虎番記者席

■ KFK!
 名付けて“KFK”だ。明日から中日、好調・巨人との5試合を控える岡田阪神。不振が続く能見に加えて、金沢が「06年版勝利の方程式」に名を連ねることになった。

 右ヒジ手術から復活した右腕に、白羽の矢が立てられた。藤川、久保田へとつなぐ猛虎の必勝パターン。戦列を離れるウィリアムスの代役として新たに指名されたのが、金沢だった。

 「勝ってる場面でも行くよ。球種も多いし、経験もある。ジェフの代わりが左でないといけないということはないから」

 中西投手コーチが、打倒D、Gプランを明かした。金沢はここまで2試合に投げ、3イニングで1安打無失点。これまではいずれも同点の場面での登板だったものの、9日の横浜戦では2年ぶりの勝利も手に入れた。

 当面は展開に応じて能見との併用となるが、岡田監督をはじめ首脳陣の期待は大。既に3敗を喫している能見が復調すれば、強力なリリーフ4本柱にもなりうる。

 その一方で、岡田監督は先発陣にハッパを掛けた。「(リリーフで)誰が投げるかは試合が始まらないと分からん。まずは先発やろ」。前日まで13試合を消化し、先発陣の防御率は2.55。このペースを維持できれば、自ずと貯金は増えていくというわけだ。

 金沢は「場所は関係ない。一試合一試合結果を残していくだけですよ。でも気合が入る場面で使ってもらえるのは嬉しいです」と目を輝かせた。中日、巨人との5試合で問われる4月戦線の成否。苦難を乗り越えてきた背番号20が、チームにカツを入れる。

■セ・リーグ順位表
[2006/04/17現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 12 2 1 ―
2中日 6 4 1 4.0
3阪神 7 5 1 0.0
4ヤクルト 5 7 0 2.0
5広島 4 9 1 1.5
6横浜 2 9 2 1.0
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