野が今季初めて先発マスクで登場。4回にプロ初本塁打をバックスクリーンへ運ぶなど、初体験の3安打猛打賞を記録した。初安打が殊勲のサヨナラ打となった前夜に続く“初もの尽くし”。6回には、激走ホームインで甲子園のファンを沸かせた。この勢いは本物だ。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/21現在]
勝 敗 分 差
1中日 11 7 1 ―
2巨人 12 8 0 0.0
3横浜 9 8 0 1.5
4阪神 9 9 1 0.5
5ヤクルト 6 10 0 2.0
6広島 7 12 0 0.5
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2007.04.20 Friday
■ 奇跡のサヨナラ!
04/20 甲子園
◆対巨人4回戦
[阪神2勝2敗0分]
巨001 000 000 003 =4
神000 000 100 004x=5
[勝]橋本健1勝1敗
[敗]豊田 2敗3S
▼本塁打
(巨)
(神)
もちろん虎党だって最高です! 痛快すぎるG倒に、奇跡の逆転勝利に甲子園が揺れた。3点ビハインドを追いついた延長12回、ドラマは最後の最後も劇的だった。プロ7年目の24歳・狩野が2死満塁からプロ初安打・初打点となるサヨナラ打。「最高です!」。苦労人がお立ち台で吠えた。借金生活突入のピンチを貯金生活に変え、「ナゴヤショック」を払しょくした猛虎は再び力強く走り始める。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/20現在]
勝 敗 分 差
1中日 10 7 1 ―
2巨人 11 8 0 0.0
3阪神 9 8 1 1.0
4横浜 8 8 0 0.5
5ヤクルト 6 9 0 1.5
6広島 7 11 0 0.5
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2007.04.19 Thursday
■ 連夜の猛打も…
04/19 ナゴヤドーム
◆対中日6回戦
[阪神3勝2敗1分]
神021 040 000=7
中010 050 30X=9
[勝]グラセスキ3勝
[S]岩瀬 5S
[敗]久保田1勝1敗
▼本塁打
(神)
(中)
痛い1敗には違いない。7−1の大量リードから、最後は久保田がつかまって勝率5割に逆戻りした。しかし、だ。大嫌いだったナゴヤドームで、攻撃陣は前夜の9点に続く大ハッスル。今岡は満塁からタイムリー、赤星は3安打2盗塁と持ち味を出し切った。交流戦前の中日戦6試合は3勝2敗1分けと“勝ち越し”に成功。鬼門イメージを払しょくした猛虎打線が、次は甲子園で巨人を打ちのめす。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/19現在]
勝 敗 分 差
1中日 10 6 1 ―
2巨人 11 7 0 0.0
3横浜 8 7 0 1.5
4阪神 8 8 1 0.5
5ヤクルト 5 9 0 2.0
6広島 6 11 0 0.5
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2007.04.18 Wednesday
■ 呪い解けた!?
04/18 ナゴヤドーム
◆対中日5回戦
[阪神3勝1敗1分]
神600 300 000=9
中010 000 000=1
[勝]下柳 1勝2敗
[敗]長峰 1敗
▼本塁打
(神)金本7号
(中)
アニキが鬼門ナゴヤの呪縛を解いた! 金本が4打点を挙げる大活躍。初回、6点の口火となる右犠飛で先制すると、5点リードの4回には無死一、二塁から2試合ぶりの7号3ランを放った。ナゴヤドームでは最多タイの得点差となった8点差をつけての快勝。前夜の零敗の重苦しい空気を先発全員の13安打9得点で吹き飛ばし、第3戦へ弾みをつけた。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/18現在]
勝 敗 分 差
1中日 9 6 1 ―
2巨人 10 7 0 0.0
3阪神 8 7 1 1.0
4横浜 7 7 0 0.5
5ヤクルト 5 8 0 1.5
6広島 6 10 0 0.0
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2007.04.17 Tuesday
■ 鬼門ナゴヤで0行進…
04/17 ナゴヤドーム
◆対中日4回戦
[阪神2勝1敗1分]
神000 000 000=0
中203 000 00X=5
[勝]山本昌1勝2敗
[敗]ジャン2勝1敗
▼本塁打
(神)
(中)ウッズ8号
安打は出た。だが、それだけだった。遠すぎる本塁。1点も取れなかった。因縁の左腕、因縁のナゴヤドーム…。昨年9月16日に阪神球団史上41年ぶりのノーヒットノーランをやられた山本昌へのリベンジはならず、返り討ちにあった。
「きょうの方が良かったんちゃうか。良くなっていく点差や。5点もあったら、一番うまく投げるピッチャーや」
岡田監督は淡々と話した。1週間前、甲子園で5回途中KOに追い込んだ時のように打ち崩すことができなかった。序盤の失点を追いかける展開になり、老練なベテランに自在な投球を許してしまった。散発3安打。鳥谷に三塁打が出た6回以外は、二塁すら踏ませてもらえなかった。
4打数無安打に封じ込まれた金本は「低めに来てたかな。オレの時はそうでもなかったけど。全部、打ち損じ」と自分に腹を立てた。広澤打撃コーチは「同じピッチャーに球場が違うだけでやられるというのは、ハート面しか違わない。本当、気持ちだけなんだ」と力説した。昨季1勝10敗からの逆襲を誓って乗り込んだナゴヤドームで猛虎が最初に味わったのは、またも悔しさだった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/17現在]
勝 敗 分 差
1中日 9 5 1 ―
2巨人 9 7 0 1.0
3阪神 7 7 1 1.0
3横浜 7 7 0 0.0
5広島 6 9 0 1.5
6ヤクルト 5 8 0 0.0
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2007.04.16 Monday
■ ジャンに新相棒!?
明日17日、中日とのナゴヤ決戦の先陣を切るジャンに新たな武器が加わった。本業の投球に劣らず打撃に闘志を燃やす巨漢右腕は、金本の橋渡しでボンズ愛用でも知られる通称“サムバット”を入手。狙うは、投げて打っての竜倒。鬼門粉砕に期待大だ。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/16現在]
勝 敗 分 差
1中日 8 5 1 ―
2巨人 9 6 0 0.0
3阪神 7 6 1 1.0
4横浜 7 7 0 0.5
5ヤクルト 5 8 0 1.5
6広島 5 9 0 0.5
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2007.04.15 Sunday
■ 猛虎打線大爆発!
04/15 甲子園
◆対横浜3回戦
[阪神1勝2敗0分]
横000 010 000=1
神710 000 02X=10
[勝]小嶋 2勝1敗
[敗]工藤 3敗
▼本塁打
(横)
(神)鳥谷1号・金本5号、6号
鳥谷が“サンデー猛虎祭”の口火を切った。プロ初の先頭打者アーチを記録。打者一巡した2打席目でも左前適時打を放つなど、今季3度目の猛打賞で連敗阻止に貢献した。打線も初回に7点を奪い工藤をKOすると、今季最多の13安打10得点で再び貯金1。17日からは敵地ナゴヤドームでの中日戦。勢いを取り戻した猛虎には、もう“鬼門”も怖くない。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/15現在]
勝 敗 分 差
1中日 8 5 1 ―
2巨人 9 6 0 0.0
3阪神 7 6 1 1.0
4横浜 7 7 0 0.5
5ヤクルト 5 8 0 1.5
6広島 5 9 0 0.5
[観]編集長2勝0敗
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2007.04.14 Saturday
■ 拙攻12残塁…
04/14 甲子園
◆対横浜2回戦
[阪神0勝2敗0分]
横000 000 024=6
神000 000 000=0
[勝]ホセロ1勝
[敗]能見 1勝1敗
▼本塁打
(横)
(神)
打倒中日でつくった貯金2を、あっけなく失った。3回無死満塁からクリーンアップが総倒れするなど12残塁。今季2度目の完封負けで、昨季18勝4敗とカモにした横浜に痛い連敗を喫した。首痛による欠場の赤星に代わって2番・関本、9番・赤松の緊急布陣を敷いたが、力投の能見を援護できなかった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/14現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 5 1 ―
2巨人 8 6 0 0.0
3横浜 7 6 0 0.5
4阪神 6 6 1 0.5
5ヤクルト 5 7 0 1.0
6広島 5 8 0 0.5
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2007.04.13 Friday
■ 打ちたかった…
04/13 甲子園
◆対横浜1回戦
[阪神0勝1敗0分]
横000 000 330 =6
神100 000 120x=4
(9回降雨コールド)
[勝]三浦 1勝2敗
[S]クルーン 6S
[敗]杉山 1敗
▼本塁打
(横)
(神)
幻の同点劇―。猛虎の追撃は豪雨に阻まれた。今季2度目の3連勝を狙った横浜戦は終盤から雨中の決戦へ。2点を追う9回、2死三塁までクルーンを攻めながら、主砲金本のカウントが1−2となった場面で試合は中断し、そのまま悔しいコールド敗戦になった。打線は確実に上昇気配。無念は明日、爽快な勝利で晴らしたい。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/13現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 4 1 ―
2巨人 8 5 0 0.0
3阪神 6 5 1 1.0
4横浜 6 6 0 0.5
5ヤクルト 4 7 0 1.5
6広島 4 8 0 0.5
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2007.04.12 Thursday
■ 愛の驚弾!
04/12 甲子園
◆対中日3回戦
[阪神2勝0敗1分]
中000 001 000=1
神120 000 00X=3
[勝]ボーグル1勝
[S]藤川 6S
[敗]川上 1勝1敗
▼本塁打
(中)中村紀1号
(神)ボーグルソン1号
ボギーさまさま、愛の力や! 甲子園が虎の新外国人・ボーグルソンのワンマンショーと化した。2回に川上から衝撃の2ラン。阪神助っ人投手では8年ぶり5人目のアーチでリードを3点に広げると、6回1失点で来日初勝利を挙げた。初観戦のニコール夫人から「ホームランを打ってね」と“おねだり”されて燃えた夫は、お立ち台で愛妻に向かって「アイ・ラブ・ユー」。竜倒の使者は、驚異の純愛男だった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/12現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 4 1 ―
2阪神 6 4 1 0.5
3巨人 7 5 0 0.0
4横浜 5 6 0 1.5
5ヤクルト 4 6 0 0.5
6広島 4 8 0 1.0
[観]編集長1勝0敗
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2007.04.11 Wednesday
■ 林千金同点打!
04/11 甲子園
◆対中日2回戦
[阪神1勝0敗1分]
中300 300 000 000=6
神300 001 200 000=6
(規定により引き分け)
▼本塁打
(中)
(神)金本4号
逃げる竜に虎がガブリと食らいついた。2点を追う8回、2死走者なしから金本、今岡が粘りの連打。岡田監督が浜中に代え送った代打・林が、センター頭上を破る同点二塁打をかっ飛ばした。2夜連続のJFK投入など総力戦で今季初の延長を戦い、12回引き分け。宿敵との1年をかけた死闘を予感させる、4時間37分だった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/11現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 3 1 ―
2阪神 5 4 1 1.5
3巨人 6 5 0 0.0
4横浜 5 5 0 0.5
5広島 4 7 0 1.5
6ヤクルト 3 6 0 0.0
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2007.04.10 Tuesday
■ 天敵マサKO!
04/10 甲子園
◆対中日1回戦
[阪神1勝0敗0分]
中011 000 000=2
神000 140 00X=5
[勝]ジャン2勝
[S]藤川 5S
[敗]山本昌2敗
▼本塁打
(中)ウッズ5号
(神)
今岡が価値ある決勝打を放った。1点差を追いついた5回1死満塁。昨年から4連敗を喫していた“天敵”山本昌からの中前2点適時打が6試合ぶりの打点となり、チームも今季最多の5得点をマークした。甲子園開幕戦でV争い最大のライバル・落合竜に先勝。今年の猛虎はひと味違いまっせ!
■セ・リーグ順位表
[2007/04/10現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 3 0 ―
2阪神 5 4 0 1.5
3巨人 5 5 0 0.5
3横浜 5 5 0 0.0
5広島 4 6 0 1.0
6ヤクルト 3 6 0 0.5
|
2007.04.09 Monday
■ 自分ではい上がれ!
窮状のままライバルとの今季初決戦を迎えた。岡田監督も勢いに乗る敵軍よりも沈む自軍に頭を悩ませる。明日からの中日3連戦の話題を「相手のことよりもなあ…」とさえぎった。
「こっちが点を取らなどうしようもないわ」
救い、いや活路は本拠地に求めた。開幕から4カード目。猛虎は初めて甲子園に戻る。力をくれる大観衆の待つ庭だ。
「ホッとするんじゃなく変えなあかん。きっかけにせなあかん」
開幕から8試合で奪った得点は計18点。1試合最多が4点なら、1試合平均では3点(2.25)にも満たない。4勝4敗の5割発進が幸いに思えるほど打線は春眠をむさぼっている。特に浜中と関本は2人で計3安打。両名の休日返上練習は報道陣から知らされた。
「きのう正田が言うてきたんや。“強制的に打たせます”って。“ほっとけ”と言うたんや。プロなんやから。こっちが手を差し伸べることないわ。自分ではい上がるしかない」
突き放すような口調は裏返せば期待の証しとも受け取れる。まだ4月。まだ先は長い。いまは中日への対抗心を胸の奥にとどめ、ただ打線の目覚めを願っていた。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/09現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 2 0 ―
2巨人 5 4 0 2.0
3阪神 4 4 0 0.5
4横浜 4 5 0 0.5
5ヤクルト 3 5 0 0.5
6広島 3 6 0 0.5
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2007.04.08 Sunday
■ 深刻!左アレルギー!
04/08 東京ドーム
◆対巨人3回戦
[阪神1勝2敗0分]
神000 000 000=0
巨000 101 00X=2
[勝]高橋尚2勝
[敗]小嶋 1勝1敗
▼本塁打
(神)
(巨)小笠原2号
巨人・高橋尚にひねられ、散発6安打で今季初の完封負け。開幕から続く“左腕アレルギー”が、いよいよ深刻になってきた。ここから15試合は、順当なら10試合でサウスポーと当たる非常事態。岡田監督からは「5、6番が打たんと点にならん」と今岡、浜中に猛ゲキが飛んだ。10日は宿敵・中日を迎えて甲子園開幕。山本昌撃ちで景気づけや!
■セ・リーグ順位表
[2007/04/08現在]
勝 敗 分 差
1中日 7 2 0 ―
2巨人 5 4 0 2.0
3阪神 4 4 0 0.5
3横浜 4 5 0 0.5
5ヤクルト 3 5 0 0.5
6広島 3 6 0 0.5
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2007.04.07 Saturday
■ 大暴れ!
04/07 東京ドーム
◆対巨人2回戦
[阪神1勝1敗0分]
神013 000 000=4
巨200 100 000=3
[勝]能見 1勝
[S]藤川 4S
[敗]門倉 2敗
▼本塁打
(神)林1号
(巨)
渾身のスイングでG倒だ。今季初先発の林が2安打3打点の大活躍で、岡田監督のスタメン抜てきに応えた。2点を追う2回1死に追撃のノロシを上げる今季第1号を右中間に放つと、同点で迎えた3回には2死二、三塁から中前へ勝ち越し2点打。右翼のレギュラーを狙う大砲が持ち前の長打でその本領をいかんなく発揮した。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/07現在]
勝 敗 分 差
1中日 6 2 0 ―
2阪神 4 3 0 1.5
3巨人 4 4 0 0.5
3横浜 4 4 0 0.0
5広島 3 5 0 1.0
6ヤクルト 2 5 0 0.5
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2007.04.06 Friday
■ どうした?Gキラー!
04/06 東京ドーム
◆対巨人1回戦
[阪神0勝1敗0分]
神000 010 000=1
巨030 300 00X=6
[勝]内海 2勝
[敗]下柳 2敗
▼本塁打
(神)
(巨)李2号
ついに神話が崩壊した。下柳が先発も4回途中6失点でノックアウト。04年4月4日から続いた東京ドームでの連勝は「6」でストップした。開幕戦に続く2連敗に「みんなに申し訳ない…」と唇をかみしめた左腕。打線も巨人・内海の前にわずか1得点に終わり、今季初の連敗を喫した。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/06現在]
勝 敗 分 差
1中日 6 1 0 ―
2巨人 4 3 0 2.0
3阪神 3 3 0 0.5
3横浜 3 4 0 0.5
5ヤクルト 2 4 0 0.5
6広島 2 5 0 0.5
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2007.04.05 Thursday
■ お目覚め打!?
04/25 甲子園
◆対ヤクルト4回戦
[阪神3勝1敗0分]
ヤ010 000 001=2
神210 003 10X=7
[勝]下柳 2勝2敗
[敗]石井一1勝3敗
▼本塁打
(ヤ)畠山1号
(神)シーツ1号
これぞ今季のベストゲームだ。快勝へ導いたのは岡田監督がもっとも期待を寄せてきた男。今岡が初回の先制打を含む4安打で、チームに5日ぶりの貯金をもたらした。V奪回には欠かせない5番打者の完全復活で4カードぶり勝ち越し。再び貯金生活に入った猛虎の快走ももう、間違いない。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/25現在]
勝 敗 分 差
1中日 13 8 1 ―
2巨人 14 9 0 0.0
3横浜 11 9 0 1.5
4阪神 11 10 1 0.5
5ヤクルト 7 12 0 3.0
6広島 7 15 0 1.5
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2007.04.05 Thursday
■ 虎軍奮闘!
04/05 神宮
◆対ヤクルト2回戦
[阪神1勝1敗0分]
神000 001 000=1
ヤ000 100 30X=4
[勝]石井一1勝
[S]高津 1S
[敗]橋本健1敗
▼本塁打
(神)金本3号
(ヤ)飯原1号、ラミレス1号
金本が2戦連発の3号ソロ。苦手のヤクルト・石井一から7年ぶりとなる一発は、開幕5試合で3発のハイペース弾だが、浜中、関本はまたも無安打に終わり、4連勝はならず。浜中よ、関本よ、孤軍奮闘するアニキの背中を見よ!
■セ・リーグ順位表
[2007/04/05現在]
勝 敗 分 差
1中日 5 1 0 ―
2阪神 3 2 0 1.5
3巨人 3 3 0 0.5
3横浜 3 3 0 0.0
5広島 2 4 0 1.0
6ヤクルト 1 4 0 0.5
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2007.04.04 Wednesday
■ KJFに恵の雨!
KFJに恵みの雨。ヤクルト戦は降雨中止。目下、3戦連投中の久保田、ウィリアムス、藤川は貴重な休養をゲットした。
練習開始直後から降り出した雨は、みるみるうちに強さを増した。午後3時50分には、早々に中止が決定。思わず笑顔を浮かべたのは、ウィリアムスだった。
「ナイスホリデー!」
チームは3月31日の広島戦から3連勝。開幕ダッシュの予感が漂うが、中継ぎトリオにかかる負担は少なくなかった。打線はここまでの4試合で12得点、打率.222と低迷。連勝中も能見、小嶋、ジャンの先発陣は、いずれも5イニングで降板していた。
「恵みの雨。でもいい感じで投げていたので、連投したい気持ちも…」
好調をキープしている久保田はやや複雑だったが、体を休めることができたのは紛れもない事実。藤川も「最初にしてはみんな大変ですから」と歓迎した。
先発予定だった江草はスライドせずに、そのまま中継ぎへ回ることが濃厚。リリーフ陣がより厚みを増すことも、KFJの負担軽減にはいい追い風になる。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/04現在]
勝 敗 分 差
1中日 4 1 0 ―
2阪神 3 1 0 0.5
3巨人 3 2 0 0.5
4横浜 2 3 0 1.0
4広島 2 3 0 0.0
6ヤクルト 0 4 0 1.5
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2007.04.03 Tuesday
■ 自ら祝砲!
04/03 神宮
◆対ヤクルト1回戦
[阪神1勝0敗0分]
神000 040 000=4
ヤ000 030 000=3
[勝]ジャン1勝
[S]藤川 3S
[敗]石井 1敗
▼本塁打
(神)金本2号
(ヤ)
神宮の雨空に主砲の祝砲が上がった。金本が満塁弾で自身39歳の誕生日に花を添えた。5回2死満塁から先制の今季2号がバックスクリーンを直撃。8回の左翼守備では本塁補殺の好返球で危機を救った。4番の攻守にわたる奮闘で猛虎は開幕黒星から3連勝へ伸びた。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/03現在]
勝 敗 分 差
1中日 3 1 0 ―
1阪神 3 1 0 0.0
1巨人 3 1 0 0.0
4横浜 2 2 0 1.0
5広島 1 3 0 1.0
6ヤクルト 0 4 0 1.0
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2007.04.02 Monday
■ ジャン出陣!
心は早くも決戦モード! 新外国人・ジャンが明日のヤクルト戦で、来日初先発。ツバメ斬りの先陣を果たす。
軽いアップとキャッチボールを終えただけで、大粒の汗。この光景までは、いつもと変わらない。そして、練習を終えた右腕を待ち受ける報道陣。だが、球団通訳が取材の要請を伝えると、普段は温和な男の表情が途端に険しくなった。
「きょうは何も話すことはないよ」
それだけを言い残すと、左肩にバッグを提げ球場出口へ直行。無言のまま、藤川、久保田らとともに、帰りのタクシーへと乗り込んだ。
キャンプ直前の来日から2カ月。これまでは嫌な顔ひとつせずに、ことあるごとに、報道陣の取材に対応してきた。だが、きょうだけは勘弁してほしい−。約24時間後の初登板を控え、集中力を高めていた。
メジャー通算33勝51セーブ。その実績通り、キャンプから順調に調整を重ねてきた。オープン戦では3試合、17回を投げわずかに3失点。最終登板となった3月22日の横浜戦では、6回を投げスタミナ面でも不安を感じさせなかった。
神宮でのナイター練習は、グラウンドへ入ると真っ先にマウンドを確認。ブルペンには入らず、通常通りのノースローで練習を終えた。
投手ジャンにとっては、不利に働く神宮の狭さも、メジャー2打数2安打1本塁打を誇る打者ジャンにとっては大きな魅力。両翼91メートル、センター120メートルのサイズなら、打でも虎党を魅了してくれるかもしれない。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/02現在]
勝 敗 分 差
1中日 3 0 0 ―
2阪神 2 1 0 1.0
2巨人 2 1 0 0.0
4横浜 1 2 0 1.0
4広島 1 2 0 0.0
6ヤクルト 0 3 0 1.0
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2007.04.01 Sunday
■ 小嶋快挙や!
04/01 京セラD大阪
◆対広島3回戦
[阪神2勝1敗0分]
広000 020 000=2
神103 000 00X=4
[勝]小嶋 1勝
[S]藤川 2S
[敗]大竹 1敗
▼本塁打
(広)
(神)
虎希望の星がやってくれた! 希望入団枠の小嶋が初先発し5回2失点の粘投。1965年のドラフト制度後、新人投手としては球団史上初となる開幕カードでの初登板初先発初白星の快挙を達成した。12球団ルーキーの中でも、一番星をゲット。“初ものづくし”のデビュー戦を飾り、ヤンキース・井川から受け継いだ背番号29の新たな伝説が始まった。
■セ・リーグ順位表
[2007/04/01現在]
勝 敗 分 差
1中日 3 0 0 ―
2阪神 2 1 0 1.0
2巨人 2 1 0 0.0
4横浜 1 2 0 1.0
4広島 1 2 0 0.0
6ヤクルト 0 3 0 1.0
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