2006.04.18 Tuesday
■ 竜に開幕3連敗…
04/18 ナゴヤドーム
◆対中日3回戦 [阪神0勝3敗0分] 神000 000 000=0 中100 002 00X=3 [勝]中田 1勝 [S]岩瀬 1敗5S [敗]下柳 1勝1敗 ▼本塁打 (神) (中)ウッズ3号 ベンチ裏の食堂での会見を終えて、バスへ向かって歩きだそうとした時だった。岡田監督が、言い足りなかったことを付け加えた。「あしたは絶対、先に点を取らなアカンな。ゼロじゃ絶対に勝てん!」。声のトーンは低い。だが、顔には笑みがあった。リベンジへの意思表示だった。 完封。文字通り、完全に封じ込まれた。昨季0勝3敗と苦手にした中日・中田。中継ぎで2回1/3を無失点に抑えられた12日の前回対戦に続いて、猛虎は手も足も出なかった。三塁を踏んだのは7回だけ。2死一、三塁と攻め込んだが、矢野がフルカウントからボール球のスライダーを振らされて三振に倒れた。 「中田は去年から打ってないからな。苦手というのは、そんなにつくったらアカンな…」 8回で9三振を奪われたが、キーは追い込まれるまでの段階にあった。「ストレートをとらえきれんで、ファウルになった」と指揮官。7本塁打のキング・浜中も無安打に終わり「中田?キレがありました」と脱帽した。正田打撃コーチは「対策を練らんと」とつぶやくしかなかった。 反省多き1敗。だが、すぐに気持ちを明日へと切り替える猛虎の姿があった。岡田監督の口から飛び出したゲキは、まさにその象徴。貯金をすべて使い切ったわけではない。首位・巨人とのゲーム差は今季最大の5.0となったが、4月末の時点で5ゲーム差をつけられながら逆転優勝したケースがセ・リーグ過去20年で4度ある。“実績”がある以上、恐れる必要はどこにもない。 試合前、今季初めて訪れたナゴヤドームの新しい人工芝を入念にチェックする指揮官の姿があった。長いシーズンを戦うための布石。黒星の悔しさは、川上撃ちですぐに晴らす。 ■セ・リーグ順位表 [2006/04/18現在] 勝 敗 分 差 1巨人 13 2 1 ― 2中日 7 4 1 4.0 3阪神 7 6 1 1.0 4ヤクルト 5 8 0 2.0 5広島 5 9 1 0.5 6横浜 2 10 2 2.0
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