虎番記者席

■ 3連敗3位転落…
04/30 神宮
◆対ヤクルト5回戦
[ヤクルト3勝2敗0分]
神000 020 000=2
ヤ000 031 10X=5
[勝]川島 1勝1敗
[S]石井 1勝5S
[敗]杉山 1勝1敗
▼本塁打
(神)
(ヤ)岩村4号


 岡田阪神が4月を貯金1で終えた。4月最後の試合は悔しい逆転黒星。暗転は2点を先制した直後の5回だ。粘投を続けていた杉山が痛恨の逆転弾を浴び、今季2度目の3連敗を喫した。最大5個あった貯金も目減り。順位も3位に転落した。交流戦も始まる5月戦線の巻き返しに期待だ。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/30現在]
   勝 敗 分 差
1中日 16 9 0 ―
2広島 12 10 1 2.5
3阪神 13 12 1 0.5
4ヤクルト 11 11 0 0.5
5横浜 9 12 2 1.5
6巨人 9 16 0 2.0
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■ 希望の一発…
04/29 神宮
◆対ヤクルト4回戦
[阪神2勝2敗0分]
神010 000 000=1
ヤ000 101 00X=2
[勝]藤井 1勝1敗
[S]石井 1勝4S
[敗]安藤 1勝2敗
▼本塁打
(神)スペンサー3号
(ヤ)ラミレス7号


 虎党の悔しさを、スペンサーがちょっぴり晴らしてくれました。2回、藤井の直球を左翼席へ運ぶ先制ソロ。守備でも右邪飛を好捕するなどハッスルプレーを連発した。結局、打線がつながらず、安藤の好投も実らず、2日連続の1点差負け。でも、キラリと光る存在感は本物。明日こそ勝利につながる一発を、頼むでスペちゃん。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/29現在]
   勝 敗 分 差
1中日 16 8 0 ―
2阪神 13 11 1 3.0
3広島 11 10 1 0.5
4ヤクルト 10 11 0 1.0
5横浜 8 12 2 1.5
6巨人 9 15 0 1.0


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■ 魔さか…
04/28 甲子園
◆対中日6回戦
[中日4勝2敗0分]
中000 010 440=9
神003 311 000=8
[勝]平井 2勝1敗1S
[S]岩瀬 1勝8S
[敗]久保田1勝2敗4S
▼本塁打
(中)ウッズ7号
(神)


 まさかまさかの逆転負けで首位浮上のチャンスを逃した。6回まで大量7点リードも7回に暗転。先発のエース・井川が先頭打者の四球から崩れ4点を失うと、8回には守護神・久保田がウッズに逆転3ランを被弾した。竜虎首位決戦に負け越し再び2ゲーム差に拡大。だが、それ以上にショックの残る敗戦だ。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/28現在]
   勝 敗 分 差
1中日 15 8 0 ―
2阪神 13 10 1 2.0
3広島 11 9 1 0.5
4ヤクルト 9 11 0 2.0
5横浜 8 11 2 0.5
6巨人 8 15 0 2.0
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■ 矢野“竜倒弾”!
04/27 甲子園
◆対中日5回戦
[中日3勝2敗0分]
中011 000 100=3
神000 320 10X=6
[勝]橋本 1勝
[S]久保田1勝1敗4S
[敗]朝倉 1勝1敗
▼本塁打
(中)ウッズ6号
(神)矢野4号


 一丸野球の竜倒劇だ。3−2と1点リードの5回2死一塁から、矢野がバックスクリーン右へ貴重な中押し2ラン。7回にもダメ押しとなる右犠飛を放つ、2安打3打点の大活躍だった。下柳、藤本が次々と戦線を離脱する中での貴重な1勝。守っては6投手を懸命にリードした猛虎の正妻は「内容的に濃いゲームだった」と胸を張った。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/27現在]
   勝 敗 分 差
1中日 14 8 0 ―
2阪神 13 9 1 1.0
3広島 11 9 1 1.0
4ヤクルト 9 11 0 2.0
5横浜 8 11 2 0.5
6巨人 8 15 0 2.0
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■ もう顔も見たないわ!
04/26 甲子園
◆対中日4回戦
[中日3勝1敗0分]
中000 000 222=6
神000 000 100=1
[勝]山本昌2勝
[敗]福原 1勝3敗
▼本塁打
(中)森野3号・渡邊1号
(神)


 阪神打線が天敵・山本昌にやられた。この日も絶妙なスローカーブにタイミングを外され、7回途中まで5安打1得点と沈黙。通算で37個目の白星を献上した。首位攻防第1Rを落とし、中日とのゲーム差は2に拡大。岡田監督も「ずっと同じや…」と表情を曇らせた。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/26現在]
   勝 敗 分 差
1中日 14 7 0 ―
2阪神 12 9 1 2.0
3広島 10 9 1 1.0
4横浜 8 10 2 1.5
5ヤクルト 8 11 0 0.5
6巨人 8 14 0 1.5


[観]編集長1勝1敗
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■ 竜叩きのめす!
 金本が体の治療に訪れた甲子園で明日からの中日との本拠地3連戦を天王山と位置づけた。前回、1勝2敗と負け越した前年度の覇者相手に、アニキも特別な思いで挑む。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/25現在]
   勝 敗 分 差
1中日 13 7 0 ―
2阪神 12 8 1 1.0
3広島 9 9 1 2.0
4横浜 8 9 2 0.5
5ヤクルト 7 11 0 1.5
6巨人 8 13 0 0.5
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■ 能見プロ初勝利!
04/24 横浜
◆対横浜6回戦
[阪神4勝1敗1分]
神101 200 211=8
横000 002 100=3
[勝]能見 1勝
[敗]加藤 1勝1敗
▼本塁打
(神)
(横)金城2号・村田4号


 待ちに待った白星。自由獲得枠で入団した能見が、念願のプロ初勝利を挙げた。5回2/3、2失点で途中降板も、先発として申し分ない投球。「素直にうれしいですけど、これからです」。沈着冷静で、どん欲な期待の即戦力ルーキーが、プロとして本当のスタートを切った。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/24現在]
   勝 敗 分 差
1中日 13 7 0 ―
2阪神 12 8 1 1.0
3広島 9 9 1 2.0
4横浜 8 9 2 0.5
5ヤクルト 7 11 0 1.5
6巨人 8 13 0 0.5
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■ 杉山快投!
04/23 横浜
◆対横浜5回戦
[阪神3勝1敗1分]
神000 201 000=3
横000 000 002=2
[勝]杉山 1勝
[S]久保田1勝1敗3S
[敗]土肥 1勝2敗
▼本塁打
(神)金本5号・シーツ5号
(横)多村5号・村田3号


 こんな「1勝」が、V奪回を目指す阪神にはとてつもなく大きい。杉山が抜てきに見事に応える快投を見せた。今季初先発して6回を無失点。わずか2安打、78球でベイ打線を料理した。開幕は2軍スタートだった右腕が、ローテーションの谷間をしっかりと埋めた。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/23現在]
   勝 敗 分 差
1中日 12 7 0 ―
2阪神 11 8 1 1.0
3広島 9 8 1 1.0
4横浜 8 8 2 0.5
5巨人 8 12 0 2.0
6ヤクルト 6 11 0 0.5
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■ 今岡に続け!
04/22 横浜
◆対横浜4回戦
[阪神2勝1敗1分]
神100 000 000=1
横001 002 00X=3
[勝]三浦 1勝1敗
[敗]安藤 1勝1敗
▼本塁打
(神)
(横)多村4号


 猛虎のリーダーが天敵相手に孤軍奮闘。 今岡は初回に唯一の得点となる中前適時打を放つと、4、6回にも安打を連ね今季2度目の猛打賞を達成した。結局、打線が機能せず天敵・三浦に通算29個目の白星を献上。1日で2位に後退したが、選手会長の意地の3安打は次につながるはず。さあ、虎ナインよ、今岡に続け!今度こそハマの番長を攻略だ!

■セ・リーグ順位表
[2005/04/22現在]
   勝 敗 分 差
1中日 11 7 0 ―
2阪神 10 8 1 1.0
3横浜 8 7 2 0.5
4広島 8 8 1 0.5
5巨人 8 11 0 1.5
6ヤクルト 6 10 0 0.5
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■ 井川やっと初勝利!
04/21 東京ドーム
◆対巨人6回戦
[阪神3勝3敗0分]
神200 041 310=11
巨000 010 100=2
[勝]井川 1勝2敗
[敗]内海 2勝2敗
▼本塁打
(神)
(巨)阿部4号、5号


 猛虎のエースがようやく2005年を“開幕”した。井川が7回途中まで2失点に抑えて待望の今季初勝利を挙げた。体の張りなども考慮され、7日間の準備期間を置いたマウンド。岡田監督の心配を吹き飛ばす力投で答えを出した。節目のプロ通算60勝にも到達。チームも1日にして首位タイに返り咲いた。

 またこの日、赤星が史上65人目となる通算200盗塁を達成した。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/21現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 10 7 1 ―
1中日 10 7 0 0.0
3広島 8 8 1 1.5
4横浜 7 7 2 0.0
5巨人 8 10 0 1.0
6ヤクルト 6 10 0 1.0


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■ 今季初完封負け
04/20 東京ドーム
◆対巨人5回戦
[巨人3勝2敗0分]
神000 000 000=0
巨300 001 05X=9
[勝]上原 3勝
[敗]福原 1勝2敗
▼本塁打
(神)
(巨)清原6号、7号・キャプラー3号・高橋由5号


 これじゃあ勝てん! 岡田監督が巨人戦後、審判へ不信感をブチまけた。八回一死満塁で代打・町田、シーツが連続見逃し三振に倒れ、「ホンマにひどい」。杉永球審に怒り心頭。試合は今季初の完封負け。このウップンは、明日の第3戦で晴らす―。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/20現在]
   勝 敗 分 差
1中日 10 6 0 ―
2阪神 9 7 1 1.0
3横浜 7 6 2 0.5
4巨人 8 9 0 1.0
5広島 7 8 1 0.0
6ヤクルト 5 10 0 2.0
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■ 虎首位逃さぬ!
04/19 東京ドーム
◆対巨人4回戦
[阪神2勝2敗0分]
神010 000 700=8
巨000 000 050=5
[勝]下柳 3勝
[S]久保田1勝1敗2S
[敗]高橋尚2敗
▼本塁打
(神)矢野3号
(巨)


 最後はヒヤッとしたけど、とにかく猛虎打線が大復活!虎党が歓喜したのは1点リードの7回。矢野の3ランで口火を切ると、5連打を含む7安打の猛攻で一気に7点を奪った。久々のビッグイニングで巨人にリベンジを果たし、首位をガッチリキープ。第2エンジンに火を入れた阪神が再び走り出す。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/19現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 9 6 1 ―
1中日 9 6 0 0.0
3横浜 7 6 2 1.0
4広島 7 7 1 0.5
5巨人 7 9 0 1.0
6ヤクルト 5 10 0 1.5
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■ 悩んで当たり前!
 星野SDが打撃不振の鳥谷に「もっともっと悩め」とゲキを送った。この日は大阪・野田の電鉄本社で牧田球団社長らと会談。チームの現状報告などを受けた。

 「鳥谷が悩んでいる?当たり前やろ。悩まずにすんなりいける方がおかしい。みんな最初は悩んで、大きくなっていったんや」

 先の中日3連戦で5連続三振を含む11打数無安打に終わった屈辱を「これを、いい経験にせなアカン」とエール。さらに8勝6敗1分けで首位発進したチーム状況にも触れ「5球団と一通り終えて貯金2はいいんじゃない。もったいない試合もあったけど、いけるよ」。3時間近くに及ぶ会談の中で戦力補強に関する話題は出なかった。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/18現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 8 6 1 ―
1中日 8 6 0 0.0
3広島 7 6 1 0.5
4横浜 6 6 2 0.5
5巨人 7 8 0 0.5
6ヤクルト 5 9 0 1.5
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■ 沈黙猛虎打線…
04/17 ナゴヤドーム
◆対中日3回戦
[中日2勝1敗0分]
神000 010 000=1
中000 000 02X=2
[勝]石井 1勝
[S]岩瀬 4S
[敗]ウィリアムス1勝1敗
▼本塁打
(神)浅井1号
(中)


 中日を上回る9安打を放ちながら奪った得点は1点のみ。8番に降格した鳥谷が3度の好機で凡退するなど、拙攻がたたり逆転負けを喫した。能見のアクシデント降板を受けたリリーフ陣が奮闘しただけにダメージの残る敗戦。岡田監督は「打つ方が頑張らないと」と打線の奮起を促した。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/17現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 8 6 1 ―
1中日 8 6 0 0.0
3広島 7 6 1 0.5
4横浜 6 6 2 0.5
5巨人 7 8 0 0.5
6ヤクルト 5 9 0 1.5
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■ 12で尾張!
04/16 ナゴヤドーム
◆対中日2回戦
[阪神1勝1敗0分]
神000 001 000 1=2
中000 100 000 0=1
[勝]久保田1勝1敗1S
[敗]高橋聡1勝1敗
▼本塁打
(神)
(中)


 昨年から続いていたナゴヤドームでの連敗を「12」で止めた。息詰まる一戦は同点で迎えた延長10回に決着。2死一、三塁からシーツが決勝の右前適時打を放った。3連敗から脱出して1日で単独首位にも復帰。摩訶不思議な黒星街道に終止符を打ち、猛虎が再び走り始める。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/16現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 8 5 1 ―
2広島 7 5 1 0.5
3中日 7 6 0 0.5
4横浜 5 6 2 1.0
5巨人 6 8 0 0.5
6ヤクルト 5 8 0 0.5
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■ 鬼門に沈む…
04/15 ナゴヤドーム
◆対中日1回戦
[中日1勝0敗0分]
神000 000 005=5
中220 002 00X=6
[勝]中田 1勝1敗
[S]平井 1勝1敗1S
[敗]太陽 1勝1敗
▼本塁打
(神)金本4号・矢野2号
(中)谷繁3号


 太陽が先発し4回7安打4失点。今季初の黒星を喫した右腕に、岡田監督はローテ脱落の可能性を示唆した。開幕から『2番・二塁』で出場してきた藤本も攻守で精彩を欠き、スタメン落ちの可能性が出てきた。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/15現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 7 5 1 ―
1中日 7 5 0 0.0
3広島 6 5 1 0.5
4横浜 5 5 2 0.5
5巨人 6 7 0 0.5
6ヤクルト 4 8 0 1.5
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■ 逆にカモられた!
04/14 甲子園
◆対巨人3回戦
[巨人2勝1敗0分]
巨100 421 000=8
神010 000 000=1
[勝]上原 2勝
[敗]福原 1勝1敗
▼本塁打
(巨)清原3号・小久保2号・阿部3号
(神)今岡3号


 アカン!眠れる巨人を起こしてしもた!Gキラーの先発・福原が5回を投げ2本塁打を含む10安打7失点の乱調。今季初の連敗を喫し、開幕4カード連続勝ち越しも夢と消えた。井川、福原で星を落とし、明日からナゴヤ−東京−横浜と続く9泊10日の長期ロードへ出発。V奪回へ、ここが最初の踏ん張りどころだ。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/14現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 7 4 1 ―
2中日 6 5 0 1.0
2広島 6 5 0 0.0
4横浜 5 5 1 0.5
5巨人 5 7 0 1.0
6ヤクルト 4 7 0 0.5
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■ なぜ勝てぬ!?
04/13 甲子園
◆対巨人2回戦
[阪神1勝1敗0分]
巨000 003 001=4
神000 200 000=2
[勝]工藤 1勝1敗
[S]久保 1勝2S
[敗]井川 2敗
▼本塁打
(巨)
(神)今岡2号・桧山1号


 今季初のTG決戦第2幕、阪神が痛恨の逆転負けを喫した。白星なしで迎えた3度目の先発マウンド。「復肩」を期して3度目の先発マウンドに上がった井川が6回、突如として崩れた。5回まで無失点に封じる好投も報われず、7三振を奪う力投も、残された事実は今季2つ目の黒星だった。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/13現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 7 3 1 ―
2中日 6 5 0 1.5
2広島 6 5 0 0.0
4横浜 4 5 1 1.0
5ヤクルト 4 6 0 0.5
6巨人 4 7 0 0.5
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■ 金本V撃!
04/12 甲子園
◆対巨人1回戦
[阪神1勝0敗0分]
巨000 100 000=1
神100 041 20X=8
[勝]下柳 2勝
[敗]高橋尚1敗
▼本塁打
(巨)
(神)


 さすがアニキや! 今季最初のTG戦で、金本のバットが“予告通り”に試合を決めた。1−1の5回無死満塁から雨中を切り裂く音速の右越え2点二塁打。岡田監督に昨年にもなかった貯金「5」をプレゼントした。先制打の今岡も、4安打の赤星も、そして2勝目をあげた下柳も、みんな最高や〜!

■セ・リーグ順位表
[2005/04/12現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 7 2 1 ―
2中日 6 4 0 1.5
3広島 5 5 0 1.0
4ヤクルト 4 5 0 0.5
5横浜 3 5 1 0.5
6巨人 3 7 0 1.0


[観]編集長1勝0敗
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■ 勝負ウィークや!
 岡田阪神が4月戦線の“勝負週間”を迎えた。永遠の宿敵・巨人、昨季覇者の中日。V奪回に立ちふさがるであろう、2大ライバルとの6連戦だ。今季を占う大事な1週間が始まった。

 「勢いに乗っていきたいな。ましてや巨人、阪神やろ。4月のヤマ場?そうよ!ちょっと極端やろ。広島戦では打線が頑張って、横浜戦では投手が頑張った。次は両方が頑張らなアカン」

 岡田監督の気勢が上がるのも無理はない。チーム状態は最高潮。開幕から3カード連続で勝ち越して堂々の首位に立つ。貯金4は早くも昨季最多に並んだ。打倒G、Dが目指してきた開幕ダッシュの総仕上げ。他球団との対戦を、ひと回り終えた時点で、セ界の勢力図も明確になるはずだ。

 チーム休養日となったこの日、甲子園球場では指名練習が行われ、先陣を切る下柳ら5投手が準備に励んだ。「(巨人、中日が集中する日程は)意識するよ。いい投手から使っていく」。指揮官の言葉から推測すれば、井川、福原の左右エースを前回に続いて中5日で先発起用することが有力。翌、翌々週も週前半にこの2球団との対戦が控えることも決断を後押しした。

 「投げるところで頑張りますよ。巨人へのイメージはいい感じ」
 昨季、無傷の6連勝(対戦防御率1.73)を挙げた福原も腕を撫した。今春のオープン戦でも4回2失点の好投。毎回の6奪三振でGキラー健在を印象付けた。

 「最近は4、5月に走ったところが、シーズンを制している。2勝1敗でいけるようにローテを組んだ。両エースにはやってもらわないとね」

 指名練習のため“休日出勤”した中西投手コーチの『2勝1敗ペース』という目標設定が控え目に映ってしまう布陣。明日勝てば、昨季なかった貯金5にも届く。ライバル撃破の先に『独走』の2文字が見えてくる。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/11現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 6 2 1 ―
2中日 5 4 0 1.5
2広島 5 4 0 0.0
4ヤクルト 4 5 0 1.0
5横浜 3 5 1 0.5
6巨人 3 6 0 0.5
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■ 痛快!大魔神撃ち!
04/10 甲子園
◆対横浜3回戦
[阪神2勝0敗1分]
横000 000 001 =1
神000 000 002x=2
[勝]ウィリアムス1勝
[敗]佐々木2敗
▼本塁打
(横)
(神)


 劇的!痛快!アッパレだ。猛虎が“ビューティフルサンデー”を虎党に贈った。1点を追う土壇場、9回2死二、三塁から藤本が起死回生の左越え逆転打を放った。横浜・佐々木を攻略した劇勝。開幕から3カード総てに勝ち越して貯金4は昨季最多に並んだ。今季初のサヨナラ勝利で首位を快走。強い阪神が主役となる甲子園劇場は、お花見よりも盛り上がる♪

■セ・リーグ順位表
[2005/04/10現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 6 2 1 ―
2中日 5 4 0 1.5
2広島 5 4 0 0.0
4ヤクルト 4 5 0 1.0
5横浜 3 5 1 0.5
6巨人 3 6 0 0.5
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■ 逆転メモリアル弾!
04/09 甲子園
◆対横浜2回戦
[阪神1勝0敗1分]
横000 100 000=1
神000 220 00X=4
[勝]安藤 1勝
[S]久保田1敗1S
[敗]斎藤 1敗
▼本塁打
(横)
(神)金本3号


 猛虎の主砲がメモリアル弾を決めた。金本が通算300号本塁打を達成。1点を追う4回1死一塁。待ちに待った節目の一撃が逆転の右越えアーチになった。東北福祉大の同級生となる横浜・斎藤隆から奪った記念の一発。目前で敬遠策をとられた前夜の屈辱を豪快に晴らし、2005年の甲子園初勝利を呼び込んだ。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/09現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 5 2 1 ―
2中日 4 4 0 1.5
2ヤクルト 4 4 0 0.0
2広島 4 4 0 0.0
5横浜 3 4 1 0.5
6巨人 3 5 0 0.5
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■ ドローでも単独首位!
04/08 甲子園
◆対横浜1回戦
[阪神0勝0敗1分]
横100 000 001 000=2
神010 100 000 000=2
(規定により引き分け)
▼本塁打
(横)
(神)


 今季初の引き分けで阪神が昨年5月27日以来316日ぶりの単独首位に浮上した。本拠地・甲子園開幕戦は、なんといっても福原の好投に尽きた。あと2アウトのところでまさかの同点も、9回2失点のナイスピッチング!勝利投手こそなれなかったが、満員4万7223人の大観衆が福原をエースに指名した。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/08現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 4 2 1 ―
2中日 4 3 0 0.5
2広島 4 3 0 0.0
4横浜 3 3 1 0.5
5ヤクルト 3 4 0 0.5
6巨人 2 5 0 1.0
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■ まさかの連勝ストップ
04/07 広島
◆対広島3回戦
[阪神2勝1敗0分]
神110 003 202 =9
広011 103 103x=10
[勝]梅津 1勝
[敗]久保田1敗
▼本塁打
(神)スペンサー2号・矢野1号・シーツ3号、4号
(広)尾形1号・前田1号・嶋1号


 エースが…守護神が…。まさかの逆転サヨナラ負けで猛虎の連勝が4でストップした。中5日で先発の井川が6回6失点でKOされると、2点を勝ち越した9回には新ストッパーの久保田が炎上。嶋に同点2ランを被弾し、最後は代打・浅井にサヨナラ打を浴びた。ダメージの残る敗戦にも岡田監督は「切り替えるしかない」とキッパリ。明日の甲子園開幕戦(対横浜)からの出直しを誓った。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/07現在]
   勝 敗 分 差
1中日 4 2 0 ―
1阪神 4 2 0 0.0
1広島 4 2 0 0.0
4横浜 3 3 0 1.0
5ヤクルト 2 4 0 1.0
6巨人 1 5 0 1.0
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■ 虎進撃4連勝!
04/06 広島
◆対広島2回戦
[阪神2勝0敗0分]
神101 031 030=9
広020 002 000=4
[勝]太陽 1勝
[敗]佐々岡1敗
▼本塁打
(神)今岡1号
(広)新井3号


 今岡が同点の5回、左翼へ今季1号3ランを放った。728日ぶりの復活勝利を目指す、先発・太陽へ送る最高の援護弾でチームの4連勝を呼び込んだ。活発な打線はこの日も9得点を挙げ、開幕2戦目から4試合連続で9点をたたき出した。恐怖の9点打線は一体、どこまで走り続けるのか!?

■セ・リーグ順位表
[2005/04/06現在]
   勝 敗 分 差
1中日 4 1 0 ―
1阪神 4 1 0 0.0
3広島 3 2 0 1.0
4横浜 2 3 0 1.0
5ヤクルト 1 4 0 1.0
5巨人 1 4 0 0.0
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■ 恩返し弾!
04/05 広島
◆対広島1回戦
[阪神1勝0敗0分]
神150 010 020=9
広000 101 000=2
[勝]下柳 1勝
[敗]長谷川1敗
▼本塁打
(神)シーツ2号
(広)


 猛虎打線が11安打9得点の大爆発。広島との“遺恨対決”に先勝し、3連勝で首位タイに浮上した。火付け役は広島から移籍したシーツ。初回に2試合連続の2号先制ソロを叩き込むと8回にもダメ押しの2点打と古巣を相手にハッスル。3月27日のオープン戦で死球を受けた借りをきっちりとバットで返した。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/05現在]
   勝 敗 分 差
1中日 3 1 0 ―
1阪神 3 1 0 0.0
1広島 3 1 0 0.0
4横浜 2 2 0 1.0
5ヤクルト 1 3 0 1.0
6巨人 0 4 0 1.0
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■ 遺恨の鯉叩く!
 ヤクルトとの地元開幕シリーズを2勝1敗と勝ち越して意気上がる岡田阪神。この日、敵地・広島に乗り込んだ岡田監督は「昨年の開幕3連勝よりも手応えがある」と大きな自信を見せた。明日からは今春オープン戦で計4死球を受けた広島との“遺恨戦”。指揮官は予想される内角攻めにひるまない姿勢を強調した。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/04現在]
   勝 敗 分 差
1広島 3 0 0 ―
2中日 2 1 0 1.0
2阪神 2 1 0 0.0
4ヤクルト 1 2 0 1.0
4横浜 1 2 0 0.0
6巨人 0 3 0 1.0
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■ アベック弾で大逆転!
04/03 大阪ドーム
◆対ヤクルト3回戦
[阪神2勝1敗0分]
ヤ004 100 000=5
神100 602 00X=9
[勝]藤川 1勝
[敗]高井 1敗
▼本塁打
(ヤ)高井1号・宮本1号
(神)スペンサー1号・シーツ1号・金本2号


 S・S砲の初アベック弾が大阪ドームを揺らした。4点を追う4回。スペンサーが左中間席への来日初本塁打で口火を切り、シーツが同じく左中間席への3点本塁打で痛快逆転劇を締めくくった。開幕シリーズの勝ち越しを呼び込む両雄のそろい踏み。猛虎史上、最強助っ人コンビの誕生を強く予感させた。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/03現在]
   勝 敗 分 差
1広島 3 0 0 ―
2中日 2 1 0 1.0
2阪神 2 1 0 0.0
4ヤクルト 1 2 0 1.0
4横浜 1 2 0 0.0
6巨人 0 3 0 1.0
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■ 猛虎9点爆勝!
04/02 大阪ドーム
◆対ヤクルト2回戦
[阪神1勝1敗0分]
ヤ000 000 010=1
神304 200 00X=9
[勝]福原 1勝
[敗]坂元 1敗
▼本塁打
(ヤ)ユウイチ1号
(神)


 これや、これや、これやがな! 大阪ドームに歓喜の「六甲おろし」が流れた。開幕戦に敗れた阪神は一夜明け、完全復活した。初回に新外国人・スペンサー、新5番・今岡の活躍で先制すると7本の適時打を集め、ヤクルトを圧倒。うれしい今季初勝利を挙げた。投げては右のエース福原が7回零封の好投。まさに快勝。さあ、05年岡田阪神の快進撃が始まる。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/02現在]
   勝 敗 分 差
1中日 2 0 0 ―
1広島 2 0 0 0.0
3ヤクルト 1 1 0 1.0
3阪神 1 1 0 0.0
5巨人 0 2 0 1.0
5横浜 0 2 0 0.0
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■ 井川沈んだ…
04/01 大阪ドーム
◆対ヤクルト1回戦
[ヤクルト1勝0敗0分]
ヤ100 002 030=6
神000 100 000=1
[勝]石川 1勝
[敗]井川 1敗
▼本塁打
(ヤ)ラミレス1号
(神)金本1号


 エースが倒れれば指揮官が描いた“快幕”の目論みが潰えるのも仕方ない。4年連続開幕マウンドは阪神では80〜83年の小林以来、2人目。生え抜きでは史上初の栄誉を得た井川が沈んだ。

 初回に味方守備の乱れから先手を奪われ、6回には岩村に勝ち越し打。8回にはラミレスに浮いたチェンジアップを左翼席へ運ばれた。8回6失点(自責は5)。投球数は124球に達した。

 「もうひと踏ん張りやったな…」

 岡田監督の選択肢に途中降板はなく、久保投手コーチも打席の回る8回までの続投を当然とした。首脳陣が示した不動の姿勢は大黒柱への期待と信頼を再証明する。

 地元開幕ながら前夜の井川は西宮市内のホテルに宿泊。専属トレーナーから身体のケアを受けた。過去3度の開幕投手は総て敵地。同じリズムを維持するため、あえて自宅ではなくホテルを選択した。細心を尽くす最終仕上げに強い自覚がうかがえた。

 「負けてしまって残念ですけど、まだまだ始まったばかり。上を目指して頑張ります」

 1年間、先発ローテーションを守り抜くことを大目標とする井川にとって黒星発進は1敗以上の意味は持たず、次回へ尾を引くこともない。「次に勝てばいいんです」。落ち込む必要もない。お預けになった通算60勝はすぐにやってくるのだから。

■セ・リーグ順位表
[2005/04/01現在]
   勝 敗 分 差
1中日 1 0 0 ―
1ヤクルト 1 0 0 0.0
1広島 1 0 0 0.0
4巨人 0 1 0 1.0
4阪神 0 1 0 0.0
4横浜 0 1 0 0.0
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