2007.11.30 Friday
■ ビックリ仰天発言!?
FA宣言している下柳が前日の選手会納会でメジャー移籍を示唆していたことが分かった。球団関係者が証言した。酒席での発言とはいえ、相手は気心の知れたナイン。果たして、その本心は…。
本気度はともかく、衝撃度は大きかった。今オフにFA宣言し、阪神残留か米大移籍か、で注目を集めている下柳。そのベテラン左腕が、前日の選手会納会で意味深発言を行っていた。
「オレ、メジャーへ行きますよ」
納会に出席していた、ある球団関係者が証言した。今年1年の互いの労をねぎらう席。当然のことながら、そこではお酒も入る。会が進むにつれお酒の勢いも手伝い、下柳は何度となく「メジャー」を口にしたという。ただ一方では、酒席であるとはいえ、気心の知れたナインに胸中を打ち明けたことも、また事実だった。
発言の裏には、残留交渉が満足に進んでいないという背景がある。これまで下柳サイドと球団サイドは、11月中に2度にわたって交渉。2度目となった18日の交渉では2年総額4億円を提示したと見られている。
ただ、2年目に関しては、下柳が41歳のシーズンとなる年齢面を考慮して基本給がダウン。インセンティブが多くを占める形となっており、この点でいまだ合意にまで至っていない。
当初は早々に残留宣言を出すことが、既定路線と思われていた。だが、水面下では、ここ数年の活躍ぶりを評価したメジャー数球団からオファーが。現段階でも阪神残留が最優先であることには変わりはないが、プロ野球選手として他球団の評価に耳を傾けたくなるのは当然のことと言える。そのメジャーから正式なオファーが届くのは、ウィンターミーティングが終了する米国現地時間12月6日以降。じっくりと結論を出すには、もう少し時間が必要だ。
「彼が抜けたら、チームは大変なことになってしまう」
関係者は最後にそう語った。本気で言ったのではないだろう…。そして、チームメートの誰もが、阪神残留を望んでいることは間違いない。
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2007.11.29 Thursday
■ 新庄超え!
大ブレーク男が新庄超え! 桜井が西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、年俸2500万円で一発サインした。今季の560万円からのアップ率は346%。92年にフィーバーを巻き起こした新庄をも上回る球団歴代1位のスーパー昇給に、若き大砲はレギュラー定着、クリーンアップ奪取を強く誓った。
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2007.11.28 Wednesday
■ 大号令!
総帥は満足できまへんで! 兵庫県加東市内のゴルフ場で、球団主催のゴルフコンペに参加した宮崎オーナーが、今オフの補強状況について「今の段階では物足りない」と話し、さらなる補強策に大号令を掛けた。ヤクルトとの交渉が決裂した場合には、グライシンガーの獲得を目指しており、入団交渉中のツインズのフォードと共に、補強2本柱へ力を注ぐことになる。
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2007.11.27 Tuesday
■ 福留断念!
阪神が福留獲得を断念した。FA宣言した福留とは既に1度目の交渉を持ちながら、日米の複数球団による争奪戦は長期化。展望が開けない状況から、近日中にも福留側に撤退の意思を伝える方針を固めた。代わって米大リーグ、ツインズのフォードの入団交渉を既に開始。米大通算32本塁打を誇る強打の右の外野手を打線強化の新たな“救世主”と決めた。
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2007.11.26 Monday
■ 虎党に感謝!
浜中、吉野とオリックス・平野恵、阿部健の交換トレードが成立し、両球団から発表された。昨季、自己最多の139試合に出場しながら今季不振に終わった浜中にとっては、新天地での再出発となる。
浜中「愛着あるユニホームを脱ぐことへのさみしさはあります。しかし、チームも変わり新たなスタート。そして日本シリーズで阪神と対戦したい。それが夢。これまで雨の日も風の日も雪の日も…。身震いする程の応援やご声援をいただき、本当にありがとうございました。新天地ではもがき苦しみレギュラーをつかみ取ることを誓います」
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2007.11.25 Sunday
■ 浜中トレード!
阪神とオリックスでトレードが成立したことが分かった。阪神は浜中、吉野、オリックスは平野恵、阿部健の2対2トレード。明日、両球団から発表される。浜中は今季、主軸として期待されたが結果が出ず、来季も林や桜井らの台頭による出場機会の減少が見込まれ、球団側もトレード先を探していた。
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2007.11.24 Saturday
■ 一人前宣言!
やっぱりキミは奇想天外やな〜。赤松が今季限りで西宮市内の選手合宿所「虎風荘」を退寮することになり、引っ越し準備を完了させた。同時に、退寮を機に彼女との同棲生活を宣言。「いずれは結婚しようと考えています」と、早々とプロポーズするという破天荒な退寮劇となった。
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2007.11.23 Friday
■ 3億円見えた!
プロ野球タイ記録の46セーブをマークしたシーズン、そして星野ジャパンの守護神トリオの一角として今も投げ続ける藤川の“奮投”に、阪神が大幅昇給で応える。12月下旬に予定される契約交渉で、チーム内で金本に次ぐ2番目の高給取りとなることが確実なことが分かった。
「頑張った選手には出す。それは当然」
球団首脳の1人はそう話し、年俸順で5億5000万円の金本の次になるか?との問いに「そう考えていいのでは」と答えた。今オフ、藤川は1億6000万円から交渉をスタート。貧打、先発難という二重苦のチームを救うJFKの一角として休みなく働いた対価としては、1億円以上のアップ額が想定される。現在のチーム2位は2億6000万円の今岡。こちらは複数年契約を結んでおり年俸固定のため、藤川がこれを追い抜く可能性は極めて高い。
南球団社長は先に、3位に終わった今季を踏まえて「数字の通り。査定はそういうもの」と“厳冬”を予告している。しかし、フル稼働の藤川や久保田はもちろん例外。阪神の日本人投手で歴代最高だった井川(05、06年)の2億3000万円をゆうに超え、3億円の大台すら視野に入る藤川の交渉に注目だ。
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2007.11.22 Thursday
■ 開幕投手狙う!
“08年開幕戦”狙う! ハワイ・ウインターリーグで「最優秀投手賞」に選出された玉置が、鳴尾浜球場でのトレーニングを再開した。
「収穫はフォークとチェンジアップです」。ハワイでは10試合に登板し4勝0敗、防御率2.22。48回2/3を投げ、47三振を奪った。中でも有効だったのが、親指と薬指ではさむチェンジアップ。同僚のマイナーリーガーから教わった独特の握りが見事にはまった。
「あとはプレッシャーのかかる場面でどれだけ投げられるか」。前日の夕方に帰国したが、休む間もなく午前10時すぎにはグラウンドへ。精力的に体を動かし、来季への決意をみなぎらせた。
「新しい投手も入ってくる。2月の初実戦?投げたいです」。例年、2月中旬から始まる練習試合、オープン戦の先発に意欲を見せた。先発のコマ不足にあえぐ今こそチャンス。背番号62は虎視眈々とその座を狙う。
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2007.11.21 Wednesday
■ 猛虎魂で五輪切符!
“虎の新井”の初仕事は五輪切符の獲得だ。広島からFA宣言していた新井が、福岡市内のホテルで阪神と2度目の交渉に臨み、入団の意思を伝えた。12月1〜3日にアジア予選を戦う台湾への出発前に進路を明確にし、代表専念の環境を自ら整えた。日の丸を背負い、4番打者にも指名された台湾決戦へ決意を新たに挑む。
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2007.11.20 Tuesday
■ 上園が新人王!
猛虎の歴史に名を刻んだ! プロ野球コンベンションが、福岡市内で開かれルーキーながら今季8勝をあげた上園が新人王に選出された。阪神では01年の赤星以来、6年ぶり7人目の受賞。「恥じないよう、来季は開幕から1軍でチームに貢献したい」。新人王の看板を背に、85年の池田以来となる2年目での開幕投手を狙う。
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2007.11.19 Monday
■ 最多勝、新人王宣言!
最多勝&新人王のダブル獲りや! 東京都内で開催された大学・社会人ドラフトで1巡目に福岡大の白仁田投手を指名。岡田監督は6球団で競合した東洋大の大場をクジ抽選で外したが“一本釣り”で白仁田との交渉権を獲得した。「やるからには最多勝と新人王を狙いたい」。タイトル獲りを宣言した若き右腕が猛虎に新風を吹き込む。
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2007.11.18 Sunday
■ 太鼓判!
ミスター・タイガースが「虎の新井」に太鼓判! 元阪神の掛布が草薙球場で開催された巨人−阪神のOB戦に出場。FAでの阪神移籍が確実となっている広島・新井について「やってくれるでしょう」と大きな期待を寄せた。また、元主砲は3打数3安打3打点の大暴れでMVPを獲得。静岡の虎党を沸かせた。
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2007.11.17 Saturday
■ 新井には負けん!
今岡が大阪市住之江区にあるインテックス大阪で行われた「ファンの集い2007」に参加。シーズン終了後、約1カ月ぶりに公の場に姿を見せた。来週中にも広島からFA宣言した新井の入団が決定する見込み。来季は三塁の守備位置を争う可能性が高いが、今岡自身もすでにトレーニングを再開。もちろん、ポジションを明け渡すつもりはない。
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2007.11.16 Friday
■ 手応えゼロ…
中日からFA宣言した福留と大阪市内のホテルで初交渉。14日に交渉した巨人より先に4年20億円の条件を提示したが、好感触を得られなかった。希望する11月中決着にメジャーのオファーを待ちたい福留側から「NO」を告げられ、球団首脳は相次いで“代役”の新外国人獲得作業を並行していくことを明言。撤退の2文字がいきなり視野に入ってきた。
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2007.11.15 Thursday
■ MVPおらん!
緩めたらアカンぞ! 17日間にわたる安芸での秋季キャンプを打ち上げた。野球漬けによる若手選手の成長に、岡田監督は一定の評価も“MVP”はなし。来年2月の沖縄・宜野座キャンプに向け、さらなるレベルアップを要求して実りの秋を終えるとともに、故障により不参加だった林と桜井には警鐘を鳴らすことも忘れなかった。
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2007.11.14 Wednesday
■ いきなりピンチ…
虎、いきなり苦境…。巨人はFA選手との交渉解禁となったこの日、中日からFA宣言した福留と都内ホテルで初交渉を行った。同選手が名古屋から東京まで駆けつけて行われ、清武球団代表が95年ドラフト以来の13年越しの恋人と猛アピールし、福留からも好感触を得た。即日交渉をもくろんでいた阪神は、宿敵・巨人に先にスケジュールを確保された争奪戦初日となった。
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2007.11.13 Tuesday
■ W獲得を正式表明!
FA争奪戦、明日ゴング! 南球団社長はFA宣言した広島・新井と中日・福留に対し、W獲得する意思を正式に表明した。宮崎での全日本代表合宿に参加している新井とは、15日にも初交渉を行う構え。また、福留についてもアポイントが取れ次第、明日14日にスクランブル交渉する可能性も浮上した。
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2007.11.12 Monday
■ 誠意の速攻勝負!
“恋人”には速攻勝負が最大の誠意や! この日、FA権の行使を表明した中日・福留に対し、交渉解禁日となる14日にもアタックする構え。広島からFA宣言した新井とのW獲得を目指す方針を固めているが、メジャーの参戦も確実で“万が一…”も想定。早期決着でV奪回への戦力補強を進めていく。
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2007.11.11 Sunday
■ トレード第2弾浮上
浜中をトレードでオリックスに放出する方針を固めたことが分かった。今季は62試合の出場にとどまり打率.193。右翼にはFAで中日・福留の獲得を目指していることから来季も出場機会の減少が見込まれ、球団が“温情”含みで放出に動いた。オリックスは野手補強が懸案。交換要員は協議中で、川越英隆投手らが候補とみられる。
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2007.11.10 Saturday
■ 特大のカミナリ!
やってもうた…。キャンプ地の安芸でオリックスと練習試合を実施。来季の“V奪回要員”として期待が高かった赤松、狩野の2人が、岡田監督から特大のカミナリを落とされた。出塁したのに走塁用の手袋をはめ忘れた赤松には「1軍では無理!」、3捕手で唯一失点した狩野には「状況判断がチグハグや」と猛省を促す言葉が飛んだ。
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2007.11.09 Friday
■ 骨埋める!
虎に骨を埋めます―。日本ハムからトレードで入団した金村が、西宮市内の球団事務所で契約更改し、6000万円ダウンとなる1億2000万円でサインした。会見では東京・六本木ヒルズの自宅を引き払い、家族ともども関西に移住することを明言。「虎に骨を埋める覚悟でやっていきたい」と、プロ野球人生第2章のスタートに向け、不退転の決意を語った。
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2007.11.08 Thursday
■ 絶賛!
さらにほれ込んだ。虎の総帥・宮崎オーナーが、FA会見の席上で男泣きした広島・新井にゾッコンとなった。この日、大阪市内の阪神電鉄本社で行われた定例のオーナー報告会では今さら獲得方針を確認するまでもなかった。「見るだけでガッツのあるプレーをする印象がありますね」。新井獲得へ誠意をもってアタックを開始する。
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2007.11.07 Wednesday
■ 宣言します!
“阪神の新井”誕生へカウントダウンが始まった。FA権取得で去就が注目されていた広島の新井が、星野ジャパンの神戸自主トレ終了後に本紙の単独取材に応じ、権利を行使して移籍する意向を初めて明かした。移籍先は「これから」としたが、右の大砲獲得を補強ポイントに挙げる阪神への移籍が決定的とみられる。新井は明日、FA申請書を提出。会見を開き、正式にFAを宣言する。
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2007.11.06 Tuesday
■ 虎ピンチ!?
虎の恋人にと期待されていた中日・福留だが、メジャー球団の巨額オファーが舞い込みそうな気配に、阪神は方向転換を迫られそうだ。
これまでも南球団社長は「国内での勝負には負けないが、メジャーとのマネーゲームはしない」と発言しており、レンジャーズのオファーが出れば撤退は既定路線。そうなると外野を守れる外国人選手獲得に、力を注ぐことになる。
同社長は外国人選手の調査に関して「すでにリストアップしている」と明言し「FAの動向を見ながらになるが、11月中に片付けば」と期間を設定した。
福留獲得が無理と判断されれば緊急編成会議を行うことを示唆しており、視線は一転してメジャーに向けられる。いずれにせよ、今回発せられた“悲報”により、虎の動きが慌ただしくなることは間違いなさそうだ。
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2007.11.05 Monday
■ トレード第1弾!
阪神が今オフ第1弾のトレードを断行した。日本ハム・金村と中村泰の交換トレード成立が、両球団から発表された。金村は05年まで4年連続2ケタ勝利。同年まで5年連続で規定投球回をクリアし、今季規定投球回到達者がいなかった阪神では“エース格”の期待がかかる。
金村「ローテに入ってフル回転したい」
さっそく新天地での意気込みを口にした。阪神へのトレード通告後に札幌市内の球団事務所で会見。「阪神は先発がいないと聞いています。ローテーションに入って、フル回転したい」と前向きに話した。阪神が獲得を目指していたことは、宮崎でフェニックスリーグに参加していた10月に新聞報道で知った。「ちょっと不安になった」と当時を振り返ったが、もう気持ちは“虎モード”だ。熱狂的ファンで埋まる甲子園。「北海道と違って、結果が出ないとヤジられるかも…」と苦笑しながらも「それもやりがいがある」と言ってみせた。9勝、5勝に終わったここ2年に「納得できる成績ではなかった」と言う。「北海道のファンは温かかったし、感謝しています」。再起を約束して、会見を終えた。
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2007.11.04 Sunday
■ 助っ投はグラ本命!?
やはりグライシンガー本命!? 秋季キャンプ地の安芸で南球団社長ら球団幹部を交えたドラフト戦略が話し合われるなど、来季に向けた戦力補強の検討が着実に進んでいる。そんな中、岡田監督が新外国人投手に関し、意味深な発言を行った。
「外国人投手?まだまだよ。そんな動きは、できんのやから。まだ11月やからな。新聞には勝手に(名前が)出てるけどな」
国外から探すのであれば、すでに動くことが可能。11月は動けない、ということからターゲットは日本にいると推測される。野球協約の定める契約保留期間の終了は11月30日。それまでに所属球団が契約保留選手名簿に記載しない支配下選手は自由契約となるためだ。
「外国人は外から連れてくるより、日本で実績を残してる方が計算できる」と常々、指揮官も口にしている。今季の他球団助っ投を見渡した時、最も食指が動くのはセ・リーグ最多16勝をあげたヤクルト・グライシンガー。残留交渉が難航することも予想されるが、現状は静観するしかない。
野手においてはFA補強を最優先しているが、外国人ヤンキースのアンディ・フィリップス内野手らを最終候補にリストアップ。福留、新井の動向次第で人選を詰めていくことになる。
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2007.11.03 Saturday
■ スゴい球や!
変身した太陽を指揮官も絶賛した。秋季キャンプ第2クールに入ったこの日、今秋キャンプからスリークオーター気味にフォームを変更した太陽がブルペンで130球の熱投。見守った岡田監督も「すごい球に見えた?見えるじゃなくて投げてるんよ」と称賛した。来季8年目を迎える右腕は、背水の陣で期待に応える。
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2007.11.02 Friday
■ W獲り狙う!
阪神が左右の大砲獲得へ同時進行で乗り出す方針を固めた。日本シリーズ終了翌日からFA宣言期間へと突入。かねてから動向に注目していた中日・福留と広島・新井がFA宣言した場合には、両者に対して交渉解禁日の14日に即日接触を図る構え。“先手必勝”で両獲り成功へ挑む。
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2007.11.01 Thursday
■ 血染めの指導や!
秋季キャンプ第1クール3日目、岡田監督が来季の飛躍を期待する赤松に30分にわたる打撃指導。自らバットを振り、お手本を見せた際に、左手親指の付け根から流血するアクシデントに見舞われながらも、08年猛虎打線の強化へ、並々ならぬ意欲を感じさせた。
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