虎番記者席

■ 絶体絶命…
08/31 甲子園
◆対中日16回戦
[阪神8勝8敗0分]
中005 200 000=7
神030 011 000=5
[勝]川上 11勝5敗
[S]岩瀬 1勝1敗38S
[敗]井川 11勝6敗
▼本塁打
(中)ウッズ31号・福留20号
(神)今岡22号・矢野14号・桧山7号


 エースが勝ちゲームをぶち壊しや。井川が三回、突然の乱調。ウッズに満塁弾を浴びるなど、中日戦でまたも無残な姿をさらした。これで0.5ゲーム差。岡田阪神が、絶体絶命の危機に追い込まれた。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/31現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 68 48 5 ―
2中日 67 48 1 0.5
3ヤクルト 58 56 0 8.5
4横浜 51 57 6 4.0
5巨人 50 66 4 5.0
6広島 47 67 3 2.0
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■ 恵みの雨!
 恵みの雨で、スタンバイOK! 中日との首位攻防戦が降雨中止となった30日、急性へんとう炎でダウンしていた藤川がブルペン入り。発症後初の本格的な投球を見守った岡田監督は「ボールを見る限り、大丈夫そうや」と明日の登板にGOサインを出した。竜倒へ。頼れる右腕の戦列復帰が、首位キープへの強烈な追い風となる。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/30現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 68 47 5 ―
2中日 66 48 1 1.5
3ヤクルト 58 55 0 7.5
4横浜 50 57 6 5.0
5巨人 49 66 4 5.0
6広島 47 66 3 1.0
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■ 間に合えF!
 猛虎の誇る最強セットアッパーは大一番に間に合うのか。明日から2位・中日を甲子園で迎え撃つ阪神。急性へんとう炎のため2試合を欠場した藤川の復帰結論は決戦当日まで持ち越された。この日は先発陣にまじって志願の練習参加。連日の通院などで懸命に復帰への準備を急ぐ。1.5差で迎える直接対決。逆転の竜を封じ込め、首位の座を堅守へ。球児の力が欲しい―。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/29現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 68 47 5 ―
2中日 66 48 1 1.5
3ヤクルト 57 55 0 8.0
4横浜 50 56 6 4.0
5巨人 49 65 4 5.0
6広島 46 66 3 2.0
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■ アニキ連夜のG倒弾!
08/28 甲子園
◆対巨人18回戦
[阪神10勝8敗0分]
巨100 001 000=2
神200 102 10X=6
[勝]杉山 7勝5敗
[敗]上原 6勝11敗
▼本塁打
(巨)
(神)金本32号・鳥谷6号


 またアニキや!鉄人・金本が攻守で大暴れ。連夜のG倒に貢献した。初回に左越え32号逆転2ランを叩き込めば、4回には好返球で生還を阻止。G戦74発は、歴代単独3位。3安打3得点。98得点は赤星を抜き、セ・リーグの得点王だ。30日からはオレ竜・中日との大一番。その差は1.5。しかし、頼れるアニキがいれば、何も怖くない。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/28現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 68 47 5 ―
2中日 66 48 1 1.5
3ヤクルト 57 55 0 8.0
4横浜 50 56 6 4.0
5巨人 49 65 4 5.0
6広島 46 66 3 2.0
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■ アニキG倒弾2発!
08/27 甲子園
◆対巨人17回戦
[阪神9勝8敗0分]
巨100 001 000=2
神301 000 10X=5
[勝]安藤 8勝5敗
[S]久保田4勝4敗21S
[敗]桑田 7敗
▼本塁打
(巨)
(神)シーツ18号・金本30号、31号


 アニキの2発で夏バテ解消や!金本が30号、31号を放ち、巨人を粉砕。3連敗でVロードを足踏みしていたチームを再発進させた。1014試合連続出場は歴代6位の初代ミスタータイガース・藤村富美男に並び、巨人戦73本塁打は歴代3位タイ。「中日も強いが阪神も強いです」。丈夫で元気な4番打者が、V奪回を約束した。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/27現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 67 47 5 ―
2中日 65 48 1 1.5
3ヤクルト 56 55 0 8.0
4横浜 50 55 6 3.0
5巨人 49 64 4 5.0
6広島 46 65 3 2.0
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■ えらいこっちゃ!
08/26 甲子園
◆対巨人16回戦
[阪神8勝8敗0分]
巨010 120 000=4
神000 000 000=0
[勝]工藤 10勝7敗
[敗]ダーウィン1敗
▼本塁打
(巨)仁志10号
(神)


 悔しさも、危機感も、あえて作った笑顔で消そうとした。試合後の岡田監督は明るい表情で会見を締めくくった。

 「きょうの話ばかりしてもしゃーない。そんな深刻になるなよ」

 本音を言えば…。残り28試合で迎えた最大のピンチ。再び竜の足音が大きく聞こえる1.5ゲーム差。チーム状況と残り試合を考えると、正念場に立たされた。

 夏の長期ロードを10勝9敗1分けで11年ぶりに勝ち越した。26日ぶりの甲子園での試合だったが“凱旋ムード”どころか、打線の覇気のなさだけが目立った。

 工藤−シコースキー−林の前に今季8度目の完封負けを喫して、今季5度目の3連敗だ。しかもたったの3安打で三回以降は無安打の計13三振。三塁に走者も進められずに完敗した。

 「三回からノーヒットや。振れてないわな」。打線全体の低調…。岡田監督の指摘する通り、この3連敗中、得点能力はガクンと落ちた。計10安打で計6得点。しかもこれで28イニング連続のタイムリー欠乏症で計26三振などなど。ふがいない数字が並ぶ。オールスター直前に陥った打線の低迷よりも「あの時も悪かったが、今の方が悪いかもしれん」と今季最悪の打撃不振と認めた。

 中でも深刻なのがシーツ。この日の4タコで17打席連続の無安打。正田打撃コーチも「片岡という選択肢もある」。先発が右の桑田が予想される27日はシーツを外す可能性を示唆した。

 「(各選手)体調とかいろいろあるかもしれんが、あした何かきっかけをつかんで、いい流れをつくらんと…」。岡田監督は、自らに言い聞かせた。30日からの中日との天王山までに勢いを取り戻さないと…。今が耐える時。底力を見せるしかない。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/26現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 66 47 5 ―
2中日 64 48 1 1.5
3ヤクルト 55 55 0 8.0
4横浜 50 54 6 2.0
5巨人 49 63 4 5.0
6広島 46 64 3 2.0


[観]編集長5勝2敗
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■ 目標は1つ!
08/25 広島
◆対広島16回戦
[阪神10勝6敗0分]
神000 004 100=5
広201 301 00X=7
[勝]ロマノ5勝4敗1S
[S]ベイル2勝17S
[敗]下柳 10勝3敗
▼本塁打
(神)今岡21号
(広)嶋20号・緒方17号・前田21号、22号・倉2号


 旅の終わりを豪快に締めくくった。夏のロード最終戦。敗戦の中で魅せたのは今岡だ。6回1死満塁から21号本塁打を左翼席へと叩き込んだ。年間3本目のグランドスラム。猛虎史上3人目の快挙をやってのけた。満塁の打席では打率5割を超える勝負強さだ。長期遠征を終えた選手会長は目指す優勝への号令も出した。「目標は1つ。それに向かっていくだけ」。明日からは甲子園で巨人戦。猛虎の進撃再開にふさわしい舞台が待つ。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/25現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 66 46 5 ―
2中日 63 48 1 2.5
3ヤクルト 54 55 0 8.0
4横浜 50 53 6 1.0
5巨人 48 63 4 6.0
6広島 46 63 3 1.0
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■ 2安打完敗!
08/24 広島
◆対広島15回戦
[阪神10勝5敗0分]
神000 010 000=1
広020 004 20X=8
[勝]大島 1勝
[敗]福原 7勝13敗
▼本塁打
(神)今岡20号
(広)前田20号・栗原9号


 猛虎が伏兵に足元をすくわれた。初対戦となった大島の前に打線がわずか2安打と沈黙。プロ初勝利を献上してしまった。特に鯉キラーとして存在感を示してきたシーツがこの2試合を無安打、計6三振という停滞。敗戦を淡々と振り返る岡田監督も助っ人砲の変調には表情を曇らせた。明日は夏のロードを締めくくる一戦。旅の終わりは格好よく決めたい。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/24現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 66 45 5 ―
2中日 63 48 1 3.0
3ヤクルト 54 55 0 8.0
4横浜 50 53 6 1.0
5巨人 48 63 4 6.0
6広島 45 63 3 1.5
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■ ロード勝ち越し!
08/23 広島
◆対広島14回戦
[阪神10勝4敗0分]
神011 030 020=7
広100 000 000=1
[勝]井川 11勝5敗
[敗]大竹 7勝9敗
▼本塁打
(神)
(広)嶋19号


 突き抜けた。あの85年も、あの03年も屈した夏のロードを岡田阪神が乗り越えた。2試合を残して11年ぶりの勝ち越しを決定。立役者はエース井川だ。9回1失点完投。自己最少の97球で投げ切った。プロ通算1000投球回に到達した節目の日を飾る白星。11勝目で最多勝争いの1位タイにも立った。貯金22は今季最多。チーム勝利数も昨季の66勝に早くも並んだ。猛虎に『独走』の2文字が再び見えてきた。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/23現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 66 44 5 ―
2中日 62 48 1 4.0
3ヤクルト 54 54 0 7.0
4横浜 50 52 6 1.0
5巨人 47 63 4 7.0
6広島 44 63 3 1.5
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■ MVP指令!?
 V奪回へ大車輪の働きを見せる藤川に、岡田監督から猛ゲキが飛んだ。32試合を残し、稲尾和久(西鉄=現野球評論家)らが持つ78試合登板のプロ野球1シーズン最多記録に「あと14」としている藤川に「もっとすごいものがついてくるやろ。MVP?そうやな」とビッグな可能性を示唆。球界最強セットアッパーは、中継ぎ投手では史上初の勲章を目指す。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/22現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 65 44 5 ―
2中日 61 48 1 4.0
3ヤクルト 54 53 0 6.0
4横浜 49 52 6 2.0
5巨人 47 62 4 6.0
6広島 44 62 3 1.5
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■ 借りを返した!
08/21 神宮
◆対ヤクルト17回戦
[阪神9勝8敗0分]
神001 002 000=3
ヤ000 000 010=1
[勝]安藤 7勝5敗
[S]久保田4勝4敗20S
[敗]藤井 7勝8敗
▼本塁打
(神)スペンサー8号
(ヤ)


 気迫の64球で、借りを返した!前回18日の横浜戦で3回KOされた安藤が中2日で先発。二塁を踏ませない投球で、5回を2安打無失点に抑えた。先発ローテーションの谷間を見事に埋め、今季7勝目をゲット。連勝を飾った猛虎は11年ぶりの長期ロード勝ち越しに王手をかけた。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/21現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 65 44 5 ―
2中日 61 48 1 4.0
3ヤクルト 54 53 0 6.0
4横浜 49 52 6 2.0
5巨人 47 62 4 6.0
6広島 44 62 3 1.5
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■ 兄貴満塁劇勝弾!
08/20 神宮
◆対ヤクルト16回戦
[阪神8勝8敗0分]
神000 160 110=9
ヤ010 010 001=3
[勝]杉山 6勝5敗
[敗]館山 8勝4敗
▼本塁打
(神)桧山6号・金本29号・矢野13号
(ヤ)ラミレス27号・小野4号


 V奪回をアニキが近づける! 金本が移籍後初となる満塁弾を神宮の夜空に架け、ヤクルト戦の連敗を「3」でストップさせた。2位の落合竜は横浜に大敗して、3連敗で4ゲーム差後退。熱セも抜けたか?最短で8月30日にもマジック18が点灯する!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/20現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 64 44 5 ―
2中日 60 48 1 4.0
3ヤクルト 54 52 0 5.0
4横浜 49 51 6 2.0
5巨人 47 61 4 6.0
6広島 43 62 3 2.5
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■ 下柳大炎上…
08/19 神宮
◆対ヤクルト15回戦
[阪神7勝8敗0分]
神010 000 100=2
ヤ251 020 20X=12
[勝]川島 9勝8敗
[敗]下柳 10勝2敗
▼本塁打
(神)今岡19号
(ヤ)ラミレス26号・小野2号、3号・畠山1号


 先発・下柳がまさかの2回途中7失点KO。ヤクルトに大敗を喫し今季神宮では4戦全敗、貯金も19に逆戻りした。東京の虎党には申し訳ない展開。でも、幸いにも次に引きずるダメージはない。登板過多のリリーフトリオ「JFK」が完全休養でき、おまけに2位・中日も敗れてゲーム差は「3」のまま。気持ちを切り替え、きょうこそスカッと快勝や!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/19現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 63 44 5 ―
2中日 60 47 1 3.0
3ヤクルト 54 51 0 5.0
4横浜 48 51 6 3.0
5巨人 47 60 4 5.0
6広島 42 62 3 3.5
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■ 矢野決めた!
08/18 大阪ドーム
◆対横浜18回戦
[阪神10勝5敗3分]
横022 000 010 0 =5
神300 000 200 1x=6
[勝]久保田4勝4敗19S
[敗]木塚 5勝5敗
▼本塁打
(横)佐伯14号・多村24号
(神)片岡1号


 矢野だ!復活だ!サヨナラだ!5−5で迎えた延長10回1死一・二塁、途中出場の矢野がライト右にサヨナラ打を放った。蓄積疲労のため2試合連続でスタメンを外れた正妻の劇的な一打でチームは後半戦初の3連勝。貯金を20に戻し、横浜戦2年ぶりの勝ち越しも決めた。巨人に敗れた2位・中日との差も再び3ゲームに拡大。さあ、このまま一気にラストスパートへ突入だ!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/18現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 63 43 5 ―
2中日 60 46 1 3.0
3ヤクルト 53 51 0 6.0
4横浜 47 51 6 3.0
5巨人 46 60 4 5.0
6広島 42 61 3 2.5
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■ JFKパーフェク投!
08/17 大阪ドーム
◆対横浜17回戦
[阪神9勝5敗3分]
横000 000 000=0
神200 000 00X=3
[勝]福原 7勝12敗
[S]久保田3勝4敗19S
[敗]土肥 7勝7敗
▼本塁打
(横)
(神)


 いつもの光景だった。先発が試合をつくれば、盤石のリリーフ陣が締める。バトンを受けたJFKが、打者7人をパーフェクト。今季初の3人でのお立ち台。完封リレーに、笑顔が弾けた。

「3人で最後まで締めていきたいです」

 八回から登板した藤川が、お立ち台で絶叫した。今季62試合目のマウンドは初の7連投。佐伯を151キロの直球で空振り三振に仕留め、球威に衰えは感じさせなかった。

 久保田も蘇った。九回を3人でピシャリ。12、13日の巨人戦で2試合連続サヨナラ負けを喫したが、前日の横浜戦で2回を無失点。「この前やられたから、絶対に抑えたかった」と持ち前の強気が戻ってきた。

 「若い2人が頑張っている」と、2年前の優勝を知るウィリアムス。こちらも7連投だったが、七回二死一塁で登場し、石井琢を左飛に封じた。残り36試合。この3人がいる限り、竜から追走されても慌てることはない。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/17現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 62 43 5 ―
2中日 60 45 1 2.0
3ヤクルト 52 51 0 7.0
4横浜 47 50 6 2.0
5巨人 45 60 4 6.0
6広島 42 60 3 1.5
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■ エースの仕事!
08/16 大阪ドーム
◆対横浜16回戦
[阪神8勝5敗3分]
横000 100 000 000=1
神000 100 000 000=1
(規定により引き分け)
▼本塁打
(横)金城8号
(神)


 エースの意地が猛虎の“半歩前進”を生んだ。真夏の長期遠征は半ば。準本拠地・大阪ドームでの一戦は息詰まる延長12回でも決着がつかなかった。それでも、前回登板で大逆転負けを喫するなど、2連敗中だった井川が8回1失点の力投。白星以上の光明を照らしてくれた。敗れた2位中日との差をわずかながら2差へ広げる引き分け。気迫満ちるエースにもう心配はいらない。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/16現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 61 43 5 ―
2中日 59 45 1 2.0
3ヤクルト 51 51 0 7.0
4横浜 47 49 6 1.0
5巨人 45 59 4 6.0
6広島 42 59 3 1.5
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■ 井川よ完投せい!
 井川よ最後まで投げ切れ!岡田監督が、エース・井川に完投指令を出した。井川にはずっと週の初戦の先発を任せているが、今季の完投はわずかに1試合。ペナントレース最大の山場と位置づける、明日からの2週連続6連戦を前に「週の最初は中継ぎの負担を少なくしてほしい」と異例のゲキを飛ばした。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/15現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 61 43 4 ―
2中日 59 44 1 1.5
3ヤクルト 51 50 0 7.0
4横浜 47 49 5 1.5
5巨人 44 59 4 6.5
6広島 41 59 3 1.5
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■ お待たせG倒!
08/14 東京ドーム
◆対巨人15回戦
[阪神8勝7敗0分]
神500 001 010=7
巨000 200 100=3
[勝]桟原 1勝
[敗]桑田 5敗
▼本塁打
(神)シーツ17号
(巨)二岡13号


 主役は打点王争いを独走する今岡だ。初回、めっぽう強い満塁機に2点タイムリーを放って100打点に到達。6回にはまたも満塁から中犠飛で貴重な追加点を呼び込んだ。3タテ阻止で、16日からは大阪ドームへ戻っての横浜戦。この調子で落合竜を突き放す!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/14現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 61 43 4 ―
2中日 59 44 1 1.5
3ヤクルト 51 50 0 7.0
4横浜 47 49 5 1.5
5巨人 44 59 4 6.5
6広島 41 59 3 1.5
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■ 夏の試練…
08/13 東京ドーム
◆対巨人14回戦
[阪神7勝7敗0分]
神010 020 000 000=3
巨201 000 000 001=4x
[勝]シコースキー4勝1敗
[敗]久保田3勝4敗18S
▼本塁打
(神)金本28号
(巨)阿部22号


 猛虎に真夏の試練が訪れた。5位に低迷する巨人によもやの2試合連続サヨナラ負け。しかも守護神、久保田が連夜の敗戦投手になった。4連投での登場。3イニング目に入った延長12回に力尽きた。12回表の打席に久保田を立たせて引き分けを狙った岡田監督も「あそこは任せるしかなかった」と唇をかむ。2位中日が敗れたため1.5差は変わらず。それでも自慢の救援陣をフル動員しながらの連敗が重くのしかかる。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/13現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 60 43 4 ―
2中日 58 44 1 1.5
3ヤクルト 51 49 0 6.0
4横浜 46 49 5 2.5
5巨人 44 58 4 5.5
6広島 41 58 3 1.5
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■ 痛恨の被弾
08/12 東京ドーム
◆対巨人13回戦
[阪神7勝6敗0分]
神200 000 020 0 =4
巨000 201 100 1x=5
[勝]久保 5勝3敗
[敗]久保田3勝3敗18S
▼本塁打
(神)鳥谷5号・金本27号
(巨)仁志9号・二岡12号


 黄色く染まったレフトスタンドに、二岡のライナーが吸い込まれる。飛び込んだ側は静まりかえり、ライトスタンドは歓喜に包まれた。その中を背番号30は、静かに引き上げた。4月7日の広島戦に続く2度目のサヨナラ負けのマウンド。一球に泣き、3敗目を喫した。真ん中寄りに甘く入ったスライダーをとらえられた。

 「低めに投げたかった? そうですね。甘かったんじゃないですかね」。試合後は、感情を押し殺し、内に秘めた。

 ここまで無敵を誇ってきた3本の矢がほころんだ。5月15日の楽天戦以来、藤川、ウィリアムス、久保田の3人が投げた試合は、2分けを挟んで20連勝。中日との首位攻防戦でも2、3戦でそろって登場し、その盤石ぶりを見せつけた。この日で3連投。疲れは否定したものの、日々の重圧は計り知れないものがある。長期ロードも中盤に差し掛かり、肉体的なものに加え、精神的な疲労の蓄積も心配材料だ。

 「責められない。後ろのピッチャーはいつも投げてるんやから」と岡田監督。指揮官の信頼が揺らぐことはない。

 58試合目の登板となった藤川は、切り替えていた。「3人が投げれば20連勝やった? それは関係ない。いつも一緒ですよ」。先頭の小久保に粘られた末に中前打を許したが、後続を断ち切った。そのあとを受けたウィリアムスも1回を3者凡退に抑えた。

 再び2位・中日との差は1.5に縮まった。残り40試合、ここまできたら登板過多はもう関係ない。ファンも3人の登場を告げるアナウンスに大歓声で応え、その背中を後押しする。新たな不敗神話をまた始めればいい。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/12現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 60 42 4 ―
2中日 58 43 1 1.5
3ヤクルト 51 48 0 6.0
4横浜 45 49 5 3.5
5巨人 43 58 4 5.5
6広島 40 58 3 1.5
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■ 強虎60勝!
08/11 ナゴヤドーム
◆対中日15回戦
[阪神8勝7敗0分]
神000 140 120=8
中020 100 010=4
[勝]安藤 6勝5敗
[敗]川上 10勝4敗
▼本塁打
(神)金本25号、26号
(中)ウッズ30号


 さすがアニキや!!金本が連夜のアーチで落合竜を粉砕した。4回に追撃の右越えソロを放てば、7回には右翼5階席へ特大の150メートル弾。中日のエース川上の代名詞カットボールを撃ち砕き、1000試合連続出場のメモリアルデーを25、26号の祝砲2発で飾った。逆転2連勝で“真夏の天王山”も2勝1敗で勝ち越し。頼りになる4番とともに、猛虎はV街道を突っ走る!!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/11現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 60 41 4 ―
2中日 57 43 1 2.5
3ヤクルト 50 48 0 6.0
4横浜 45 48 5 2.5
5巨人 42 58 4 6.5
6広島 40 57 3 0.5
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■ 金本首位死守弾!
08/10 ナゴヤドーム
◆対中日14回戦
[阪神7勝7敗0分]
神301 000 100=5
中011 000 010=3
[勝]福原 6勝12敗
[S]久保田3勝2敗18S
[敗]朝倉 3勝5敗
▼本塁打
(神)金本24号
(中)ウッズ28号、29号


 やっぱアニキは頼りになりまっせ!主砲・金本が首位転落のピンチを救った。初回1死一、二塁から左翼席へ24号先制3ランを叩き込んだ。前夜の大逆転負けの悪夢を振り払う豪快な一発で、チームを落ち着かせると、岡田監督の早めの継投もピタリと決まり、これで2位・中日に再び1.5ゲーム差。さあ、この勢いで、明日の第3戦もいただきや!!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/10現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 59 41 4 ―
2中日 57 42 1 1.5
3ヤクルト 49 48 0 7.0
4横浜 44 48 5 2.5
5巨人 42 57 4 5.5
6広島 40 56 3 0.5
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■ 大逆転負け…
08/09 ナゴヤドーム
◆対中日13回戦
[阪神6勝7敗0分]
神212 020 000=7
中001 090 01X=11
[勝]鈴木 3勝1敗
[S]山井 1勝5敗1S
[敗]井川 10勝5敗
▼本塁打
(神)シーツ15号、16号
(中)ラミレス14号・ウッズ27号


 野球はホンマに怖い―。首位攻防第1ラウンド。阪神は五回表で7−1とリードしながら、井川の背信ピッチで、まさかの大逆転負け。これで中日とは0.5ゲーム差。「大きな1勝というより、向こうにとって大きな1敗」と高笑いの敵将。岡田はん、意地見せんかい!!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/09現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 58 41 4 ―
2中日 57 41 1 0.5
3ヤクルト 49 47 0 7.0
4横浜 43 48 5 3.5
5巨人 42 56 4 4.5
6広島 39 56 3 1.5
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■ 強行出場や!
 運命の天王山決戦。猛虎にはこの男が欠かせない。明日からの2位・中日との直接対決3連戦。今岡の強行出場が決まった。体調不良のため7日の広島戦を途中交代。松山からの移動日となった8日も名古屋市内の病院で点滴治療を受けるなど、回復に努めた。1.5差で迎える首位攻防戦。しかも初戦の相手は山本昌。岡田監督は今岡の先発起用を明言して天敵打ちに期待を寄せた。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/08現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 58 40 4 ―
2中日 56 41 1 1.5
3ヤクルト 48 47 0 7.0
4横浜 43 47 5 2.5
5巨人 41 56 4 5.5
6広島 39 55 3 0.5
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■ 心配無用!
08/07 松山
◆対広島13回戦
[阪神9勝4敗0分]
広000 200 101=4
神001 000 000=1
[勝]デイビー4勝3敗
[S]ベイル2勝13S
[敗]杉山 5勝5敗
▼本塁打
(広)新井31号・栗原4号
(神)


 上昇ムードだった打線がデイビーの前に沈黙。わずか1得点に終わり3連勝を逃した。でも、心配は無用。赤星が4試合連続マルチ安打で好調をアピールすれば、金本も唯一の得点となる適時打を放ち勝負強さを取り戻した。岡田監督も「楽しみにしといたらいい」と自信のコメント。9日からは2位・中日と3連戦。さあ、オレ竜よ、どっからでも掛かってこんかい!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/07現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 58 40 4 ―
2中日 56 41 1 1.5
3ヤクルト 48 47 0 7.0
4横浜 43 47 5 2.5
5巨人 41 56 4 5.5
6広島 39 55 3 0.5
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■ 松山猛虎祭!
08/06 松山
◆対広島12回戦
[阪神9勝3敗0分]
広000 010 010=2
神320 220 31X=13
[勝]下柳 10勝1敗
[敗]黒田 9勝7敗
▼本塁打
(広)栗原3号
(神)シーツ14号


 暑い夏は祭りの季節―。四国松山が猛虎復活祭の舞台になった。主演はコイ退治を大の得意にする助っ人砲だ。14号本塁打を含む5安打4打点の活躍を見せたシーツを筆頭に、阪神打線は今季最多19安打で13得点。実に15試合ぶりの2ケタ得点を挙げる圧勝に虎党も酷暑を忘れて酔いしれた。中日の追撃?それがどうした。強い猛虎が帰ってくれば、怖いものは何もない!

■セ・リーグ順位表
[2005/08/06現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 58 39 4 ―
2中日 55 41 1 2.5
3ヤクルト 47 47 0 7.0
4横浜 43 46 5 1.5
5巨人 41 55 4 5.5
6広島 38 55 3 1.5
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■ 強力アシスト!
 “完全復活”へ強力アシストだ。前日の横浜戦で462日ぶりの右翼スタメン出場を果たした浜中をサポートすべく、岡田監督、赤星らが“浜中シフト”を明かした。右中間の打球は赤星にトス、内野手の中継地点の押し上げなど、手術した右肩を配慮。虎党期待のスラッガーが、スタメン奪取へ本格始動だ。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/05現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 57 39 4 ―
2中日 54 41 1 2.5
3ヤクルト 46 47 0 7.0
4横浜 43 45 5 0.5
5巨人 41 54 4 5.5
6広島 38 54 3 1.5
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■ 誠の逆転満塁弾!
08/04 横浜
◆対横浜15回戦
[阪神8勝5敗2分]
神000 010 050=6
横000 020 000=2
[勝]ウィリアムス3勝3敗
[敗]川村 4勝3敗
▼本塁打
(神)矢野12号・今岡18号
(横)佐伯11号


 ホンマに大した男や!打ってほしい時にきっちりと決めてくれる。選手会長の今岡が8回に逆転の満塁ホームラン。打点を92に伸ばしただけでなく、連敗を4で止め、チームの危機も救ってくれた。長期ロードを連敗発進していた岡田監督も「ビッグイニングで1本出たし、これでガラっと変わるわ」と再ダッシュを宣言した。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/04現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 57 39 4 ―
2中日 53 41 1 3.0
3横浜 43 44 5 6.5
4ヤクルト 45 47 0 0.5
5巨人 41 53 4 5.0
6広島 38 54 3 2.0
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■ 待ってました!!
08/03 横浜
◆対横浜14回戦
[阪神7勝5敗2分]
神000 000 012=3
横201 000 30X=6
[勝]三浦 5勝7敗
[敗]福原 5勝12敗
▼本塁打
(神)
(横)小池13号


 苦手の三浦にまたもヒネられ、長期ロードで連敗発進。4連敗、2位・中日と3ゲーム差の窮状を打開すべく、岡田監督は試合後に浜中のスタメン6番での起用をついに示唆した。右肩手術から2年ぶりの完全復活が明日にも拝める…。必ずや、再加速の点火剤となるはずだ。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/03現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 56 39 4 ―
2中日 52 41 1 3.0
3横浜 43 43 5 5.5
4ヤクルト 45 46 0 0.5
5巨人 41 52 4 5.0
6広島 37 54 3 3.0
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■ クリーンアップよ甦れ!
08/02 横浜
◆対横浜13回戦
[阪神7勝4敗2分]
神000 002 000=2
横000 300 00X=3
[勝]門倉 7勝4敗
[S]クルーン 2勝17S
[敗]井川 10勝4敗
▼本塁打
(神)
(横)


 猛虎打線が再三のチャンスを生かせず2−3の惜敗。今季3度目の3連敗で貯金は18に減少した。夏の長期ロードも黒星発進。それでも、岡田監督は前向きな姿勢。この3試合でわずか1打点と低迷するシーツ、金本、今岡のクリーンアップに奮起を促し「あすから大爆発する」と豪語した。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/02現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 56 38 4 ―
2中日 52 40 1 3.0
3横浜 42 43 5 6.5
4ヤクルト 44 46 0 0.5
5巨人 40 52 4 5.0
6広島 37 53 3 2.0
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■ ロード気にしない!
 連続フルイニング出場中の金本が明日からの長期ロードへ向け、体調面で問題がないことを強調した。「広島時代は2、3週間の遠征はざらやった。だから、全然気にしていない。それよりもスイングができる場所を確保できるかどうか」。この日はチーム本隊と離れ、夜に横浜入り。不動の4番は勝負の8月へ向け、宿舎到着後は自室でスイングを開始した。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/01現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 56 37 4 ―
2中日 52 39 1 3.0
3横浜 41 43 5 7.5
4ヤクルト 43 46 0 0.5
5巨人 40 51 4 4.0
6広島 36 53 3 3.0
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