虎番記者席

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■ えらいこっちゃ!
08/26 甲子園
◆対巨人16回戦
[阪神8勝8敗0分]
巨010 120 000=4
神000 000 000=0
[勝]工藤 10勝7敗
[敗]ダーウィン1敗
▼本塁打
(巨)仁志10号
(神)


 悔しさも、危機感も、あえて作った笑顔で消そうとした。試合後の岡田監督は明るい表情で会見を締めくくった。

 「きょうの話ばかりしてもしゃーない。そんな深刻になるなよ」

 本音を言えば…。残り28試合で迎えた最大のピンチ。再び竜の足音が大きく聞こえる1.5ゲーム差。チーム状況と残り試合を考えると、正念場に立たされた。

 夏の長期ロードを10勝9敗1分けで11年ぶりに勝ち越した。26日ぶりの甲子園での試合だったが“凱旋ムード”どころか、打線の覇気のなさだけが目立った。

 工藤−シコースキー−林の前に今季8度目の完封負けを喫して、今季5度目の3連敗だ。しかもたったの3安打で三回以降は無安打の計13三振。三塁に走者も進められずに完敗した。

 「三回からノーヒットや。振れてないわな」。打線全体の低調…。岡田監督の指摘する通り、この3連敗中、得点能力はガクンと落ちた。計10安打で計6得点。しかもこれで28イニング連続のタイムリー欠乏症で計26三振などなど。ふがいない数字が並ぶ。オールスター直前に陥った打線の低迷よりも「あの時も悪かったが、今の方が悪いかもしれん」と今季最悪の打撃不振と認めた。

 中でも深刻なのがシーツ。この日の4タコで17打席連続の無安打。正田打撃コーチも「片岡という選択肢もある」。先発が右の桑田が予想される27日はシーツを外す可能性を示唆した。

 「(各選手)体調とかいろいろあるかもしれんが、あした何かきっかけをつかんで、いい流れをつくらんと…」。岡田監督は、自らに言い聞かせた。30日からの中日との天王山までに勢いを取り戻さないと…。今が耐える時。底力を見せるしかない。

■セ・リーグ順位表
[2005/08/26現在]
   勝 敗 分 差
1阪神 66 47 5 ―
2中日 64 48 1 1.5
3ヤクルト 55 55 0 8.0
4横浜 50 54 6 2.0
5巨人 49 63 4 5.0
6広島 46 64 3 2.0


[観]編集長5勝2敗
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