虎番記者席

■ 鬼門ナゴヤで0行進…
04/17 ナゴヤドーム
◆対中日4回戦
[阪神2勝1敗1分]
神000 000 000=0
中203 000 00X=5
[勝]山本昌1勝2敗
[敗]ジャン2勝1敗
▼本塁打
(神)
(中)ウッズ8号


 安打は出た。だが、それだけだった。遠すぎる本塁。1点も取れなかった。因縁の左腕、因縁のナゴヤドーム…。昨年9月16日に阪神球団史上41年ぶりのノーヒットノーランをやられた山本昌へのリベンジはならず、返り討ちにあった。

 「きょうの方が良かったんちゃうか。良くなっていく点差や。5点もあったら、一番うまく投げるピッチャーや」

 岡田監督は淡々と話した。1週間前、甲子園で5回途中KOに追い込んだ時のように打ち崩すことができなかった。序盤の失点を追いかける展開になり、老練なベテランに自在な投球を許してしまった。散発3安打。鳥谷に三塁打が出た6回以外は、二塁すら踏ませてもらえなかった。

 4打数無安打に封じ込まれた金本は「低めに来てたかな。オレの時はそうでもなかったけど。全部、打ち損じ」と自分に腹を立てた。広澤打撃コーチは「同じピッチャーに球場が違うだけでやられるというのは、ハート面しか違わない。本当、気持ちだけなんだ」と力説した。昨季1勝10敗からの逆襲を誓って乗り込んだナゴヤドームで猛虎が最初に味わったのは、またも悔しさだった。

■セ・リーグ順位表
[2007/04/17現在]
   勝 敗 分 差
1中日 9 5 1 ―
2巨人 9 7 0 1.0
3阪神 7 7 1 1.0
3横浜 7 7 0 0.0
5広島 6 9 0 1.5
6ヤクルト 5 8 0 0.0
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