虎番記者席

■ 今季初JFKは暗転…
05/31 甲子園
◆対楽天2回戦
[阪神1勝1敗0分]
楽000 011 004=6
神000 030 000=3
[勝]青山 1勝3敗
[S]福盛 9S
[敗]久保田3勝4敗11S
▼本塁打
(楽)
(神)


 ジェフが戻ってきた! ウィリアムスが7回に登板し、1イニングを2奪三振で3人斬り。完ぺきな形で“復活ショー”を果たした。昨年49試合で6敗しか喫していなかった「JFK」。今季初戦はまさかの敗戦になったが、2006年もセ界をぶった斬る。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/31現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 28 19 1 ―
2巨人 28 20 2 0.5
3中日 26 20 1 1.0
4ヤクルト 25 23 0 2.0
5広島 20 27 2 4.5
6横浜 15 33 2 5.5
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■ 首位ガッチリ!
05/30 甲子園
◆対楽天1回戦
[阪神1勝0敗0分]
楽100 100 000=2
神100 000 04X=5
[勝]井川 4勝3敗
[S]久保田3勝3敗11S
[敗]山村 2勝5敗
▼本塁打
(楽)
(神)スペンサー3号・金本5号


 やっぱりアニキや。思わぬ苦戦となった楽天戦。8回に同点とした後、1死一、二塁から金本が初球を右翼席へ叩き込み試合を決めた。3番・シーツが敬遠気味に歩かされた直後のV3ランは、右手薬指の負傷を抱えながら9試合ぶりのアーチ。本拠地のお立ち台では誓った。6月には必ず打つと―。殊勲の一発を“全開宣言”に代えた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/30現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 28 18 1 ―
2中日 26 19 1 1.5
3巨人 27 20 2 0.0
4ヤクルト 24 23 0 3.0
5広島 20 26 2 3.5
6横浜 15 32 2 5.5
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■ JFKで首位固め!
 ついに「J」が戻ってくる。明日、ウィリアムスが1軍登録。虎党が待ち望んだ「JFK」がいよいよ再結成されることになった。「甲子園は最高の舞台。ぜひみなさん(記者)にも体験してもらいたいね」と28日の練習後に語っていた左腕。本拠地での復帰は願ったりかなったりだ。

 昇格プランは予定通りに進んだ。雨の影響で登板日はズレたものの24、25日のウエスタン・広島戦ではパーフェクトな投球で“連投テスト”を終えた。両日ともに1回を投げ3人斬り。MAXは145キロを計測し、仕上がりが順調であることを証明した。登板後も「連投の疲れはないよ。エネルギーもあるし、体調は万全だよ」と1軍の舞台へはやる気持ちを吐露していた。

 外国人枠争いはオクスプリングが登録を抹消。一時はスペンサーの降格が有力視されたが、ここに来て存在感を放っている。全体的に低調な打線の中で1人気を吐く活躍。ここ5試合のチーム本塁打2本はすべて助っ人砲によるもの。今後もDHでの戦いには必要との判断だ。また、オクスプリングにとってはいい“休養”となる。開幕からローテを守り続け無キズの3勝。10日間の抹消期間でリフレッシュをすれば再び外国人枠争いが勃発する可能性がある。

 ウィリアムス抜きでもチームはここにきて首位に浮上。「JFK」再結成で、さらに猛虎に勢いがつくのは間違いない。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/29現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 27 18 1 ―
2巨人 27 19 2 0.5
3中日 25 19 1 1.0
4ヤクルト 24 22 0 2.0
5広島 20 25 2 3.5
6横浜 15 31 2 5.5
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■ 6連続奪三振!
05/28 インボイス西武
◆対西武3回戦
[阪神1勝2敗0分]
神000 400 000 0 =4
西011 020 000 1x=5
[勝]小野寺1勝12S
[敗]久保田3勝3敗10S
▼本塁打
(神)スペンサー2号
(西)


 球児がまだまだ進化している。8回からの2イニングを投げて無失点。最初の打者・中島に左前打されたが、続くカブレラから6連続三振を奪ってみせた。圧巻は17球連続ストレート。前に打球を1本も飛ばさせなかった。チームはサヨナラ負けを喫したものの、試練の9連戦を6勝3敗で乗りきった。ナイターで巨人が敗れ、首位の座も守った。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/28現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 27 18 1 ―
2巨人 27 19 2 0.5
3中日 25 19 1 1.0
4ヤクルト 24 22 0 2.0
5広島 19 25 2 4.0
6横浜 15 31 2 5.0
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■ 今季初!単独首位!
05/27 インボイス西武
◆対西武2回戦
[阪神1勝1敗0分]
神000 000 020=2
西000 000 000=0
[勝]江草 5勝2敗
[S]久保田3勝2敗10S
[敗]西口 3勝6敗
▼本塁打
(神)
(西)


 遂に奪首や! 難敵の西口を8回に攻略。2死一塁から桧山が均衡を破る左中間二塁打を放てば、金本も中前適時打で追加点を叩き出した。前夜、松坂に完封負けを喫したショックを消し去る快勝。ナイターで巨人がロッテに敗れ、今季初の単独首位に立った。さあ、これから首位固めといくで!

■セ・リーグ順位表
[2006/05/27現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 27 17 1 ―
2巨人 27 18 2 0.5
3中日 24 19 1 2.0
4ヤクルト 24 21 0 1.0
5広島 19 25 2 4.5
6横浜 14 31 2 5.5
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■ 松坂に完敗…
05/26 インボイス西武
◆対西武1回戦
[阪神0勝1敗0分]
神000 000 000=0
西001 110 00X=3
[勝]松坂 7勝1敗
[敗]福原 1敗
▼本塁打
(神)
(西)中村4号


 脱帽するしかない。猛虎が松坂にねじ伏せられ、今季3度目の完封負けで約1カ月ぶりの連敗となった。唯一の得点圏だった5回無死二、三塁で3者連続三振。打席に立った10選手が全員の14三振を喫した。それでも、巨人も負けて0.5差追走は変わらず。「切り替える。それだけや」と岡田監督は話した。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/26現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 27 17 2 ―
2阪神 26 17 1 0.5
3中日 23 19 1 2.5
4ヤクルト 23 21 0 1.0
5広島 19 24 2 3.5
6横浜 14 30 2 5.5
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■ ただでは転ばん!
05/25 千葉
◆対ロッテ5回戦
[阪神4勝1敗0分]
神000 010 001=2
ロ000 300 00X=3
[勝]久保 4勝3敗
[S]小林雅4勝17S
[敗]下柳 3勝4敗
▼本塁打
(神)
(ロ)里崎3号


 岡田阪神はただでは転ばない。5連勝で止まっても収穫大の1敗だ。先発した下柳が8回を3失点に抑える132球の熱投。自身の今季初完投はチームにとっても4月16日の江草以来の完投で、9連戦の真っ最中で救援陣温存に役立った。巨人も敗れたため0.5差は変わらず。猛虎が明日の首位獲りへ“英気”を養った。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/25現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 27 16 2 ―
2阪神 26 16 1 0.5
3中日 23 18 1 2.5
4ヤクルト 22 21 0 2.0
5広島 19 23 2 2.5
6横浜 14 29 2 5.5
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■ 炎の満塁3K斬り!
05/24 千葉
◆対ロッテ4回戦
[阪神4勝0敗0分]
神040 00=4
ロ002 00=2
(5回降雨コールド)
[勝]能見 1勝3敗
[S]ダーウィン1S
[敗]成瀬 1勝1敗
▼本塁打
(神)スペンサー1号
(ロ)


 明日こそ奪首や! 雨の“アシスト”を受け、5回コールドでロッテ戦4連勝。昨年日本シリーズ4連敗のお返しに成功した。試合前から雨の千葉。さらなる天候悪化を予測した早めの継投策がハマり、3回無死満塁で救援した能見が3者連続三振のスーパーリリーフを見せた。巨人も勝って首位奪取はお預けとなったが、5連勝の勢いは止まらない。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/24現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 27 15 2 ―
2阪神 26 15 1 0.5
3中日 22 18 1 3.5
4ヤクルト 21 21 0 2.0
5広島 19 22 2 1.5
6横浜 14 28 2 5.5
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■ 桧山V弾!
05/23 千葉
◆対ロッテ3回戦
[阪神3勝0敗0分]
神000 000 100 01=2
ロ001 000 000 00=1
[勝]藤川 3勝
[S]久保田3勝2敗9S
[敗]薮田 2勝2敗1S
▼本塁打
(神)今岡7号・桧山2号
(ロ)


 いざ奪首! 昨年日本シリーズで辛酸をなめた千葉で、9連勝中の仇敵・ロッテを止めた。0−1の7回に今岡の2試合連続の7号ソロで追いつき、延長11回に2番スタメンの桧山が値千金のV弾。今季3度目の4連勝を飾り、敗れた巨人とのゲーム差を0.5とした。明日も勝って巨人が負ければ今季初の首位浮上。もう、こうなりゃイケイケや!

■セ・リーグ順位表
[2006/05/23現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 26 15 2 ―
2阪神 25 15 1 0.5
3中日 22 17 1 2.5
4ヤクルト 21 21 0 2.5
5広島 19 21 2 1.0
6横浜 14 27 2 5.5
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■ 屈辱晴らす復活弾!
05/22 甲子園
◆対オリックス3回戦
[阪神3勝0敗0分]
オ100 001 000=2
神101 132 00X=8
[勝]オクスプリ3勝
[敗]前川 1勝4敗
▼本塁打
(オ)
(神)鳥谷3号・今岡6号


 甲子園に今岡コールが鳴り響いた。5回、左翼ポール付近に6号3ラン。目の前で金本が“敬遠”される屈辱を倍返ししてみせた。急性胃腸炎で体調が万全ではない中での気合のひと振り。チームも6試合ぶりの2けた安打でオリックスに3連勝。今季最多の貯金9を携えて、宿敵ロッテの待つ千葉に乗り込む。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/22現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 26 14 2 ―
2阪神 24 15 1 1.5
3中日 22 16 1 1.5
4ヤクルト 20 21 0 3.5
5広島 18 21 2 1.0
6横浜 13 27 2 5.5
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■ 浜ちゃん初代打弾!
05/21 甲子園
◆対オリックス2回戦
[阪神2勝0敗0分]
オ000 020 100=3
神300 002 00X=5
[勝]江草 4勝2敗
[S]久保田3勝2敗8S
[敗]平野佳4勝3敗
▼本塁打
(オ)塩崎2号
(神)濱中11号


 浜ちゃんの19試合ぶりの一発がオリックスを沈めた。6回、リードを3点に広げる11号2ランを左翼席にぶち込んだ。これがプロ入り以来、初の代打ホームラン。昨年から関西ダービー6連勝の猛虎は、今季最多の貯金8として単独2位となった。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/21現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 26 14 2 ―
2阪神 23 15 1 2.0
3中日 22 16 1 1.0
4ヤクルト 20 21 0 3.5
5広島 18 21 2 1.0
6横浜 13 27 2 5.5
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■ 待ってました!
05/20 甲子園
◆対オリックス1回戦
[阪神1勝0敗0分]
オ000 000 200 0 =2
神000 001 001 3x=5
[勝]藤川 2勝
[敗]萩原 2勝3敗
▼本塁打
(オ)中村7号
(神)金本4号・シーツ9号


 決死のフルスイングが猛虎を救った。オリックスとの関西決戦の初戦。敗戦目前の9回、金本が右翼席へ起死回生の4号同点本塁打を打ち込んだ。実に32試合、143打席ぶりの一撃。抱えている右手薬指故障の悪化を覚悟の上で白球にすべての力をぶつけた。延長10回、シーツのサヨナラ弾につなげた千金弾。鉄人はやはり鉄人だった。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/20現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 25 14 2 ―
2阪神 22 15 1 2.0
2中日 22 15 1 0.0
4ヤクルト 20 20 0 3.5
5広島 17 21 2 2.0
6横浜 12 27 2 5.5
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■ リフレッシュしろ!
 オリックスとの関西決戦が雨で流れたこの日、岡田監督は18日の日本ハム戦で打撃不振から先発落ちした今岡に心と頭のリフレッシュを説いた。まずは好機での代打起用で復調を後押しする方針。注目の先発復帰はいつになるのか。猛虎の将は一日も早い今岡の“前線復帰”を期待していた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/19現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 25 13 2 ―
2中日 22 14 1 2.0
3阪神 21 15 1 1.0
4ヤクルト 19 20 0 3.5
5広島 16 21 2 2.0
6横浜 11 27 2 5.5
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■ 今岡外しも虎沈黙…
05/18 甲子園
◆対日ハム2回戦
[阪神1勝1敗0分]
日000 220 000=4
神001 000 000=1
[勝]ダルビッ2勝4敗
[S]マイケル 1勝11S
[敗]下柳 3勝3敗
▼本塁打
(日)
(神)


 猛虎に激震! 今岡の名前がスコアボードから消えた。先発を外れたは左肩故障の影響を受けた2003年秋以来。岡田監督は打撃不振を理由に決断を下した。今後も復調が見られるまでは相手投手に応じた起用を示唆。昨季、球団記録の147打点を打ち立てた天才打者が不動の座を失った。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/18現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 25 13 2 ―
2中日 22 13 1 1.5
3阪神 21 15 1 1.5
4ヤクルト 19 19 0 3.0
5広島 16 20 2 2.0
6横浜 11 26 2 5.5
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■ 虎投は大丈夫!
 16連戦も虎の投手陣には問題なし! 今日の試合が降雨中止となり、6月の試合日程が過密になる可能性が出てきた。10日のロッテ戦とこの日で中止は2度目。6月19日からの交流戦予備日4日間ですべてを消化する必要があるため、今後、あと2試合中止が増えると同10日の西武戦から25日のヤクルト戦まで最大16連戦となる。

 岡田監督の表情も暗い。「金曜も、土曜も天気が悪いみたいやな。あの間に終わらせなきゃダブルヘッダーもせなアカンようになる」。とはいえ、層の厚い虎投の前では、それもハンディにはならない。下柳、井川、江草、福原、オクスプリングに加え、明日1軍合流する杉山、さらに急性へんとう炎で登録抹消中の安藤も最短10日で復帰できる見込み。過密日程となれば、7人ローテも現実味を帯びる。

 久保投手コーチは「激戦になるねえ。安藤も今日の中止で気持ち的に楽になったと思うけど、帰ってきたら場所がないかもしれない。オクスプリングもここ2試合、ゲームをつくっているから」。余りある戦力という嬉しい悩み。これなら16連戦もどんと来いだ。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/17現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 25 12 2 ―
2中日 21 13 1 2.5
3阪神 21 14 1 0.5
4ヤクルト 18 19 0 4.0
5広島 15 20 2 2.0
6横浜 11 25 2 4.5
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■ あんたはエライ!
05/16 倉敷
◆対日ハム1回戦
[阪神1勝0敗0分]
日000 200 000 000 =2
神000 020 000 001x=3
[勝]久保田3勝2敗7S
[敗]岡島 2敗1S
▼本塁打
(日)小笠原5号
(神)


 猛虎の最強助っ人がドロー寸前のチームを救った。延長12回2死満塁から三塁線を破るサヨナラ打。5回の同点適時打を含め全打点をたたき出したシーツにとって、阪神2年目で初めてサヨナラ劇の主役となった。負け越したソフトバンク戦のイヤな空気も一掃。さあ!明日から甲子園で貯金シリーズにするでぇ。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/16現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 24 12 2 ―
2中日 20 13 1 2.5
3阪神 21 14 1 0.0
4ヤクルト 17 19 0 4.5
5広島 15 20 2 1.5
6横浜 11 24 2 4.0
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■ まだ怒り収まらん!
 1日の時間がたっても場所が岡山へ移っても岡田監督の怒りは静まらない。金本が先のソフトバンク3連戦で受けた執ような内角攻め。その1球1球を思い起こしながら再び口調を荒らげた。

 「カネ(金本)じゃなかったらみんな(体)に当たっとる。去年(ソフトバンク・三瀬)は頭に当てとるんやで。(本人が抗議して)退場になって(連続フルイニング出場の)記録が止まったらアホらしい。こっちが代わりに言うたらんと」

 激情に拍車をかけるのが新聞などで伝わる敵陣の反応だ。「(杉内は)“ボクはコントロールがいい”って。そこを狙っとると言うてるようなもんや。当てんかったら頭部付近へいってもいいというもんちゃう。審判も警告すればいい」。遺恨勃発もいとわない強硬発言の数々…。選手を守ることを務めとして指揮官は声を大にしていた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/15現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 23 12 2 ―
2中日 19 13 1 2.5
3阪神 20 14 1 0.0
4ヤクルト 16 19 0 4.5
5広島 14 20 2 1.5
6横浜 11 23 2 3.0
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■ ブチ切れ!
05/14 ヤフードーム
◆対ソフトバンク3回戦
[阪神1勝2敗0分]
神000 011 100=3
ソ000 510 01X=7
[勝]杉内 6勝1敗
[敗]江草 3勝2敗
▼本塁打
(神)浅井2号
(ソ)松田3号・ズレータ10号


 順調だった阪神の貯金ロードが王ソフトバンクに止められた。中盤以降の追い上げも及ばず、5カード連続勝ち越しでストップ。試合後の岡田監督は、金本への連日の厳しい内角攻めに「ヒドい。意味分からん」と怒りをあらわにした。決定的となった鷹との遺恨。6月2日からの甲子園3連戦でのリベンジを誓って、猛虎が福岡を後にした。

 岡田監督(内角攻めに)「金本への攻め?ヒドい。ヒドいですなあ。(球審の)真鍋がキャッチャーに怒ってたらしいで。「いい加減にしとけ」って。珍しいやろ。審判がなあ。カネ(金本)は連続試合出場があるから文句言わんとガマンしてる部分があるけどな。内角攻めが必要言うても、見とる者が一番分かるやろ。そこまでいくか、という感じやね。すごいね。意味が分からんわ。また、甲子園があるからな」

■セ・リーグ順位表
[2006/05/14現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 23 12 2 ―
2中日 19 13 1 2.5
3阪神 20 14 1 0.0
4ヤクルト 16 19 0 4.5
5広島 14 20 2 1.5
6横浜 11 23 2 3.0
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■ 気迫の鷹狩り!
05/13 ヤフードーム
◆対ソフトバンク2回戦
[阪神1勝1敗0分]
神000 200 030=5
ソ000 001 002=3
[勝]安藤 3勝2敗
[敗]寺原 2勝3敗
▼本塁打
(神)
(ソ)大村3号


 鉄人ボディー全開だ。金本が右手薬指負傷後、初となる3安打をマーク。守備でタッチアップを阻止する二塁送球を披露すれば、走塁でも4回、今岡の中犠飛で三塁から本塁へ猛スライディングを見せた。ソフトバンク戦は昨年の交流戦から8試合で30打数15安打の打率5割。アニキ〜、得意の鷹狩りを今日も頼みます。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/13現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 23 11 2 ―
2阪神 20 13 1 2.5
3中日 18 13 1 1.0
4ヤクルト 15 19 0 4.5
5広島 14 19 2 0.5
6横浜 10 23 2 4.0
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■ 井川また背信…
05/12 ヤフードーム
◆対ソフトバンク1回戦
[阪神0勝1敗0分]
神100 000 000=1
ソ000 332 00X=8
[勝]斉藤 4勝2敗
[敗]井川 3勝3敗
▼本塁打
(神)
(ソ)松中8号


 一体どないしたんや? そんなブーイングが、またもマウンドの井川に投げつけられた。序盤に完封を予感させる投球を見せつけながら、中盤、一気に崩れて6回8失点の背信投球。岡田監督も「あそこ(4回先頭の川崎)を抑えたら楽になるのに。それぐらい分かってると思うけどな」と、不甲斐ないエースにおかんむりだった。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/12現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 23 10 2 ―
2阪神 19 13 1 3.5
3中日 17 13 1 1.0
4広島 14 18 2 4.0
5ヤクルト 14 19 0 0.5
6横浜 10 22 2 3.5
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■ ロッテ連破や!
05/11 甲子園
◆対ロッテ2回戦
[阪神2勝0敗0分]
ロ000 001 002=3
神013 001 00X=5
[勝]下柳 3勝2敗
[敗]久保 2勝3敗
▼本塁打
(ロ)
(神)


 宿敵ロッテに連勝だ。今や不動の7番となった鳥谷が2回に先制打を放てば、6回には右前へダメ押しとなる適時打を放った。「勝てて良かったけど、まだ千葉で試合もある。全部勝ちたい」。昨年、日本シリーズでの悔しさをパワーに変えた若虎の活躍で、貯金は今季最多の「7」。交流戦で見事な好スタートを切った猛虎は、明日からのソフトバンク戦でも3連勝を狙う。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/11現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 23 9 2 ―
2阪神 19 12 1 3.5
3中日 17 12 1 1.0
4広島 14 17 2 4.0
5ヤクルト 14 18 0 0.5
6横浜 10 21 2 3.5
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■ 仰天プラン!
 巨人追撃へ秘策! 岡田監督が今季初めてDHを使ってオーダーを組む12日のソフトバンク戦で桧山を2番に置くプランを温めていることが分かった。交流戦のパ主催試合では野手9人のメリットをフル活用。左投手先発ならスペンサーが1番に入る可能性も浮上した。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/10現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 22 9 2 ―
2中日 17 11 1 3.5
3阪神 18 12 1 0.0
4広島 13 17 2 5.0
5ヤクルト 13 18 0 0.5
6横浜 10 20 2 2.5
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■ ロッテ撃ち!
05/09 甲子園
◆対ロッテ1回戦
[阪神1勝0敗0分]
ロ000 001 100=2
神101 110 03X=7
[勝]オクスプリ2勝
[敗]バーン2勝3敗
▼本塁打
(ロ)
(神)シーツ8号・今岡5号


 やっぱり、頼りになりますわ。今岡が交流戦開幕戦となったロッテ戦で5号ソロを含む3安打2打点の大暴れ。チームは今季最多の貯金6で、2位に浮上した。打率2割台前半と低迷しながら、ここ一番での勝負強さはさすが。復活した背番号7のバットが、昨年の日本シリーズの屈辱を晴らします!

■セ・リーグ順位表
[2006/05/09現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 22 9 2 ―
2阪神 18 12 1 3.5
3中日 16 11 1 0.5
4広島 12 17 2 5.0
5ヤクルト 12 18 0 0.5
6横浜 9 20 2 2.5
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■ DHある
 岡田阪神に明日、開幕する交流戦での秘策が浮上した。岡田監督は負傷した右手薬指の痛みが癒えない金本について「DHも考えている」と発言。既に本人にも打診済みで、DHが使えるパ・リーグ主催試合では世界一の皆勤マンを守備につかせず、“休養”を与える可能性が出てきた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/08現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 21 9 2 ―
2中日 16 10 1 3.0
3阪神 17 12 1 0.5
4広島 12 16 2 4.5
5ヤクルト 11 18 0 1.5
6横浜 8 20 2 2.5
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■ クルーン打ち!
05/07 横浜
◆対横浜9回戦
[阪神8勝1敗0分]
神000 100 101=3
横000 110 000=2
[勝]藤川 1勝
[S]久保田2勝2敗7S
[敗]クルーン 2敗4S
▼本塁打
(神)浅井1号・桧山1号
(横)


 交流戦開幕へこれ以上ない景気づけだ。雨中の戦いとなった横浜戦は2−2で迎えた9回、選手会長・赤星が日本球界最速男・クルーンから右中間に決勝二塁打を放って接戦にケリ。貯金を再び「5」として節目の30試合を終えた。9日からは昨年の日本シリーズで屈辱を味わわされたロッテ戦。宿敵を迎え撃つ本拠・甲子園から連覇に向けた進撃は加速する。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/07現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 21 9 2 ―
2中日 16 10 1 3.0
3阪神 17 12 1 0.5
4広島 12 16 2 4.5
5ヤクルト 11 18 0 1.5
6横浜 8 20 2 2.5
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■ BY戦7連勝で止まる…
05/06 横浜
◆対横浜8回戦
[阪神7勝1敗0分]
神100 000 000=1
横200 010 01X=4
[勝]土肥 2勝3敗
[S]クルーン 1敗4S
[敗]安藤 2勝2敗
▼本塁打
(神)
(横)


 11残塁と決め手を欠いて、チーム記録だった横浜戦の開幕連勝が7で止まった。「1本出てたら全然違う展開になってたな」と岡田監督。6回1死満塁で代打・桧山と赤星が凡退するなど、22安打13点をマークした前日5日のようなつながりを再現できなかった。

 “打ち疲れ”の克服が課題になってきた。2ケタ得点を挙げた5試合の翌日は、これで1勝3敗1分けだ。指揮官は言う。「ああいうゲーム展開の後やしな。初回に1点取れて、いけると思ったけどな…」。前日は最大10点リードを最後には2点差まで迫られただけに、勝って再び好調の波に乗りたいところだった。

 8回は先頭・佐伯を抑えるためだけに能見を投入した。今季初で、就任以来でも珍しいワンポイント起用で勝利への執念を見せたが、横浜の継投に追撃を封じられた。明日は交流戦前の最終戦。岡田監督は「あと1試合やから」と、必勝の意欲を示した。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/06現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 20 9 2 ―
2中日 16 9 1 2.0
3阪神 16 12 1 1.5
4広島 11 16 2 4.5
5ヤクルト 11 17 0 0.5
6横浜 8 19 2 2.5
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■ 矢野3連発!
05/05 横浜
◆対横浜7回戦
[阪神7勝0敗0分]
神044 302 000=13
横010 140 050=11
[勝]井川 3勝2敗
[S]久保田2勝2敗6S
[敗]ベバリン1敗
▼本塁打
(神)矢野4号、5号、6号
(横)吉村6号・村田10号


 最後にたっぷり冷や汗をかかされたけれど、猛虎打線の乱れ打ちが色あせることなど全くない。今季最多の22安打で大量13得点。前夜のヒーロー・矢野が自身初、阪神では85年6月15日大洋戦(甲子園)の木戸以来となる3打席連発を含む4安打7打点の大暴れだ。横浜戦は史上初となる開幕7連勝。首位・巨人とは2.5差と完全に視界に入ってきた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/05現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 19 9 2 ―
2中日 15 9 1 2.0
3阪神 16 11 1 0.5
4広島 11 15 2 4.5
5ヤクルト 11 16 0 0.5
6横浜 7 19 2 3.5
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■ 矢野ミラクル打!
05/04 甲子園
◆対巨人6回戦
[阪神3勝3敗0分]
巨000 020 000 0 =2
神200 000 000 1x=3
[勝]久保田2勝2敗5S
[敗]福田 3勝1敗
▼本塁打
(巨)
(神)


 伝統の一戦で劇的な幕切れだ。矢野が延長10回、2死二塁から三塁ベース直撃でバウンドが変わるサヨナラ打を放った。右手薬指ネンザで本来の力を出せない4番・金本の分をみんなでカバーしてのドラマチックフィナーレ。これで巨人は今季10カード目で初めて負け越し。猛虎が首位を快走する宿敵に“待った”をかけた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/04現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 19 8 2 ―
2中日 15 8 1 2.0
3阪神 15 11 1 1.5
4広島 10 15 2 4.5
5ヤクルト 10 16 0 0.5
6横浜 7 18 2 2.5
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■ ちょい疲れ!?
05/03 甲子園
◆対巨人5回戦
[阪神2勝3敗0分]
巨000 101 000=2
神000 000 000=0
[勝]工藤 3勝
[S]豊田 7S
[敗]下柳 2勝2敗
▼本塁打
(巨)
(神)


 金本が…。今岡が…。頼みの4、5番コンビがブレーキとなって、今季2度目の完封負けを喫した。4、6、8回と得点圏で2人に打順が回ったが、快音は聞かれずじまい。今季初の甲子園での伝統の一戦は、これで1勝1敗の五分。首位・巨人に今季初のカード負け越しを食らわせるために、2人の復調が欠かせない。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/03現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 19 7 2 ―
2中日 14 8 1 3.0
3阪神 14 11 1 1.5
4ヤクルト 10 15 0 4.0
5広島 9 15 2 0.5
6横浜 7 17 2 2.0
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■ 劇的G倒弾!
05/02 甲子園
◆対巨人4回戦
[阪神2勝2敗0分]
巨000 040 000 =4
神000 103 001x=5
[勝]久保田1勝2敗5S
[敗]林  1敗
▼本塁打
(巨)
(神)シーツ7号・関本3号


 神風は猛虎の味方だった。関本がバックスクリーンへ飛び込む、自身初のサヨナラ打となる劇的弾。今季初のサヨナラ勝ちでTG3連戦の初戦をものにした。岡田監督も「一番起きると思ってなかったことが起きた」と目を丸くした3号ソロ。今季最多の貯金「4」とし、首位・巨人を3.5差にとらえた。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/02現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 18 7 2 ―
2中日 13 8 1 3.0
3阪神 14 10 1 0.5
4ヤクルト 10 14 0 4.0
5広島 8 15 2 1.5
6横浜 7 16 2 1.0
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■ 5月も頼むで!
 狙うは首位を快走する宿敵追撃だ。打撃好調の浜中が、明日からの巨人3連戦で3タテを誓った。

 「前回の東京ドームでは負け越しているんで、3連勝できるように頑張る。本塁打は別にして、何とかチームが勝てるように結果を出したい」

 今季、チームは2連敗スタートと開幕ダッシュに失敗しながらも、4月を終え貯金「3」を確保した。そんな中、不振を心配された打線を救ったのが浜中だった。今季7戦目となった4月8日の横浜戦からは「6番・右翼」でスタメンにも定着した。

 水を得た魚のように一気に本来の打撃が開花。4月最後の一戦となった4月30日のヤクルト戦では決勝犠飛で勝利に貢献した。4月の月間成績で打率.435、10本塁打はリーグ2冠。22打点はリーグ3位を誇った。申し分ない好成績に初の月間MVPも夢じゃない。

 「数字はまったく気にしていない。4月でシーズンは終わりじゃないからね。4月だけ成績が良くても、5月の成績が悪かったら意味がない。シーズンは始まったばかりですからね」

 連覇がかかる猛虎はリーグ3位で、明日からの巨人3連戦に臨む。5月の幕開けでの3タテを契機に首位奪回へ向けて再スタートを図る。そこで必要なのが若き主砲の存在。前回4月21日からの巨人3連戦では12打数7安打。打率.583をたたき出して3連敗を阻止している。

 「いい形で勝ちたい」

 セ・リーグ屈指のバットマンは宿敵を次なる標的に選んだ。4月だけでは終わらない。昨年まで眠り続けていた脅威の主砲のスタミナは十分にあり余っている。

■セ・リーグ順位表
[2006/05/01現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 18 6 2 ―
2中日 12 8 1 4.0
3阪神 13 10 1 0.5
4ヤクルト 9 14 0 4.0
5広島 8 14 2 0.5
6横浜 7 15 2 1.0
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