2005.04.11 Monday
■ 勝負ウィークや!
岡田阪神が4月戦線の“勝負週間”を迎えた。永遠の宿敵・巨人、昨季覇者の中日。V奪回に立ちふさがるであろう、2大ライバルとの6連戦だ。今季を占う大事な1週間が始まった。
「勢いに乗っていきたいな。ましてや巨人、阪神やろ。4月のヤマ場?そうよ!ちょっと極端やろ。広島戦では打線が頑張って、横浜戦では投手が頑張った。次は両方が頑張らなアカン」 岡田監督の気勢が上がるのも無理はない。チーム状態は最高潮。開幕から3カード連続で勝ち越して堂々の首位に立つ。貯金4は早くも昨季最多に並んだ。打倒G、Dが目指してきた開幕ダッシュの総仕上げ。他球団との対戦を、ひと回り終えた時点で、セ界の勢力図も明確になるはずだ。 チーム休養日となったこの日、甲子園球場では指名練習が行われ、先陣を切る下柳ら5投手が準備に励んだ。「(巨人、中日が集中する日程は)意識するよ。いい投手から使っていく」。指揮官の言葉から推測すれば、井川、福原の左右エースを前回に続いて中5日で先発起用することが有力。翌、翌々週も週前半にこの2球団との対戦が控えることも決断を後押しした。 「投げるところで頑張りますよ。巨人へのイメージはいい感じ」 昨季、無傷の6連勝(対戦防御率1.73)を挙げた福原も腕を撫した。今春のオープン戦でも4回2失点の好投。毎回の6奪三振でGキラー健在を印象付けた。 「最近は4、5月に走ったところが、シーズンを制している。2勝1敗でいけるようにローテを組んだ。両エースにはやってもらわないとね」 指名練習のため“休日出勤”した中西投手コーチの『2勝1敗ペース』という目標設定が控え目に映ってしまう布陣。明日勝てば、昨季なかった貯金5にも届く。ライバル撃破の先に『独走』の2文字が見えてくる。 ■セ・リーグ順位表 [2005/04/11現在] 勝 敗 分 差 1阪神 6 2 1 ― 2中日 5 4 0 1.5 2広島 5 4 0 0.0 4ヤクルト 4 5 0 1.0 5横浜 3 5 1 0.5 6巨人 3 6 0 0.5
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