虎番記者席

■ G倒へ加速!
04/30 甲子園
◆対ヤクルト6回戦
[阪神3勝3敗0分]
ヤ000 010 000=1
神000 002 00X=2
[勝]江草 3勝1敗
[S]久保田2敗5S
[敗]藤井 1勝3敗
▼本塁打
(ヤ)
(神)


 虎が勝ち方を思い出した。6回に逆転に成功すると、7回からは藤川−久保田のリレーでリードを死守。9回1死一塁では赤星がセンター前のライナーを好捕し、飛び出していた一塁走者も刺す併殺を決めた。ビッグプレーで接戦を締めくくり、今季5連敗中だった1点差ゲームに初勝利。首位・巨人を迎え撃つ週明けへ、グンと加速した。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/30現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 18 6 2 ―
2中日 12 8 1 4.0
3阪神 13 10 1 0.5
4ヤクルト 9 14 0 4.0
5広島 8 14 2 0.5
6横浜 7 15 2 1.0
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■ まさにラッキー7!
04/29 甲子園
◆対ヤクルト5回戦
[阪神2勝3敗0分]
ヤ000 000 300=3
神003 000 21X=6
[勝]金澤 3勝
[S]久保田2敗4S
[敗]五十嵐1敗1S
▼本塁打
(ヤ)青木1号
(神)シーツ6号・鳥谷2号


 文字通りの「ラッキーセブン」で、ゴールデンウイーク初戦をものにした。3四球で1死満塁とした7回。主砲・金本が最悪の投ゴロ併殺となっていたはずが、ヤクルト・高井が何と本塁悪送球のビッグプレゼント。この回無安打で決勝の2点を奪う。おいしい1勝で4月勝ち越し決め、巨人追撃へ再点火!

■セ・リーグ順位表
[2006/04/29現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 17 6 2 ―
2中日 12 7 1 3.0
3阪神 12 10 1 1.5
4ヤクルト 9 13 0 3.0
5広島 7 14 2 1.5
5横浜 7 14 2 0.0
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■ まさかの暗転…
04/28 甲子園
◆対ヤクルト4回戦
[阪神1勝3敗0分]
ヤ000 000 240=6
神002 000 000=2
[勝]高井 1勝
[敗]井川 2勝2敗
▼本塁打
(ヤ)ラロッカ5号
(神)


 12日ぶりに戻った甲子園は悔しい逆転負けだった。好調、井川を立てながら連勝ストップ。6回までほぼ完ぺきにヤクルト打線を封じ込める快投は、終盤にまさかの暗転が待っていた。7回に追いつかれ、8回に無念の被弾で途中降板…。それでも井川は言う。いい目標ができた―。雪辱への力強い言葉。今季のエースは敗れてなお、頼もしい。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/28現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 17 5 2 ―
2中日 11 7 1 4.0
3阪神 11 10 1 1.5
4ヤクルト 9 12 0 2.0
5広島 7 14 2 2.0
5横浜 7 14 2 0.0
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■ 横浜戦無傷の6連勝!
04/27 横浜
◆対横浜6回戦
[阪神6勝0敗0分]
神010 010 235=12
横400 010 000=5
[勝]金澤 2勝
[敗]木塚 1勝1敗
▼本塁打
(神)矢野2号、3号
(横)村田9号


 会心の逆転勝利で阪神の連勝が4へ伸びた。終わってみれば2ケタ得点を奪う大勝でも、終盤まで追いかける展開。猛虎の力が結集したのは8回だ。無死一、二塁の場面から岡田監督が耳打ちして送り出した今岡が四球を選び、浜中が同点打、鳥谷が決勝打で応えた。掲げる“つなぎ野球”を存分に見せつけて横浜戦は無傷の6連勝。巨人追撃へ猛虎が加速した。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/27現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 16 5 2 ―
2中日 11 6 1 3.0
3阪神 11 9 1 1.5
4ヤクルト 8 12 0 3.0
5広島 7 13 2 1.0
6横浜 6 14 2 1.0
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■ 鳥谷猛爆!
04/26 横浜
◆対横浜5回戦
[阪神5勝0敗0分]
神033 111 000=9
横210 001 100=5
[勝]下柳 2勝1敗
[敗]三浦 1勝2敗
▼本塁打
(神)鳥谷1号
(横)吉村3号・村田8号・内川1号


 サイクル安打はまた次の機会や。鳥谷が3回に決勝の今季1号3ランを右翼席にたたきこんだ。2回に右翼線二塁打、5回には三塁線を破る三塁打を放ち、あと単打が出ればサイクル安打達成だったが、残る2打席はニゴロ、遊ゴロに倒れた。しかし、虎のプリンスの3長打で横浜・三浦を完全KO。3連勝でチームに再び貯金1をもたらした。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/26現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 16 4 2 ―
2中日 11 5 1 3.0
3阪神 10 9 1 2.5
4ヤクルト 7 12 0 3.0
5横浜 6 13 2 1.0
5広島 6 13 2 0.0
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■ 10号一番乗り!
04/25 静岡
◆対横浜4回戦
[阪神4勝0敗0分]
神006 012 010=10
横000 110 000=2
[勝]オクスプリ1勝
[敗]門倉 3敗
▼本塁打
(神)浜中9号、10号・矢野1号
(横)種田1号


 静岡に“浜風”が吹いた。浜中が3回に9号3ラン、8回に10号ソロを、それぞれバックスクリーンに叩き込む大暴れを演じた。「ホームランの数は出来過ぎですけどね」。阪神の選手が両リーグ最速の2けた到達を果たすのは1990年の岡田監督以来。チームも連勝で勝率5割に戻し、連覇&キングへ向かって背番号5が突っ走る。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/25現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 16 4 1 ―
2中日 10 5 1 3.5
3阪神 9 9 1 2.5
4ヤクルト 7 11 0 2.0
5横浜 6 12 2 1.0
6広島 6 13 1 0.5
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■ 爆発宣言!
 静岡はアニキにお任せだ! 明日の横浜戦を前に、金本が大爆発を予告した。現在12試合アーチなし。「たまっとるからな」と不敵な笑みで“一発”を宣言した。先発が予想される横浜・門倉は同じ東北福祉大出身。かわいい後輩イジメは本意でなくても、アニキの願いはただひとつ。虎党のため、優勝のため、明日も打つでえ。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/24現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 15 4 1 ―
2中日 9 5 1 3.5
3阪神 8 9 1 2.5
4ヤクルト 7 10 0 1.0
5横浜 6 11 2 1.0
6広島 6 12 1 0.5
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■ 今季初のG倒!
04/23 東京ドーム
◆対巨人3回戦
[阪神1勝2敗0分]
神301 000 020=6
巨000 200 000=2
[勝]江草 2勝1敗
[敗]グローバ2勝1敗
▼本塁打
(神)今岡4号
(巨)


 悩める主砲のひと振りが、連敗を5で止めた。今岡が初回、11試合ぶりとなる先制の3ラン。首位・巨人にガツンとKOパンチを見舞い、8日ぶりの白星をチームにもたらした。背番号7の復活に、もう一人の大砲・金本も3安打の大暴れ。借金1に戻した猛虎がクリーンアップの復調を合図に、さあ逆襲開始や。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/23現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 15 4 1 ―
2中日 9 5 1 3.5
3阪神 8 9 1 2.5
4ヤクルト 7 10 0 1.0
5横浜 6 11 2 1.0
6広島 6 12 1 0.5
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■ 元気出さんかい!
04/22 東京ドーム
◆対巨人2回戦
[阪神0勝2敗0分]
神000 100 000=1
巨105 000 00X=6
[勝]内海 3勝
[敗]安藤 2勝1敗
▼本塁打
(神)
(巨)矢野3号


 しっかりせんかい。今季、阪神のゲームを初観戦した星野SDが5連敗で借金2の現状を「今は有事や」と位置づけた。その上で浮上のきっかけとなる3つの緊急提言。元気、行動、気持ち、そして金本と今岡への猛ゲキ…。猛虎連覇の可能性は星野SDの言葉の中に隠されている。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/22現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 15 3 1 ―
2中日 9 4 1 3.5
3阪神 7 9 1 3.5
3ヤクルト 7 9 0 0.0
5横浜 5 11 2 2.0
6広島 5 12 1 0.5
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■ 野球にならんで!
04/21 東京ドーム
◆対巨人1回戦
[阪神0勝1敗0分]
神000 000 010 01 =2
巨000 001 000 02x=3
[勝]福田 3勝
[敗]久保田2敗3S
▼本塁打
(神)
(巨)李5号


 ブチ切れだ。今季初の伝統の一戦。首位・巨人と熱闘を演じ、延長11回にいったんは勝ち越した。その裏に待っていたのは李スンヨプの逆転サヨナラ2ラン。4連敗、借金1―。岡田監督は、悲劇の一打を浴びる直前の「ボール」の判定にキレた。試合後、球審の井野修セ・リーグ審判部長に「野球にならんで」と怒りの直接抗議を行った。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/21現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 14 3 1 ―
2中日 8 4 1 3.5
3阪神 7 8 1 2.5
3ヤクルト 7 8 0 0.0
5広島 5 11 1 2.5
6横浜 4 11 2 0.5
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■ 休んでられん!
 19日の中日戦で右手親指打撲のため途中退場した矢野が、明日からの巨人戦でのスタメン出場を誓った。「痛みは大丈夫。出るつもりだよ」。チームは3連敗中で、勝率5割に逆戻り。貯金10と独走する原巨人を止めるためにも、虎の正妻がマスクをかぶる。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/20現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 13 3 1 ―
2中日 8 4 1 3.0
3阪神 7 7 1 2.0
4ヤクルト 6 8 0 1.0
5広島 5 11 1 2.0
6横浜 4 10 2 0.0
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■ 3連敗5割逆戻り…
04/19 ナゴヤドーム
◆対中日4回戦
[阪神0勝4敗0分]
神000 021 000 00 =3
中000 120 000 01x=4
[勝]平井 1勝
[敗]久保田1敗1S
▼本塁打
(神)浜中8号
(中)


 最後は3イニング目に突入した久保田が打たれてのサヨナラ負け。今季中日戦勝ちなしの4敗となった阪神はとうとう5割に逆戻り。「みんながパッと打てばな」と指揮官は気分一新を訴え、21日からの首位・巨人戦での出直しを誓った。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/19現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 13 3 1 ―
2中日 8 4 1 3.0
3阪神 7 7 1 2.0
4ヤクルト 6 8 0 1.0
5広島 5 10 1 1.5
6横浜 3 10 2 1.0
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■ 竜に開幕3連敗…
04/18 ナゴヤドーム
◆対中日3回戦
[阪神0勝3敗0分]
神000 000 000=0
中100 002 00X=3
[勝]中田 1勝
[S]岩瀬 1敗5S
[敗]下柳 1勝1敗
▼本塁打
(神)
(中)ウッズ3号


 ベンチ裏の食堂での会見を終えて、バスへ向かって歩きだそうとした時だった。岡田監督が、言い足りなかったことを付け加えた。「あしたは絶対、先に点を取らなアカンな。ゼロじゃ絶対に勝てん!」。声のトーンは低い。だが、顔には笑みがあった。リベンジへの意思表示だった。

 完封。文字通り、完全に封じ込まれた。昨季0勝3敗と苦手にした中日・中田。中継ぎで2回1/3を無失点に抑えられた12日の前回対戦に続いて、猛虎は手も足も出なかった。三塁を踏んだのは7回だけ。2死一、三塁と攻め込んだが、矢野がフルカウントからボール球のスライダーを振らされて三振に倒れた。

 「中田は去年から打ってないからな。苦手というのは、そんなにつくったらアカンな…」

 8回で9三振を奪われたが、キーは追い込まれるまでの段階にあった。「ストレートをとらえきれんで、ファウルになった」と指揮官。7本塁打のキング・浜中も無安打に終わり「中田?キレがありました」と脱帽した。正田打撃コーチは「対策を練らんと」とつぶやくしかなかった。

 反省多き1敗。だが、すぐに気持ちを明日へと切り替える猛虎の姿があった。岡田監督の口から飛び出したゲキは、まさにその象徴。貯金をすべて使い切ったわけではない。首位・巨人とのゲーム差は今季最大の5.0となったが、4月末の時点で5ゲーム差をつけられながら逆転優勝したケースがセ・リーグ過去20年で4度ある。“実績”がある以上、恐れる必要はどこにもない。

 試合前、今季初めて訪れたナゴヤドームの新しい人工芝を入念にチェックする指揮官の姿があった。長いシーズンを戦うための布石。黒星の悔しさは、川上撃ちですぐに晴らす。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/18現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 13 2 1 ―
2中日 7 4 1 4.0
3阪神 7 6 1 1.0
4ヤクルト 5 8 0 2.0
5広島 5 9 1 0.5
6横浜 2 10 2 2.0
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■ KFK!
 名付けて“KFK”だ。明日から中日、好調・巨人との5試合を控える岡田阪神。不振が続く能見に加えて、金沢が「06年版勝利の方程式」に名を連ねることになった。

 右ヒジ手術から復活した右腕に、白羽の矢が立てられた。藤川、久保田へとつなぐ猛虎の必勝パターン。戦列を離れるウィリアムスの代役として新たに指名されたのが、金沢だった。

 「勝ってる場面でも行くよ。球種も多いし、経験もある。ジェフの代わりが左でないといけないということはないから」

 中西投手コーチが、打倒D、Gプランを明かした。金沢はここまで2試合に投げ、3イニングで1安打無失点。これまではいずれも同点の場面での登板だったものの、9日の横浜戦では2年ぶりの勝利も手に入れた。

 当面は展開に応じて能見との併用となるが、岡田監督をはじめ首脳陣の期待は大。既に3敗を喫している能見が復調すれば、強力なリリーフ4本柱にもなりうる。

 その一方で、岡田監督は先発陣にハッパを掛けた。「(リリーフで)誰が投げるかは試合が始まらないと分からん。まずは先発やろ」。前日まで13試合を消化し、先発陣の防御率は2.55。このペースを維持できれば、自ずと貯金は増えていくというわけだ。

 金沢は「場所は関係ない。一試合一試合結果を残していくだけですよ。でも気合が入る場面で使ってもらえるのは嬉しいです」と目を輝かせた。中日、巨人との5試合で問われる4月戦線の成否。苦難を乗り越えてきた背番号20が、チームにカツを入れる。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/17現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 12 2 1 ―
2中日 6 4 1 4.0
3阪神 7 5 1 0.0
4ヤクルト 5 7 0 2.0
5広島 4 9 1 1.5
6横浜 2 9 2 1.0
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■ 驚異の量産態勢!
04/16 甲子園
◆対広島5回戦
[阪神3勝1敗1分]
広000 000 002=2
神010 000 000=1
[勝]黒田 1勝1敗
[S]ベイル4S
[敗]江草 1勝1敗
▼本塁打
(広)
(神)浜中7号


 浜中が2回、左翼席へ2試合連続となる7号ソロ。開幕13試合で7発は、何と年間79発ペース。2001年にシーズン世界記録の73本を放ったボンズをも上回る。4.85打席に1本の割合は、ボンズの9.09打席を圧倒。痛い逆転負けこそ喫したが、猛虎には絶好調の浜ちゃんがいる。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/16現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 12 2 1 ―
2中日 6 4 1 4.0
3阪神 7 5 1 0.0
4ヤクルト 5 7 0 2.0
5広島 4 9 1 1.5
6横浜 2 9 2 1.0
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■ 爆発!古巣キラー!
04/15 甲子園
◆対広島4回戦
[阪神3勝0敗1分]
広010 100 100=3
神011 021 01X=6
[勝]安藤 2勝
[S]久保田3S
[敗]佐々岡1勝1敗
▼本塁打
(広)
(神)浜中6号・シーツ5号


 同じ手は食わないぞ。前夜のゲームで広島に引導を渡したシーツがこの日も爆発。2−2で迎えた5回2死二塁、カウント2ー3。広島先発・佐々岡のカーブをとらえ、左翼席への決勝2ランだ。逆風もなんのその。これで浜中に次ぐ5号だ。

 「第1打席はカーブでやられていたから。追い込まれて次もくるかなと思っていたらやっぱりきたんだ」

 昨季、幾度も目撃した外の落ちる球での大きな空振り。初回、1死二塁でも佐々岡のカーブで三振を喫していた。しかし、今年のシーツは違う。この日を含め開幕してから12試合で安打を放っていないのはわずか1試合だけ。打撃好調の理由を正田打撃コーチはこう話した。「彼の攻め方はインハイと外の低め。今はインハイに手を出さなくなっている」。苦手のコースを一つ消去することで外のボールにも対応できているのだ。

 これで今シーズンの広島戦は19打数11安打。振ればヒットの打ち出の小づち状態だ。さらに運も味方に付けている。3回の2死二塁では、初球に手を出してしまい凡打に。悔しがってバットを叩きつけたとたん、ボールは遊撃手の前で大きくイレギュラーしてタイムリーになるから恐ろしい。

 「あれはラッキーだったね」

 “ミラクルヒット”を足がかりに猛打賞。当分、恐怖の3番の勢いは収まりそうにない。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/15現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 11 2 1 ―
2中日 6 3 1 3.0
3阪神 7 4 1 0.0
4ヤクルト 4 7 0 3.0
5広島 3 9 1 1.5
6横浜 2 8 2 0.0
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■ お見事1000K締め!
04/14 甲子園
◆対広島3回戦
[阪神2勝0敗1分]
広000 000 000=0
神300 301 00X=7
[勝]井川 2勝1敗
[敗]大島 2敗
▼本塁打
(広)
(神)シーツ4号


 井川が2勝目を今季初完封で飾った。最後はスライダーで梵を空振り三振に仕留め、通算1000奪三振を達成。中日に連敗していた嫌な流れを、三塁を踏ませぬ快投で食い止めた。04年9月8日以来のお立ち台に、甲子園の虎党は総立ちでお出迎え。今年のエースは、やってくれまっせ!

■セ・リーグ順位表
[2006/04/14現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 10 2 1 ―
2中日 6 3 1 2.5
3阪神 6 4 1 0.5
4ヤクルト 4 7 0 2.5
5広島 3 8 1 1.0
6横浜 2 7 2 0.0
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■ 怖がるな!
04/13 甲子園
◆対中日2回戦
[阪神0勝2敗0分]
中000 302 013=9
神000 500 000=5
[勝]川上 2勝
[敗]能見 3敗
▼本塁打
(中)福留4号、5号・アレックス4号
(神)


 能見よ、目を覚ませ! 阪神が昨年は2度しか経験しなかった2試合連続逆転負けを、開幕10試合で早くも喫した。新たなリリーフトリオ「NFK」の一角を担う能見が前夜に続き、8回に勝ち越しを許して敗戦投手。岡田監督は「怖がってたら146試合も投げられへんぞ!」と、期待の左腕に猛ゲキを飛ばした。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/13現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 10 2 0 ―
2中日 6 3 1 2.5
3阪神 5 4 1 1.0
4ヤクルト 4 7 0 2.0
5広島 3 7 1 0.5
6横浜 2 7 1 0.5


[観]編集長0勝1敗
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■ まさかの逆転負け…
04/12 甲子園
◆対中日1回戦
[阪神0勝1敗0分]
中000 004 111=7
神113 000 000=5
[勝]石井 1勝
[S]岩瀬 1敗4S
[敗]能見 2敗
▼本塁打
(中)アレックス2号、3号・福留3号
(神)シーツ3号


 Fが、Nが…。虎党が待ち望んだ甲子園開幕の最終章に、思わぬ結末が待ち受けていた。序盤に5点をリードしながら、藤川、そして能見が相次いで炎上。鉄壁を誇った阪神の必勝リレーが崩壊し、痛恨の逆転負けを喫した。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/12現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 9 2 0 ―
2阪神 5 3 1 2.5
2中日 5 3 1 0.0
4ヤクルト 4 6 0 2.0
5広島 3 6 1 0.5
6横浜 1 7 1 1.5
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■ スペンサー昇格!
 雨で中止が憎たらしい! この日、出場選手登録されたスペンサーが“復帰戦”が行われず、舌打ちした。沖縄キャンプ中に右足首ねんざ。開幕を2軍で迎えた屈辱を一気に爆発させようと思っていた。

 「戻ってこられて嬉しいよ。もう全力で走れるし、甲子園開幕でファンに会えるのが楽しみだったんだ。中日戦?相手は関係ないよ」

 右翼を争う同じ右の浜中が好調なため、まずは右の代打の期待がかかる。岡田監督も「浜中と関本をスタメンで使えば右の代打が手薄になるから」と片岡との入れ替えを断行した経緯を説明。明日の先発が予想される山本昌を打ちあぐねる展開になれば、昨年12打数5安打、.417の数字を残すS砲の出番だ。

 「代打の難しさは知っている。ストッパーなら岩瀬やクルーンなどいい投手との対戦が多くなるだろうね。ベストを尽くすよ」

 開幕からの8試合はすべてテレビの中継を見てきた。ベンチにいなくても、共に戦ってきた自負はある。それは連覇を達成したいという強い思いからに他ならない。

 「浜中や桧山との競争?レギュラー獲りがどうこうよりも、今はとにかくチームに貢献したいんだ」

 全身に猛虎魂をまとう2年目助っ人が試合を決める、そしてチームを救う一打を放つ。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/11現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 8 2 0 ―
2阪神 5 2 1 1.5
3中日 4 3 1 1.0
4広島 3 5 1 1.5
5ヤクルト 3 6 0 0.5
6横浜 1 6 1 1.0
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■ 恐怖の6番!
 乗ってるキングは使わにゃ損だ。岡田監督はリーグ単独トップの5本塁打と絶好調の浜中を、右投手の先発でもスタメン起用する考えを明かした。

 「今の状態やったらいけるやろ。当然、今年一番いい状態やから」

 オープン戦の不調で開幕スタメンは桧山に明け渡したが、初先発した5日の広島戦から大爆発。打率5割、7安打のうちアーチ5本を含む6長打と手が付けられない状態だ。ここまでは桧山と併用で、スタメンは対左腕に限られたが、いよいよレギュラー奪取モードに入った。

 「打線の流れ的に、よく打ってる者を優先せんと」と指揮官は言う。浜中がスタメン出場した試合は3戦3勝で総得点25。開幕ダッシュ継続へ欠かせないキーマンとなってきた。明日からの中日戦では初戦に中田、3戦目に川上と右腕2人が出てくる見通し。桧山も昨季はこの2人からそれぞれ4割以上の打率を残しているが、浜中の今の爆発力をベンチで温存しておく手はない。

 「打撃練習でも今まで(の不調時)とは違います」と手応えを語るスラッガー。恐怖の6番が右腕も難なく砕く。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/10現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 7 2 0 ―
2阪神 5 2 1 1.0
3中日 4 3 1 1.0
4広島 3 4 1 1.0
5ヤクルト 3 6 0 1.0
6横浜 1 6 1 1.0
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■ 金本世界新!
04/09 大阪ドーム
◆対横浜3回戦
[阪神3勝0敗0分]
横010 400 000=5
神104 001 04X=10
[勝]金沢 1勝
[敗]吉見 1敗
▼本塁打
(横)
(神)濱中4号、5号


 阪神ファンは幸せだ。世界一の“アニキ”を持ったから―。金本も幸せを感じていた。世界一の声援に―。金本が連続フルイニング出場904試合の世界新記録を打ち立てた。前人未到の快挙を成し遂げた記念日の4・9。金本は誓う。これからも全身全霊で戦うと。不屈の主砲はこれからもグラウンドに立ち続ける。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/09現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 7 2 0 ―
2阪神 5 2 1 1.0
3中日 4 3 1 1.0
4広島 3 4 1 1.0
5ヤクルト 3 6 0 1.0
6横浜 1 6 1 1.0
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■ 祝!世界タイ記録!
04/08 大阪ドーム
◆対横浜2回戦
[阪神2勝0敗0分]
横010 000 001=2
神030 100 02X=5
[勝]安藤 1勝
[S]久保田2S
[敗]土肥 1勝1敗
▼本塁打
(横)
(神)今岡2号、3号・濱中3号


 連続試合フルイニング出場を続ける金本が元オリオールズ、カル・リプケン氏の持つ世界記録903試合に並んだ。2回には逆転劇の口火を切る中前打で記念勝利にも貢献。さあ明日、猛虎から世界の鉄人が生まれる。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/08現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 6 2 0 ―
2阪神 4 2 1 1.0
2中日 4 2 1 0.0
4ヤクルト 3 5 0 2.0
5広島 2 4 1 0.0
6横浜 1 5 1 1.0
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■ 前祝いや!
04/07 大阪ドーム
◆対横浜1回戦
[阪神1勝0敗0分]
横000 000 200=2
神000 100 04X=5
[勝]井川 1勝1敗
[S]久保田1S
[敗]川村 1敗
▼本塁打
(横)
(神)金本3号


 鉄人記念日の前夜祭。晴れ舞台の予行演習は圧巻だった。4回、0−0の均衡を破る一撃は大歓声とともに右翼席へ。本拠地開幕の祝砲は2試合ぶりの3号ソロ。三浦の内角高め140キロ直球を金本が打ち砕いた。

 「こすった当たり。あまりいいスイングじゃないよ。大阪ドームは飛ぶんよ。甲子園なら浜風でどうなっとるか…」

 5階席まで届いたアーチを「こすった」と表現されては、昨季のリーグ防御率No1右腕も立つ瀬がない。93年9月4日の北九州。代打でのプロ初本塁打を皮切りに、チームが過去31の白星を献上している天敵・三浦からはこれで通算11本目の本塁打だ。通算の対戦打率も.358と、むしろカモにしている印象すらある。

 逆転した8回には、2死一、三塁から右翼線を襲う適時二塁打で突き放した。元来スロースターターな主砲がこれほどの打棒では、まともな勝負は望めない。最近2試合で3敬遠も当然か。

 守っても魅せた。7回1死一、二塁。種田の左前打を矢野へダイレクト送球で返し、二塁走者、佐伯の本塁生還を阻止した。「ちょっと逸れたけどな」。決して万全ではない右肩も試合になれば躊躇なく全力で振る。打撃の力だけでは到底なし得ない、フルイニング出場の神髄を見せ付けた。

 代打で同点打した林、決勝打の藤本と、可愛い後輩たちの活躍で士気は最高潮。明日は世界タイ記録、そして明後日に世界新記録を迎える。

 「知っとるよ(笑) まあ、勝ちゲームでな」

 個人契約を結ぶファイテン社贈呈の特製チタン入りスーツ3着がこの日に到着するなど、高まる祝賀ムード。カウントダウンはついに「2」まで来た。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/07現在]
   勝 敗 分 差
1中日 4 1 1 ―
2巨人 5 2 0 0.0
3阪神 3 2 1 1.0
4ヤクルト 3 4 0 1.0
5横浜 1 4 1 1.0
5広島 1 4 1 0.0
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■ 豪腕デビュー!
04/06 倉敷
◆対広島2回戦
[阪神1勝0敗1分]
神101 000 000 000=2
広000 000 020 000=2
(規定により引き分け)
▼本塁打
(神)
(広)


 延長12回ドローの中でも大収穫だ。新外国人・オクスプリングが初登板初先発で赤ヘル打線を7回4安打無失点に抑えた。降板後 に同点とされ、チームでは2004年のホッジス以来となる来日初先発初勝利は逃したものの、変幻自在なピッチングを岡田監督も称賛。“第6の男”どころか先発フル回転いけるで!

■セ・リーグ順位表
[2006/04/06現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 5 1 0 ―
2中日 3 1 1 1.0
3阪神 2 2 1 1.0
4ヤクルト 2 4 0 1.0
5横浜 1 3 1 0.0
5広島 1 3 1 0.0
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■ 周りのおかげ!
04/05 広島
◆対広島1回戦
[阪神1勝0敗0分]
神411 101 200=10
広000 000 001=1
[勝]下柳 1勝
[敗]大島 1敗
▼本塁打
(神)濱中1号、2号・金本2号・関本2号
(広)


 このときばかりは、最高の笑顔がはじけた。帰りのバスが待機する左翼席横の通路。先発・下柳が姿を見せると、中西投手コーチらから一斉に拍手がわき起こった。「ありがとうございます」。深々と頭を下げた背番号42。自分を支えてくれているスタッフからの祝福が、何よりもうれしかった。

 「チームメート、友人、知人、そして強い体に生んでくれた両親、皆さんに感謝しています。周りの人の支えがあって、できたことだから」
 今季初登板が、節目の一戦となった。初回に味方打線から4点の援護を受けると、スイスイと「0」を並べていった。2回無死一、二塁のピンチも、6番・梵以下を3人でピシャリ。5回1死一、二塁も注文通りに、緒方をシュートで遊併殺打に打ち取った。この瞬間、史上77人目となる500試合登板を達成。阪神では、1995年の久保康生氏(現投手コーチ)以来となる大台到達だった。

 90年のドラフト4位で、新日鉄君津からダイエーへ入団。日本ハム、阪神と渡り、今季でプロ16年目を迎えた。酸いも甘いも知り尽くした左腕にとって、最も印象に残る試合がある。それはダイエーに在籍していた95年6月13日の日本ハム戦だった。

 「もうダメだと思ったことがあったからな。投げられたときは本当にうれしかったよ」

 その年の4月に交通事故を起こし、約1カ月間入院。ベッドの上では大好きな野球を奪われるかもしれない、という恐怖と闘った。「ああ、オレはもう一度、野球ができるんだな」。復帰戦となった東京ドームのマウンドから見た風景は、生涯忘れがたいものとなった。

 6回を投げ、3安打無失点でお役御免。「普通の試合と同じです」。雨天中止によるスライド登板も、全く影響を感じさせなかった。15勝を挙げ、史上最年長最多勝を獲得した昨年も、初先発初勝利はここ広島だった。

 「いろいろ直すところはあるけどね」

 記念すべき区切りの日も、あくまでも通過点。飽くなき向上心もまた、タフネス左腕を支えている。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/05現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 4 1 0 ―
2中日 2 1 1 1.0
3阪神 2 2 0 0.5
4ヤクルト 2 3 0 0.5
5横浜 1 2 1 0.0
6広島 1 3 0 0.5
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■ 仕切り直し!
 さあ、仕切り直しだ。雨天中止となった広島戦で先発予定だった昨年の最多勝左腕・下柳が、明日スライド登板する。

 カードの頭は、やはりこの男に託すしかない。背番号42への揺るぎない信頼。それが首脳陣の出した答えだった。

 昨年、唯一降雨中止となった5月27日の楽天戦も先発は下柳。その時は予備日だった30日の同戦へ回ったが、今回は違った。

 「(先発は)まだ3人しか投げてないんだから。大丈夫だよ」と久保投手コーチ。投手陣の調整に不具合がないことを強調した。明日、先発予定だった杉山の登板は流れたものの、状態は今ひとつ。猶予が与えられたことを加味すると、そのメリットは大きい。

 「何もないよ」。ポツリと言い残して球場を後にした下柳が、明日の500試合登板を白星で飾る。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/04現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 3 1 0 ―
2中日 2 1 1 0.5
3ヤクルト 2 2 0 0.5
4横浜 1 2 1 0.5
4阪神 1 2 0 0.0
4広島 1 2 0 0.0
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■ 吉兆マウンド!
 下柳が明日の広島戦に今季初先発。プロ通算16年目で節目の500試合登板となるベテランは、改めてフォア・ザ・チームの姿勢を強調した。

 「オレ個人の記録なんて関係ない。どうでもいいよ。チームが勝てばそれでいいんだ」

 何よりもチームを優先する男は、自身の積み上げてきた数字にも無関心を貫いた。長いプロ野球の歴史にあって、77人目となる勲章。それでも目の前にあるのは、チームの勝敗を五分に戻すことだけだった。

 「記録の登板はここが多いらしいな」

 岡田監督が語ったように、メモリアルは広島で達成されるケースが多い。03年の1000投球回、そして昨年の1000奪三振。いずれも広島市民球場が舞台だった。

 因縁はまだまだある。史上最年長最多勝を獲得した昨年の初登板は、ここ広島。開幕戦黒星の後の2連勝を受けて登ったマウンドは、6回2失点の好投。チームの連勝を伸ばすとともに、15勝をマークする快挙への第一歩だった。明日のナイトゲームに勝利すれば、これ以上の吉兆はない。2年連続の快進撃へ、視界は一気に開けていく。

 「いい形で勝てればね。同級生はみんなすごいわ」。女房役を務める矢野は好リードでのアシストを誓う。

 下柳はこの日はブルペンに入らず、ショートダッシュ中心の調整。「何もないよ」。多くを語らず、決戦の地を後にした。飽くなき向上心を抱き続ける左腕にとって、「500」の数字も単なる通過点。いつもと同じく、勝利の2文字を追求するだけだ。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/03現在]
   勝 敗 分 差
1中日 2 1 0 ―
1ヤクルト 2 1 0 0.0
1巨人 2 1 0 0.0
4阪神 1 2 0 1.0
4横浜 1 2 0 0.0
4広島 1 2 0 0.0
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■ アニキや!快幕祭や!
04/02 神宮
◆対ヤクルト3回戦
[阪神1勝2敗0分]
神100 111 230=9
ヤ000 000 001=1
[勝]江草 1勝
[敗]ガトームソ1敗
▼本塁打
(神)関本1号・シーツ1号、2号・金本1号
(ヤ)リグス1号


 だから、我らはアニキを慕う!! 金本が1号ソロを含む4打数4安打3打点の大暴れ。9−1の爆勝を演出し、今季初勝利をもたらした。3日は38回目の誕生日。そして8日の横浜戦ではフルイニング出場904試合の世界記録樹立…。さあ、金本週間や!

■セ・リーグ順位表
[2006/04/02現在]
   勝 敗 分 差
1中日 2 1 0 ―
1ヤクルト 2 1 0 0.0
1巨人 2 1 0 0.0
4阪神 1 2 0 1.0
4横浜 1 2 0 0.0
4広島 1 2 0 0.0
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■ 久保田痛恨…
04/01 神宮
◆対ヤクルト2回戦
[阪神0勝2敗0分]
神100 020 000 =3
ヤ000 003 001x=4
[勝]高津 1勝
[敗]能見 1敗
▼本塁打
(神)
(ヤ)武内1号


 あっけない幕切れだった。ベンチも、後ろで守るナインも手助けのしようがない。孤独なマウンドで、久保田が崩れ落ちた。9回2死満塁。カウント2−3からの146キロ速球は、地面にたたきつけるかのような明らかなボールとなった。

 「あれからボール4つとはなあ…」

 岡田監督がうめいた。2死一、二塁で能見から引き継いだマウンド。代打・宮出に初球を中前に運ばれ、満塁とされた。リグスはファウル2球で簡単に2−0と追い込んだが、そこからストライクが入らなくなった。4球連続ボール。まさかのジ・エンドだった。

 抱いていた不安が、モロに現実となった。広島・黒田の負傷でWBC日本代表に緊急招集されたが、大会での登板がないまま帰国し実戦不足が懸念されていた。だが、指揮官は「投げさすに投げさせられんかったんやから、それは言うても仕方ない」とキッパリ。久保田自身の口からも「あした頑張ります」と巻き返しへの言葉が出た。今は、V守護神の底力と意地を信じるしかない。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/01現在]
   勝 敗 分 差
1ヤクルト 2 0 0 ―
2中日 1 1 0 1.0
2横浜 1 1 0 0.0
2巨人 1 1 0 0.0
2広島 1 1 0 0.0
6阪神 0 2 0 1.0
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