虎番記者席

■ 情け無用!
06/30 東京ドーム
◆対巨人7回戦
[阪神4勝3敗0分]
神301 012 202=11
巨000 000 000=0
[勝]下柳 6勝6敗
[敗]工藤 3勝1敗
▼本塁打
(神)濱中12号・シーツ11号・矢野10号
(巨)


 ホンマに頼りになりまっせ! 下柳が投打にわたって活躍。2リーグ分立後、巨人戦600勝となる節目の白星を飾った。投げては7回3安打無失点で6勝目なら、打っても6回に2点タイムリー。広島と引き分けた首位・中日とのゲーム差も「1.5」と半歩前進した。10連敗のGにも情けは無用。猛虎はさらに上を狙うで!

■セ・リーグ順位表
[2006/06/30現在]
   勝 敗 分 差
1中日 41 26 3 ―
2阪神 41 29 2 1.5
3ヤクルト 36 36 0 6.0
4巨人 34 39 2 2.5
5広島 29 38 4 2.0
6横浜 28 42 2 2.5
[ comments(0) ]
■ 高らか初号令!
 虎の新総帥の初号令は「第2の藤川をつくれ」だ。兵庫県尼崎市内で開かれた阪神電鉄の定時株主総会で阪急ホールディングスとの統合案が承認。総会後に電鉄本社で阪神球団の臨時株主総会と役員会が開かれ、手塚オーナーの退任と宮崎新オーナーの就任が正式に決まった。新オーナーは来月6日に岡田監督と直接会談する予定を明かした上で、現在34試合連続無失点中の藤川を例に挙げて、“猛虎スター軍団”の育成を誓った。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/29現在]
   勝 敗 分 差
1中日 41 26 2 ―
2阪神 40 29 2 2.0
3ヤクルト 36 35 0 5.0
4巨人 34 38 2 2.5
5広島 29 38 3 2.5
6横浜 27 42 2 3.0
[ comments(0) ]
■ 月間勝ち越し決定弾!
06/28 富山
◆対広島7回戦
[阪神4勝1敗2分]
神002 000 001=3
広001 010 000=2
[勝]安藤 4勝3敗
[S]藤川 3勝3S
[敗]ロマノ2勝6敗
▼本塁打
(神)金本10号・鳥谷6号
(広)倉3号


 富山の虎党に6年ぶりの白星をプレゼントした。鳥谷が同点で迎えた9回、左翼席へ劇的な勝ち越し弾を放ち、6月勝ち越しを決めた。これで鳥谷が本塁打を打てば昨年から9連勝。チームは25日ヤクルト戦の7回から23イニング連続でタイムリーはないが、価値ある一発で勝利をものにした虎は首位奪取へ向けて勢いに乗る。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/28現在]
   勝 敗 分 差
1中日 40 26 2 ―
2阪神 40 29 2 1.5
3ヤクルト 36 34 0 4.5
4巨人 34 37 2 2.5
5広島 29 38 3 3.0
6横浜 26 42 2 3.5
[ comments(0) ]
■ 起死回生弾!
06/27 福井
◆対広島6回戦
[阪神3勝1敗2分]
神000 000 101 000=2
広000 020 000 000=2
(規定により引き分け)
▼本塁打
(神)藤本1号・矢野9号
(広)


 「あと1人」から起死回生! 1−2で迎えた9回2死、走者なし。矢野が広島抑えの永川から、バックスクリーンに飛び込む9号同点ソロをぶちかました。その後は守護神・藤川が連続無失点記録を江夏らを超えてプロ野球歴代9位となる42回2/3に伸ばすなど、必死の継投で今季2度目のドロー成立。首位の中日が負けたため、ゲーム差を「1.5」に縮めた。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/27現在]
   勝 敗 分 差
1中日 39 26 2 ―
2阪神 39 29 2 1.5
3ヤクルト 36 33 0 3.5
4巨人 34 36 2 2.5
5広島 29 37 3 3.0
6横浜 25 42 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 8月完全復活へ…
 今岡が右手中指弾撥指(ばね指)の手術に近日中に踏み切ることを決断した。この日、大阪市内の病院で死球による「右手尺骨部骨挫傷」の診察を受けた結果、回復に1カ月以上かかるという診断が下された。長期離脱が必至の状況に、かねてからの持病もあわせて治す形となった。8月には完全復活した“最強5番打者”が戻ってくる。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/26現在]
   勝 敗 分 差
1中日 39 25 2 ―
2阪神 39 29 1 2.0
3ヤクルト 35 33 0 4.0
4巨人 34 35 2 1.5
5広島 29 37 2 3.5
6横浜 24 42 2 5.0
[ comments(0) ]
■ 藤川圧巻!
06/25 甲子園
◆対ヤクルト9回戦
[阪神4勝5敗0分]
ヤ001 000 000=1
神000 003 00X=3
[勝]井川 6勝4敗
[S]藤川 3勝2S
[敗]石川 7勝5敗
▼本塁打
(ヤ)
(神)


 リーグ戦再開から3戦目。猛虎待望の“第2の開幕”は代役の守護神が快挙達成で飾った。2点リードの9回に登場した藤川が2三振を奪う堂々の火消し役。故障離脱の久保田を欠く中での“新継投”が初めて決まった。4月15日から続く連続無失点は32試合計40回2/3に到達し、すべて救援登板による40回超えは日本球界初。圧巻の防御率はついに0.1点台(0.197)に突入した。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/25現在]
   勝 敗 分 差
1中日 39 25 2 ―
2阪神 39 29 1 2.0
3ヤクルト 35 33 0 4.0
4巨人 34 35 2 1.5
5広島 29 37 2 3.5
6横浜 24 42 2 5.0
[ comments(0) ]
■ 球児を出せない…
06/24 甲子園
◆対ヤクルト8回戦
[阪神3勝5敗0分]
ヤ201 020 100=6
神100 200 000=3
[勝]石井一4勝4敗
[S]木田 2勝2敗4S
[敗]杉山 3敗
▼本塁打
(ヤ)ラミレス14号・岩村9号、10号
(神)関本4号


 今季最多タイの3被弾で連敗した。杉山が同点直後の5回に、岩村に勝ち越し2ランを献上。今季初リリーフの江草も7回に岩村に2打席連発を許し、新守護神・藤川へのリレーはこの日も実現しなかった。打線も日本復帰後初対戦の石井一を攻めきれず、中日が守る首位とのゲーム差は約1カ月ぶりに「2.0」に開いた。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/24現在]
   勝 敗 分 差
1中日 38 25 2 ―
2阪神 38 29 1 2.0
3ヤクルト 35 32 0 3.0
4巨人 34 34 2 1.5
5広島 29 37 2 4.0
6横浜 24 42 2 5.0
[ comments(0) ]
■ 意地の3ラン!
06/23 甲子園
◆対ヤクルト7回戦
[阪神3勝4敗0分]
ヤ040 000 012=7
神000 000 040=4
[勝]ガトームソ5勝3敗
[S]木田 2勝2敗3S
[敗]下柳 5勝6敗
▼本塁打
(ヤ)米野3号
(神)片岡1号


 このままでは終わられへん。片岡が待望の今季1号3ランを放った。交流戦明け初戦は敗れたものの、一時は1点差に迫るアーチで、今岡の再抹消で漂っていた重苦しい雰囲気を振り払った。ここまで打率1割台と苦しんできたけれど、ここからの爆発よろしくお願い致します。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/23現在]
   勝 敗 分 差
1中日 37 25 2 ―
2阪神 38 28 1 1.0
3ヤクルト 34 32 0 4.0
4巨人 34 33 2 0.5
5広島 29 36 2 4.0
6横浜 23 42 2 6.0
[ comments(0) ]
■ 試練の時!
 明日のセ・リーグ再開を前に激震が走った。久保田が21日にプライベートで右手を痛め、大阪市内の病院で「右手第4、第5中手骨骨折」と診断された。復帰には2カ月以上かかる見込みで、代役ストッパーの藤川ら総力戦で大ピンチを乗り切る構え。右手首痛の今岡もオールスターまでの戦線離脱が決まり、V2へ試練の時が訪れた。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/22現在]
   勝 敗 分 差
1中日 36 25 2 ―
2阪神 38 27 1 0.0
3巨人 34 32 2 4.5
4ヤクルト 33 32 0 0.5
5広島 28 36 2 4.5
6横浜 23 41 2 5.0
[ comments(0) ]
■ 今岡登録抹消も…
 17日のオリックス戦で死球を受けて「右手尺骨部骨挫傷」と診断されている今岡が、練習休日の甲子園球場を訪れ治療した。「治療?そうそう。すべてはあしたの様子を見てからやね」。翌18日から3試合に欠場中で、打撃練習も守備練習もしていない。1軍登録を抹消するかどうかは、明日の様子をみて判断が下される。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/21現在]
   勝 敗 分 差
1中日 36 25 2 ―
2阪神 38 27 1 0.0
3巨人 34 32 2 4.5
4ヤクルト 33 32 0 0.5
5広島 28 36 2 4.5
6横浜 23 41 2 5.0
[ comments(0) ]
■ ピシャリ完封締め!
06/20 甲子園
◆対ロッテ最終戦
[阪神5勝1敗0分]
ロ000 000 000=0
神001 001 00X=2
[勝]福原 4勝1敗
[S]久保田4勝5敗16S
[敗]小野 4勝5敗
▼本塁打
(日)
(神)


 ピシャリと締めた。福原からJFKへの盤石リレーで、交流戦の最終戦を今季4度目の完封勝ちで飾った。屈辱を味わった昨年日本シリーズの相手・ロッテに5勝1敗と“完勝”。貯金6をつくった交流戦は、セ・リーグ首位の中日をかわして単独3位フィニッシュとなった。ウィリアムス、藤川、そして久保田。節目の夜のお立ち台に、日本一を誓う3人の雄叫びがこだました。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/20現在]
   勝 敗 分 差
1中日 36 25 2 ―
2阪神 38 27 1 0.0
3巨人 34 32 2 4.5
4ヤクルト 33 32 0 0.5
5広島 28 36 2 4.5
6横浜 23 41 2 5.0


■交流戦順位表
[全日程終了]
    勝 敗 分 差
1ロッテ 23 13 0 ―
2ヤクルト 22 14 0 1.0
3阪神 21 15 0 1.0
4中日 20 15 1 0.5
5ソフトバ20 16 0 0.5
6西武 19 16 1 0.5
7日ハム 17 19 0 2.5
7楽天 17 19 0 0.0
9広島 16 20 0 1.0
10横浜 15 21 0 1.0
11巨人 13 23 0 2.0
12オリックス12 24 0 1.0
[ comments(0) ]
■ これが決定力!
06/19 甲子園
◆対日ハム最終戦
[阪神3勝3敗0分]
日000 002 000=2
神000 050 00X=5
[勝]井川 5勝4敗
[S]久保田4勝5敗15S
[敗]金村 4勝4敗
▼本塁打
(日)
(神)金本9号


 あぁジーコジャパンにこの決定力が欲しい…。虎の主砲・金本が、サッカー日本代表の苦戦でたまったフラストレーションまで一掃する?特大弾をぶちかました。5回、バックスクリーン右へ0−0の均衡を破る9号2ラン。他球団の四球攻めに苦しんでいた4番の一撃が、一挙5点の猛攻を呼んだ。頼れるアニキ、交流戦最後のロッテ戦も頼んまっせ!

■セ・リーグ順位表
[2006/06/19現在]
   勝 敗 分 差
1中日 36 25 2 ―
2阪神 37 27 1 0.5
3巨人 34 31 2 3.5
4ヤクルト 33 31 0 0.5
5広島 28 35 2 4.5
6横浜 23 41 2 5.5
[ comments(0) ]
■ また暗雲…
06/18 スカイマーク
◆対オリックス最終戦
[阪神5勝1敗0分]
神001 000 000=1
オ000 050 00X=5
[勝]本柳 1勝1敗
[敗]江草 5勝4敗
▼本塁打
(神)矢野8号
(オ)


 貯金週間ならず…。パ・リーグ下位に沈む楽天、オリックスと対戦した1週間を、3勝3敗で終えた。オリックスに昨年から同一カード10連勝を狙ったこの日は、矢野のソロによる1点止まり。前日17日に右手首死球を受けた今岡を欠いた打線は、5回に逆転を許すと反撃できなかった。今岡は交流戦残り2試合の欠場が決定的で、猛虎がまたも正念場を迎えた。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/18現在]
   勝 敗 分 差
1中日 36 25 2 ―
2阪神 36 27 1 1.0
3巨人 34 30 2 2.5
4ヤクルト 33 30 0 0.5
5広島 28 35 2 5.0
6横浜 23 41 2 5.5
[ comments(0) ]
■ 覚醒!?
06/17 スカイマーク
◆対オリックス5回戦
[阪神5勝0敗0分]
神010 301 000=5
オ000 001 000=1
[勝]オクスプリ4勝
[敗]オバミュラ1勝5敗
▼本塁打
(神)林1号、2号
(オ)


 虎の背番号「31」が覚醒した。前日16日に1軍復帰した林威助が1点リードの4回無死一、三塁から右越え3ラン。6回には2打席連発となるソロアーチを描き、勝利を決定づけた。若き大砲のバットが4打点を叩き出し、関西ダービーを制して交流戦初となる同一カード9連勝。4カードぶり勝ち越しも決めた虎が首位追撃へ、完全に息を吹き返した。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/17現在]
   勝 敗 分 差
1中日 36 24 2 ―
2阪神 36 26 1 1.0
3巨人 34 29 2 2.5
4ヤクルト 33 29 0 0.5
5広島 27 35 2 6.0
6横浜 23 40 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 楽天ショック払拭!?
06/16 スカイマーク
◆対オリックス4回戦
[阪神4勝0敗0分]
神060 000 000=6
オ021 000 000=3
[勝]下柳 5勝5敗
[S]久保田4勝5敗14S
[敗]平野佳6勝4敗
▼本塁打
(神)
(オ)


 お家芸が帰ってきた。猛虎打線が2回に爆発。5連打、4連続タイムリーという驚異のつるべ打ちで、今季最多タイの1イニング6得点をマークした。既に3完封を記録している難敵・平野佳を攻略し、オリックスには昨年から8連勝。楽天戦負け越しのショックを払拭し、交流戦ラストスパートに突入した。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/16現在]
   勝 敗 分 差
1中日 35 24 2 ―
2阪神 35 26 1 1.0
3巨人 33 29 2 2.5
4ヤクルト 32 29 0 0.5
5広島 27 34 2 5.0
6横浜 23 39 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 3カード連続負け越し…
06/15 フルキャスト宮城
◆対楽天最終戦
[阪神3勝3敗0分]
神000 000 010=1
楽000 010 01X=2
[勝]小倉 4勝3敗
[S]福盛 12S
[敗]杉山 2敗
▼本塁打
(神)
(楽)


 楽天にまさかの競り負け。8回に一度は今岡の右犠飛で追いついたものの、その裏、好投を続けてきた先発の杉山が力尽きた。2年ぶりの3カード連続負け越しだが、明るい材料は鳥谷&赤星の新1・2番が機能したことだ。8回に2人が連打を見せれば、赤星はこの日も2盗塁で6年連続の逆転タイトルへ猛追。新オーダーが交流戦の残り5試合、そしてきょうから8試合続く関西シリーズで爆発する。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/15現在]
   勝 敗 分 差
1中日 34 24 2 ―
2阪神 34 26 1 1.0
3巨人 33 28 2 1.5
4ヤクルト 31 29 0 1.5
5広島 26 34 2 5.0
6横浜 23 38 2 3.5
[ comments(0) ]
■ 流れ変えた三重殺!
06/14 フルキャスト宮城
◆対楽天5回戦
[阪神3勝2敗0分]
神000 000 010 2=3
楽001 000 000 0=1
[勝]福原 3勝1敗
[S]藤川 3勝1S
[敗]有銘 2敗
▼本塁打
(神)
(楽)


 延長10回、2点を奪って、楽天に何とか辛勝。19残塁の拙攻でタメ息の連続。そんな中で光ったのが六回に飛び出した三重殺のビッグプレー。まさに神がかりの1勝。1試合5盗塁に2暴投1捕逸…。カツノリにも感謝!?

■セ・リーグ順位表
[2006/06/14現在]
   勝 敗 分 差
1中日 33 24 2 ―
2阪神 34 25 1 0.0
3巨人 32 28 2 2.5
4ヤクルト 31 29 0 1.0
5広島 26 33 2 4.5
6横浜 23 37 2 3.5
[ comments(0) ]
■ 盤石JK沈む…
06/13 フルキャスト宮城
◆対楽天4回戦
[阪神2勝2敗0分]
神200 022 100 0 =7
楽100 310 020 1x=8
[勝]小倉 3勝3敗
[敗]久保田4勝5敗13S
▼本塁打
(神)金本8号・スペンサー5号
(楽)


 延長10回。不運な打球も重なった無死満塁を耐え抜く力は久保田には残っていなかった。沖原の打球に前進守備の藤本が抜かれてサヨナラ敗戦。試合途中から降り出した雨が霧になって猛虎を冷たく濡らした。

 「…」

 今季5敗目を喫した久保田は報道陣の問いかけに言葉を返すことはなかった。登板した9回は同点の局面。直前の8回を任せたウィリアムスが2点のリードを守れない。1死から塩川に中前打され、2死三塁からは森谷に四球。直後、リックに右中間を破られて、同点を許した。

 「ノーコメントだ」

 通訳に気持ちを伝えて急いだ帰途。復帰から6戦目で喫した初失点が盤石のJFK継投にほころびを生んだ。岡田監督の悔しさも当然か。

 「そら、失点もする。打たれることもある。それよりも森谷のところ。あの四球が痛かった。そんなに警戒するバッターじゃない」

 いら立ちは先発した井川の早期降板に集約していった。初回に先手をもらいながら、4回に4安打を集められて逆転。直後の5回に同点に追いついてもらいながら、その裏に勝ち越しを許した。6回5失点での交代。何とか勝利投手の権利を持っての降板ながら、ふがいなさは目立った。

 「あの点差なら1人で投げ切るくらいでいってほしい。DHやし、打席も回ってこん。2、3回にあれだけいいボールを放っていて、4回に急にやからな。結局はフォアボール。投げ込まんとどうしようもない」

 ただでさえ疲労のたまる8連戦。その初戦から救援陣をフル稼働させながら白星を逃し首位から陥落した。単なる1敗以上に重たく感じる敗戦だった。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/13現在]
   勝 敗 分 差
1中日 33 24 1 ―
2阪神 33 25 1 0.5
3巨人 32 27 2 1.5
4ヤクルト 30 29 0 2.0
5広島 25 33 2 4.5
6横浜 23 36 2 2.5
[ comments(0) ]
■ 役者戻った!
 左足首をねんざして3試合に欠場していた赤星が明日の楽天戦から先発復帰することが決まった。この日は仙台への移動前に甲子園球場で3日ぶりに打撃練習。レッドスターが戻った猛虎打線が交流戦残り8試合のラストスパートをかける。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/12現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 33 24 1 ―
2中日 32 24 1 0.5
3巨人 32 26 2 1.0
4ヤクルト 30 28 0 2.0
5広島 25 32 2 4.5
6横浜 22 36 2 3.5
[ comments(0) ]
■ サヨナラ再奪首!
06/11 甲子園
◆対西武最終戦
[阪神2勝4敗0分]
西001 120 000 00 =4
神210 000 010 01x=5
[勝]久保田4勝4敗13S
[敗]小野寺1勝1敗13S
▼本塁打
(西)平尾4号
(神)


 背番号7の一振りが、チームの危機を救った。スタメン落ちした今岡が、西武戦(甲子園)で代打サヨナラV打。延長戦にピリオドを打つとともに、今季初の同一カード3連敗を阻止した。「メチャメチャうれしいです」。お立ち台で見せた最高の笑顔は、昨季打点王の反攻のシグナル。中日と入れ替わり再々奪首に成功した猛虎が、再び上昇気流に乗る。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/11現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 33 24 1 ―
2中日 32 24 1 0.5
3巨人 32 26 2 1.0
4ヤクルト 30 28 0 2.0
5広島 25 32 2 4.5
6横浜 21 36 2 4.0
[ comments(0) ]
■ 猛虎へ活!
06/10 甲子園
◆対西武5回戦
[阪神1勝4敗0分]
西100 500 000=6
神000 010 000=1
[勝]帆足 3勝2敗
[敗]安藤 3勝3敗
▼本塁打
(西)
(神)金本7号


 2日連続の完敗…。主砲の一撃は沈む猛虎への活に見えた。西武・帆足から奪った唯一の得点は主砲、金本のひと振り。劣勢の5回、2試合ぶり7号ソロをバックスクリーン左へ打ち込んだ。阪神に移籍して以降、節目の通算100号。今季初の“空砲”で意地を示した。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/10現在]
   勝 敗 分 差
1中日 32 23 1 ―
2阪神 32 24 1 0.5
3巨人 32 25 2 0.5
4ヤクルト 30 27 0 2.0
5広島 25 31 2 4.5
6横浜 21 36 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 手も足も出ぬ…
06/09 甲子園
◆対西武4回戦
[阪神1勝3敗0分]
西000 010 423=10
神001 000 000=1
[勝]松坂 8勝2敗
[敗]下柳 4勝5敗
▼本塁打
(西)中島11号・松坂1号
(神)


 松坂のワンマンショーの前に完敗した。左足首痛の赤星を欠いた打線は毎回の14三振を喫して1点止まり。投手陣も松坂に一発を浴びるなど、今季2度目の2ケタ失点を喫した。赤星は「左足首ねんざ」と診断され最悪の場合、登録抹消の可能性も浮上。首位も中日に明け渡し、真の正念場が訪れた。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/09現在]
   勝 敗 分 差
1中日 32 22 1 ―
2阪神 32 23 1 0.5
3巨人 32 24 2 0.5
4ヤクルト 29 27 0 3.0
5広島 24 31 2 4.5
6横浜 20 36 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 5度目の正直で再奪首!
06/08 札幌ドーム
◆対日ハム5回戦
[阪神2勝3敗0分]
神200 004 000=6
日000 102 001=4
[勝]福原 2勝1敗
[S]久保田3勝4敗13S
[敗]八木 6勝3敗
▼本塁打
(神)金本6号・スペンサー4号
(日)小笠原9号


 満塁の悪夢を豪快に振り払った。6回、スペンサーが第4号グランドスラム弾を、虎党で埋まった左翼スタンドへ。前夜4度の満塁機で1点も入らなかったが、この日は超ビッグイニングにつなげて日本ハムを粉砕した。助っ人砲の一発で連敗を3で止め、貯金を10に戻した猛虎は5日ぶりの首位奪還。さあ明日からは本拠地・甲子園で西武を沈めよう。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/08現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 32 22 1 ―
2中日 31 22 1 0.5
3巨人 32 23 2 0.0
4ヤクルト 28 27 0 4.0
5広島 24 30 2 3.5
6横浜 19 36 2 5.5
[ comments(0) ]
■ イライラ17残塁…
06/07 札幌ドーム
◆対日ハム4回戦
[阪神1勝3敗0分]
神000 010 001=2
日100 200 00X=3
[勝]リー 5勝3敗
[S]マイケル 1勝15S
[敗]杉山 1敗
▼本塁打
(神)
(日)


 4度の満塁機を逃して、4月の5連敗以来となる3連敗を喫した。球団ワーストにあと1と迫る17残塁の拙攻に岡田監督は「真っすぐ打てばええんよ。それだけのこと。ストライクを打ちにいかんと…」といら立ちを隠さない。11安打で2得点。今季22度目の2ケタ安打で初めて敗れた。“不敗神話”の崩壊…。巨人、中日の共倒れが救いだ。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/07現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 32 22 2 ―
2阪神 31 22 1 0.5
3中日 30 22 1 0.5
4ヤクルト 27 27 0 4.0
5広島 23 30 2 3.5
6横浜 18 36 2 5.5
[ comments(0) ]
■ 脱帽…
06/06 札幌ドーム
◆対日ハム3回戦
[阪神1勝2敗0分]
神000 000 000=0
日200 001 00X=3
[勝]ダルビッ4勝5敗
[敗]井川 4勝4敗
▼本塁打
(神)
(日)セギノール8号


 猛虎が今季4度目の完封負けを喫した。試合前には新庄の仰天パフォーマンスに脱帽…。試合はダルビッシュの快投に脱帽…。前回5月18日の対戦で敗れた右腕への雪辱戦は打線がわずか2安打に抑え込まれて、返り討ちにあった。北の大地、札幌はやっぱり“寒かった”。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/06現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 32 21 2 ―
2阪神 31 21 1 0.5
3中日 30 21 1 0.5
4ヤクルト 27 26 0 4.0
5広島 23 29 2 3.5
6横浜 18 35 2 5.5
[ comments(0) ]
■ さぁ首位奪回や!
 呪縛は解けた。村上ファンドが阪神電鉄株のTOBに応じる方針が固まり、子会社のタイガース球団も“間接的支配”から抜け出す。岡田監督は「スッキリする」と話し、牧田球団社長も「ホッとした」と安堵感をのぞかせた。首位奪回へ再出発するチームに、時を同じくして今岡が戦列復帰。力強い“爆発予告”とともに、遠征地の札幌へ乗り込んだ。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/05現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 32 20 2 ―
2阪神 31 20 1 0.5
3中日 29 21 1 1.5
4ヤクルト 27 25 0 3.0
5広島 22 29 2 4.5
6横浜 18 34 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 首位陥落…
06/04 甲子園
◆対ソフトバンク最終戦
[阪神3勝3敗0分]
ソ000 204 000=6
神000 002 000=2
[勝]田之上1勝
[敗]江草 5勝3敗
▼本塁打
(ソ)川崎2号・田上2号
(神)シーツ10号


 江草が4回にチーム8試合ぶりの被本塁打となる2ランを川崎に浴びると、6回は前日3日まで3試合連続でお立ち台に上がっていた好調・鳥谷の失策から4失点。ソフトバンクとの対戦成績が3勝3敗となり、勝ち越しを逃したばかりでなく、夜の試合で巨人が勝ったため、5月26日以来の2位転落となった。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/04現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 32 20 2 ―
2阪神 31 20 1 0.5
3中日 29 21 1 1.5
4ヤクルト 27 25 0 3.0
5広島 22 29 2 4.5
6横浜 18 34 2 4.5
[ comments(0) ]
■ サヨナラ!
06/03 甲子園
◆対ソフトバンク5回戦
[阪神3勝2敗0分]
ソ103 030 000 =7
神010 500 011x=8
[勝]ウィリアムス1勝
[敗]藤岡 1勝1敗1S
▼本塁打
(ソ)
(神)矢野7号


 サヨナラ打で、村上騒動にもサヨナラや! 鳥谷が土壇場の9回1死満塁から劇的な右前サヨナラ打。連夜の活躍で、3日連続のお立ち台に立った。阪神電鉄株買い占めに端を発した一連の騒動も、村上ファンドがTOB(公開買い付け)に応じる姿勢を示したことで“事実上の終結”。首位を走る猛虎は3連勝で貯金は今季最多の「12」。「あしたも勝って3連勝したい」。もう、グラウンド外の話題はいらない。若虎の熱いメッセージが聞こえた。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/03現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 31 19 1 ―
2巨人 31 20 2 0.5
3中日 28 21 1 2.0
4ヤクルト 26 25 0 3.0
5広島 21 29 2 4.5
6横浜 17 34 2 4.5
[ comments(0) ]
■ 不敗神話や!
06/02 甲子園
◆対ソフトバンク4回戦
[阪神2勝2敗0分]
ソ000 000 000=0
神100 101 01X=4
[勝]下柳 4勝4敗
[敗]斉藤和6勝3敗
▼本塁打
(ソ)
(神)鳥谷5号


 新たな不敗神話の誕生!? 鳥谷が6回、ソフトバンク・斉藤和からプロ入り後初となる2戦連発の5号ソロ。これでアーチを放ったゲームは2年越しの8連勝となった。前回の対戦で遺恨を残した“憎き相手”に打線が奮起し5月22日のオリックス戦以来、10試合ぶりの2ケタ安打で快勝して、貯金も今季最多タイの11。巨人とともにリーグ最速で節目の30勝に到達した。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/02現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 30 19 1 ―
2巨人 30 20 2 0.5
3中日 27 21 1 2.0
4ヤクルト 26 24 0 2.0
5広島 21 28 2 4.5
6横浜 16 34 2 5.5
[ comments(0) ]
■ イライラ一発快勝!
06/01 甲子園
◆対楽天3回戦
[阪神2勝1敗0分]
楽100 000 000=1
神000 002 00X=2
[勝]福原 1勝1敗
[S]久保田3勝4敗12S
[敗]愛敬 3勝3敗
▼本塁打
(楽)
(神)鳥谷4号


 鳥谷が六回、右翼へ逆転4号2ラン。楽天・愛敬の“遅球”に苦しみ、梅雨入りしたかのような重苦しい空気を、ひと振りで吹き飛ばした。最後はJFKで締め、2−1勝利。貯金は再び10で首位の座キープ。

■セ・リーグ順位表
[2006/06/01現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 29 19 1 ―
2巨人 29 20 2 0.5
3中日 27 20 1 1.0
4ヤクルト 25 24 0 3.0
5広島 20 28 2 4.5
6横浜 15 34 2 5.5
[ comments(0) ]