2008.01.31 Thursday
■ 待ちきれない!
春季キャンプ前日、新井が沖縄帯同組の中でただ一人、宜野座球場の室内練習場に足を運び、打撃練習などに汗を流した。最後の休日も精力的に動き、初日へ最終準備。夜には全体ミーティングに初参加し、首脳陣からは調整法も一任された。明日、虎の新井がいよいよグラウンドに立つ。
新井「特別なことはやりません。いままで通り元気を出して一生懸命やります。テーマは“慣れる”ことです」
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2008.01.30 Wednesday
■ 31歳の誓い!
31歳の誓いを胸に春の陣へ―。FA移籍1年目の新井が自身の誕生日に当たる今日、キャンプ地・沖縄へ入った。新天地で迎える球春到来に高揚感を抑えきれない。「期待されているのは分かっている。期待されている以上のものを見せたい。みんなに喜んでもらいたい」。熱く響く決意表明にキャンプ直前の思いを込めた。
昼すぎに宿舎へ到着した新井は、昼食を挟んで宜野座球場へ足を運んだ。移籍後初めて阪神仕様ジャージーを着用して登場。外野をランニングして体を温めた後は室内練習場でキャッチボールで肩を慣らし、ノックでは軽快に打球をさばいた。マシンを相手にした打撃練習では計89スイング。今春キャンプでの試用を決めている従来型より長い33.75インチを使った。
「練習したのは予定通りです。環境面が申し分ないというか、スゴイですね。しっかり練習できると思います」
明日は全体ミーティングが予定されていて首脳陣、同僚、スタッフらと対面。練習メニューなどについても話し合われる見込みで、「練習のやり方はスタッフの方と相談したい。第1クールは様子を見ながら、やるべきことをやっていきたい」と話した。
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2008.01.29 Tuesday
■ オレは潔白だ!
日本で6年目のシーズンを迎えるウィリアムスが関西国際空港着のUA機で来日した。昨年12月に米大リーグの薬物使用実態を調査した「ミッチェル・リポート」。リポートでは購入の際にジェフ・ウィリアムスのサインが書かれた小切手も報告されたが「あれはオレのチェックじゃない。何でオレの名前が出たのかわからない」と改めて疑惑を完全否定した。
今オフに大補強した巨人にも、ジェフは黙っていられなかった。「間違っているんじゃないかな。あれだけ補強したら、みんなが巨人をやっつけようと思うだろうし、オレだってそう思っているよ」。昨年のペナントレースの覇者で、さらに投打に補強したとなれば、警戒もしてしまう。ジェフは昨年、巨人戦で計14イニングで1失点しかしておらず、直接対決で叩くつもりだ。
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2008.01.28 Monday
■ ハッスルー!
来たで、来たで、来たで〜。虎のVを背負う新助っ人たちが。ルー・フォードとスコット・アッチソンが揃って関西国際空港に来日。フォードが「オレの全力プレーを見ろ」と言えば、アッチソンは「先発をやる」と吠えた。た、頼もしすぎる…。両選手は明日29日に甲子園球場を視察して30日、キャンプ地・沖縄入りする。
フォード「ハードで常に全力。それがオレのプレースタイル。フライが上がればそこに壁があろうと何があろうと必死に捕りに行くだけだ。(ツインズの本拠地では打席に向かう際、スタンドから「ルー〜〜〜〜…」という“ルー・コール”を浴びるほどの人気者だったが)パワーをもらっているみたいで気持ちよかった。甲子園でもやってもらえるなら光栄だよ。一生懸命に頑張ってチームの勝利に貢献するから、タイガースでもぜひファンにサポートしてもらいたい」
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2008.01.27 Sunday
■ 虎を引っ張る!
1軍合同自主トレが春季キャンプ地の沖縄県宜野座球場でスタートした。打率3割、20本塁打を狙う鳥谷はフリー打撃で30スイング中、サク越え5本を放ち、初日の“本塁打王”に輝いた。今季から選手会役員に着任。チームをまとめる立場としても奔走するなど、名実共に猛虎の顔に成長した若きリーダーが、V奪回へとけん引する。
「ヘイ!キャプテン」
小雨が降る宜野座球場には鳥谷の大きな声が響き渡っていた。「ノックは2カ所でいきます」。グラウンドに姿を現すと、即座に練習を手伝う裏方さんに指示を送った。これまでにない光景。周囲からは「ヘイ!キャプテン」の声も飛んだ。入団5年目の今季からは選手会役員としてチームをまとめる立場になった。「コミュニケーションも徐々にとっていく」。藤本、関本ら数多くの先輩選手がいる中でも率先して声を出し、チームメートも動かした。自身の練習にも妥協は許さない。もちろん球場を後にしたのは一番最後。「今は打球がいいとか悪いとか関係ない。今は振る段階」と試運転を強調したが、自覚と責任感が行動に表れていた。
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2008.01.26 Saturday
■ 三塁打出来る体
猛虎の鉄人が復活への“助走”を誓った。近日中に米国単独キャンプへ出発する金本が、現地でのテーマを走ることに絞り込んだ。昨秋に手術した左ひざの完全回復を目指す今回の渡米。来月中旬予定の帰国までに「最低7〜8割で走りたい」と目標設定した。春開幕時の全力疾走、そして三塁打可能な肉体を思い描いた。
金本「向こうでは足のことをどれだけできるのか。痛みがなくなれば早いと思う。帰ってきたら2月中旬か。開幕まで1カ月半。その時点で最低7〜8割で走らないと。痛みがなくなれば、走れる準備はしているから」
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2008.01.25 Friday
■ デビュー見えた!
大学・社会人1巡目ルーキーの白仁田が明日26日、鳴尾浜球場でプロ入り後初となるブルペン入りを果たす。キャンプは2軍(安芸)スタートが決定しているが、岡田監督も「投げさすよ」と2月20、21日に予定される紅白戦登板を明言。期待の右腕が、いよいよそのベールを脱ぐときが来た。
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2008.01.24 Thursday
■ 逃げ道は作らせない!
岡田監督が西宮市内の虎風荘で春季キャンプの1、2軍メンバー振り分けを決定するコーチ会議に参加。沖縄・宜野座の1軍キャンプで、FA加入した新井との戦いが注目される今岡に、サード1本で勝負させることを明言した。「本来の姿を取り戻して打つことよ」。シンプルかつ究極のテーマを与え、指揮官は“天才”の復活を待つ。
岡田監督「一、三塁は考えてない。サードをやらせるよ。ファースト言うても、急にはな。ベテランになって、最後のポジションと考えているようやけど、ファーストは難しいよ。一番、ボールを扱うねんから。(一塁経験のある新井は一、三塁の)両方やらす。今岡は本来の姿を取り戻すことよ。ゲームに出て、サードを守って結果を出す。それだけよ」
今岡「新井はFAで来た選手だからレギュラーを与えられて当然。ボクはそういう立場じゃない。1年間1軍にいて頑張る…と、もう一度、ゼロに戻ってそこからやっていかないといけない」
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2008.01.23 Wednesday
■ アニキ流の歓迎や!
金本が甲子園球場に隣接する新室内練習場に初登場した新井とのキャッチボールを公開。「新井さんはスターやからな」と荷物持ちをしたかと思えば、3冠級のノルマをふっかけるなど、弟分を手玉に取って“いじりまくり”。本拠で名コンビ復活を印象づけた。
金本「あいつはスターやからな。今年は大活躍しよるで。打率.350、45本塁打、135打点や」
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2008.01.22 Tuesday
■ 虎に走塁革命や!
赤星が甲子園新室内練習場での自主トレを公開。打倒・中日、巨人を果たすため、春季キャンプから関本、鳥谷らの若手ナインに盗塁、走塁面で積極アドバイスを送ることを誓った。「チームとしていい方向に行くようにしたい」。ここ数年、機動力不足に泣かされてきただけに、反攻への第一歩となる。
ヘルニア、回復順調。昨季は頸椎椎間板ヘルニアに苦しんだ赤星だが、順調に回復していることを明かした。「今年は首を万全にしないといけない。今のところ左手のしびれも全くないし、痛みもほとんどない」。今オフは首回り、背中、肩回りの強化に時間を割き、首の太さは1センチアップ。球団トレーナーは「筋力量もアップしたし、1センチ太くなるのはすごいこと」とトレーニングの効果を認めていた。
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2008.01.21 Monday
■ 打った走った守った!
軽快な動きでアピールだ! 昨秋のクライマックスシリーズで左ひざを痛めた桜井が、西宮市の鳴尾浜球場で本格的な練習を再開。屋外での自主トレでは故障後初となる外野ノックやダッシュなどを無難に消化した。「痛みもないし、徐々に上げていきたい」。順調な回復ぶりを披露した若き大砲が、危ぶまれていた春季キャンプ1軍スタートに向けて大きな一歩を踏み出した。
桜井「痛みもないし、全然動けましたよ。これからは、どんどん調子を上げていきたい。当然打ち込みもする。(1軍キャンプ地の)沖縄スタート?もちろん。僕はそのつもり。練習試合も出たいので」
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2008.01.20 Sunday
■ 自身最強!
金本が広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」で続けてきた今冬の自主トレを打ち上げた。昨秋の左ひざ手術の影響で鍛えたのは部位は上半身限定ながら、腕回り・胸囲とも過去最高の数値を計測。単独キャンプで渡米する今月下旬を前に完全復活の下地は整った。
金本「あとはホンマにひざだけよ。暖かいところへ行って痛みが取れて鍛えていけば、今までのように動けるよ」
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2008.01.19 Saturday
■ 2・16虎デビュー!?
出るか、宜野座締めアーチ!? FA移籍した新井の“猛虎デビュー戦”が2月16日の日本ハムとの練習試合になる可能性が高いことが分かった。首脳陣の1人は「16日が一つの目安になってくるだろう。安芸でいきなり、というよりは…と考えている」と発言。調整過程は本人の希望が最優先だが、17日には宜野座1次キャンプ打ち上げを控える。安芸2次キャンプへの移動前に、首脳陣は新井が望めば最初のステップを用意する考えだ。
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2008.01.18 Friday
■ 猛虎結束!
宮崎オーナーが大阪市内のホテルに岡田監督ら首脳陣、球団フロントを招集し、キャンプ前の時期としては異例、いや初の懇談会を開催した。経営者側と現場側との意思統一をはかり、目指すタイガース像を確立させる狙い。05年のリーグ優勝から3年目。かつて経験した低迷期への転落阻止へ知恵を出し合った。
宮崎オーナー「キャンプ前に監督やコーチがどういうコンセプトを持っているのか、聞きたかった。タイガースの野球とは何なのか。その答えをみんなで探していきたい」
岡田監督「上とかみ合ってきたということよ。最下位ばかりの頃はこんな話をしても笑い話でしかなかった。今は優勝という共通の目標を持てる」
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2008.01.17 Thursday
■ フィーバー予測!
早くもアニキと肩を並べた! 新加入した新井に、営業部門から大注目が集まっている。タイガースのグッズを扱っているシャープ産業では、今季の重点テーマに「新井」をピックアップ。入団1年目の選手としては、03年入団した金本以来となる、選手グッズの全商品化を予定しており、一大フィーバーを見越して対応していく。
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2008.01.16 Wednesday
■ 火の玉ボール復活や!
藤川が沖縄県嘉手納町での自主トレを公開。今年から専属トレーナー契約を結んだ小林トレーナーと米国フロリダで学んできた最新トレーニングを継続。約50メートルの距離でのキャッチボールでは弾道の低い力強い球を投じるなど、肩も順調な仕上がり。「何とか空振り三振が取れるように頑張りたい」。昨季、下降した奪三振率アップに挑む虎の豪腕が剛速球に磨きをかける。
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2008.01.15 Tuesday
■ チャンスつかめ!
“新鮮力”よ、出てこい! 岡田監督が大阪市内で行われたスタッフ会議に参加。集大成と位置付ける5年目の沖縄・宜野座キャンプに向け、若手野手のメンバー抜てきを示唆するとともに、先発再編を目指す投手陣には、序盤からのサバイバルを匂わせた。3年ぶりの覇権奪回へ、岡田阪神は、なりふり構わない姿勢でキャンプインする。
岡田監督「金本を筆頭に(2月1日は)このメンバーで、というのではスタートできない。若いメンバーが入る可能性はある。特に野手の方がチャンスをつかむ可能性は高いんちゃうかな。後ろで投げる投手は分かっている。あとは、みんな先発候補よ」
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2008.01.14 Monday
■ 日本向き!
新外国人・フォードの実力を知る最高の“証言者”が現れた。05年までメジャー9年のプレー経験を持つ本紙評論家・長谷川滋利氏が「日本向き」と断言した。フォードのメジャー初安打、メジャー初本塁打は、いずれもマリナーズ・長谷川から奪ったものだった。打たれた男だから分かる、フォードの素顔とは―。
ユニホームを脱いで、2年以上が過ぎている。それでも、長谷川氏は鮮明に覚えていた。メトロドームに鳴り響くツインズファンの「ルー!」の大合唱。そして、そのエネルギッシュなプレースタイル…。長谷川氏にとって、フォードは忘れられない男だった。
「初安打も初ホームランもボクから打っているので、よく覚えていますよ。能力の高い選手でした」
マリナーズで05年までプレーした長谷川氏。ツインズに在籍したフォードとは同じア・リーグで対戦経験があった。それどころか、2本の痛打を浴びている。フォードがデビューした03年。5月29日に右前にメジャー初安打を打たれ、3日後の6月1日にはメジャー初本塁打を献上した。03年は故障の佐々木に代わってマ軍のクローザーを務めるなど、自己最高の防御率1.48を記録してオールスターにも出場した“全盛期”だった。
「ボクは以前から日本向きの選手だと思って見ていました。打撃は前に突っ込まないので、変化球を打つのがうまい。真っ直ぐも日本の投手は速くても140キロ台後半が大半なので、そのぐらいの球速なら十分に対応できます」
04年に154試合出場で打率.299、15本塁打、72打点をマークしたフォード。その後の伸び悩みについて、長谷川氏は「中堅にハンターがいて、なかなか出番がなかった」と語る。ハンター(08年からエンゼルス)は01年から7年連続ゴールドグラブを誇る、マリナーズ・イチローと肩を並べる名手だ。蓄積した鬱憤は阪神という新天地で働くエネルギーになる。
「人間的にもいいヤツで、誰からも好かれていました。コーチの言うこともよく聞く。ただ、逆に性格が良すぎるので、フォームのことをいろいろ言われるとその通りにしてしまう心配もあります。最初は自由にやらせたらいいのではないでしょうか」
外野と、クリーンアップの一角としてフォードに大きな期待を寄せる岡田阪神。頼もしい長谷川氏の証言だった。
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2008.01.13 Sunday
■ 新井が燃えた!?
新井が恒例にしている鹿児島・最福寺での2泊3日の精神修行に入った。広島からのFA移籍を経た新たな挑戦の年。例年を超える摂氏500度にも達する炎の柱の前で護摩行をやり遂げた。強い気持ち―。そう何度も繰り返した決意をやけどとともに肉体に刻んだ。
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2008.01.12 Saturday
■ 5月復帰が見えた!
昨年12月に米国で右肩手術を受けた林が、帰郷していた台湾から再来日し早期復帰へ強い意欲を示した。当初に推測された前半戦絶望という治療期間が短縮可能なことを自ら強調。回復とリハビリが順調に進めば、5月復帰できる見通しを明かした。猛虎に空いた“穴”は想像以上に早く埋まる可能性が出てきた。
林「向こうで手術してから4週間していた固定も外れました。いまのところは順調です。医師には4カ月から半年と言われてます。4カ月経てば、制限なしに動ける。リハビリのやり方次第では、もう少し早くなるかもしれない。交流戦後…、うーん、それよりも早く出られるようにしたいです」
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2008.01.11 Friday
■ 12勝ノルマ!
ノルマ12勝で100勝達成だ! 日本ハムから移籍してきた金村が、鳴尾浜球場で初練習を行った。「(100勝は)あと12なんで、ひとつの区切りにしたい」。日本ハム時代にファンとの交流のため開いていたブログや、応援タオルも完全封印し、猛虎の優勝に集中する構え。昨年12月27日に誕生した双子のためにも、勝利の2文字をどん欲に追い求める。
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2008.01.10 Thursday
■ レギュラー渡さへん!
桜井が甲子園の室内練習場で自主トレを公開し、縁起担ぎのティー打撃77スイングを披露した。春の練習試合、オープン戦では「勝負強さを見せる」と、打点王獲りでのレギュラー奪取に虎視眈々。新加入のフォードらライバルに先んじて、岡田監督への猛アピールを宣言した。
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2008.01.09 Wednesday
■ Vボディー完成!
藤川が米国フロリダ州タンパでの海外自主トレを打ち上げた。約1カ月に及ぶ武者修行で体重は昨シーズンから7キロ減となる77キロへの減量に成功。開幕への準備を着実に進める一方、今オフ大補強した巨人との対戦も熱望。「うれしい。一つでも多くの好勝負を見せたい」。スリムボディーを手に入れた剛腕が宿敵との真っ向勝負へ向け進化を遂げた。
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2008.01.08 Tuesday
■ あと41!
赤星が大阪市北区のリッツカールトンホテルで開かれたミキハウスグループ新春祝賀会に出席。1番・中堅へ、3年ぶりの盗塁王へ、チームの日本一へ。さらにあと41個に迫った元阪神監督の吉田義男氏の持つ球団記録350盗塁超えへのチャレンジを誓った。
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2008.01.07 Monday
■ サプライズ激励!
V奪回を目指す阪神の08年が、サプライズゲストとともに幕を開けた。球団仕事始めの年賀式が甲子園室内練習場内で開かれ、球団に新年のあいさつに訪れていたヤンキース・井川が飛び入り参加。03、05年の優勝に貢献した虎の元エースは「タイガースの優勝を願っています」と、古巣のフロント陣を激励した。
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2008.01.06 Sunday
■ 加圧トレ!
アーチ量産ボディーが見えた! 今岡が兵庫県三田市内でのトークショーに07年セ・リーグ新人王の上園とともに出演。昨年12月から導入した加圧トレーニングによる肉体改造に手応えを感じ、今月中旬から予定していたハワイでの自主トレも中止する方向であることを示唆した。結果が求められる今季、“パワフル今岡”でライバル・新井と勝負する。
今岡「ウエートトレと並行してやっている。成果は野球の結果が出ないと言えないが自分の中では目に見えて変化があった。昨季は打率を意識したが、チームとかみ合わなかった。モチベーションを維持するためには、ホームランかな」
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2008.01.05 Saturday
■ 吉兆スタートだ!
めでたいぞ! いきなりの必勝祈願でパワーもらった! 大学・社会人ドラフト1巡目ルーキー・白仁田が、福岡県前原市内の糸島高で自主トレを公開。同校から約8キロの雷山の中腹にある雷山千如寺まで走り込むと、同寺の住職から祈祷を受け、お札も贈呈される“サプライズ始動”となった。猛虎の未来のエース候補が、新年に幸先のいいスタートを切った。
右肩痛の回復は順調だ。08年の初投げとなったこの日は、約40メートルの距離で友人を相手に30分間のキャッチボール。白球の感触を確かめ、笑顔を浮かべた。「投げたい気持ちは十分あるけど、自分のできる範囲で早めに仕上げていきたい」
焦りは禁物だ。すでに球団からはスロー調整指令を受けている。「高校からケガをしていて。前みたいに焦って失敗してもダメ。自分で考えてやりたい」。故障に悩まされた右腕は、自らの肩の状態を心得ている。「できるだけ早く1軍を経験したい。シーズン半ば、後半戦くらいには上がりたいですね」
“初投げ”は5割程度だった。昨年末には60メートルの距離でのキャッチボールを再開。全力投球は約1カ月後がメドとなる。はやる気持ちを抑えながら、じっくりと、確実に前へ進んでいる。
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2008.01.04 Friday
■ 復活確信!
今岡クン、期待してまっせ! 宮崎オーナーが代表取締役社長を務める阪神コンテンツリンクの仕事始めのため、大阪市内の電鉄本社に出社。「彼から届いた手書きの年賀状に期するものを感じた」と、ここ2年不振にあえぐ今岡の復活に期待を寄せた。また渉外部門については「眼力を養わないといけない」とハッパ。総額3億円で獲得しながら、わずか1年で退団したジャンの二の舞いはゴメンとばかりに訴えた。
宮崎オーナー「打つ方では今岡選手ですかな。彼からの手書きの年賀状は期するものがありました。彼独特の職人的なバッティングはファンにアピールできると思う。ここぞのバッティング、勝負強さを見せてくれるのは、プロですよ」
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2008.01.03 Thursday
■ トリプル落花生作戦!?
これが虎の清原の野望だ! 高校生ドラフト4巡目・清原が、茨城県龍ケ崎市内のグラウンドで2008年の始動。プロ人生のスタートを前に、地元・龍ケ崎の町おこしも意識した(1)“落花生フォーク”の習得(2)「清原コロッケ」を新甲子園の名物に(3)「ピーナツ球場」の新設の3つの誓いを立てた。
虎の清原としては最高のスタートを切った。この日は竜ケ崎シニアのOB戦があり、清原にとっては2008年の“初投げ”に。2回を投げ3三振を奪うなど打者6人を完全に封じた。「打たれると嫌なので、ストレートにカーブ、スライダーも投げた」。大崎(西武)や神戸(ロッテ)を輩出した強豪チームだけに、清原も本気で抑えにいった。今後は5日から常総学院のグラウンドで自主トレを行い、中旬に西宮市内の虎風荘に入寮する。
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2008.01.02 Wednesday
■ お年玉!
虎党に嬉しい“お年玉”や! FA宣言していた下柳が阪神残留の意思を固めたことが明らかになった。球団の業務再開を待って条件面の最終調整を行い、近日中にも合意する見込みだ。下柳は11月8日に、03年以来自身2度目となるFA権行使を宣言。その後、メジャー数球団からオファーが届いたことで、残留と米大移籍の二者択一で熟考を重ねていた。
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2008.01.01 Tuesday
■ 惑わず誓う08年!
新年の誓いは不惑の44発―。金本が広島市内のトレーニングクラブ「アスリート」で新井らと恒例の元日始動。今年4月で40歳を迎える主砲は、左ひざ手術からの復活を掲げ「反発心を持ってやっていく」と“限界説”払しょくを宣言した。1988年に門田博光氏が40歳シーズンに記録した44本塁打を視界に入れて2008年を動き出した。
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