虎番記者席

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■ 4月負け越し…
04/30 広島
◆対広島6回戦
[阪神2勝4敗0分]
神000 020 110=4
広300 004 00X=7
[勝]黒田 3勝2敗
[S]永川 1勝2敗7S
[敗]小嶋 2勝3敗
▼本塁打
(神)林2号
(広)新井8号・前田智3号・倉3号


 開幕戦と同じ光景が、広島市民球場でも繰り返された。猛虎が誇るシーツ、金本、今岡の強打者トリオが沈黙。またしてもカープのエース・黒田にねじ伏せられた。

 「球は見えとるんやけど、打てん時は何をやっても打てん。体調?全然(問題ない)よ」

 金本が悔しさをかみ殺しながら、つぶやいた。まさかの2連敗で迎えた一戦。象徴的なシーンは8回に訪れた。鳥谷、赤星の連打で無死一、三塁。4点差があるとはいえ、1、2番コンビが築いた押せ押せムードに、左翼席は淡い期待を抱いた。だが、ここからがつながらない。シーツのニゴロの間に鳥谷が生還したものの、なおも1死一塁で金本は空振り三振。最後は今岡が力ないニゴロに倒れ、尻すぼみのまま反撃は終わった。

 6番・林以下が放った6安打を生かせなかった。初回の、シーツの遊ゴロ併殺打に始まり、クリーンアップで12打数ノーヒット。3月30日の開幕戦も9打数無安打で、2戦を合計すると黒田には21タコとなった。「何もないよ」。今岡もそれだけを言い残すと、帰りのバスへと乗り込んだ。

 「調子を崩しているね。横浜へ行ったら、多めに打たせるよ。クリーンアップ以外はよくつながっていたから、後は(3人を)待つだけや」

 正田打撃コーチは、不振脱出への打開策にも頭を巡らせた。貯金シリーズのはずが、予想だにしなかった3連敗。重たいムードを引きずったまま、猛虎は次なる敵地・横浜へと向かった。

■セ・リーグ順位表
[2007/04/30現在]
   勝 敗 分 差
1巨人 16 11 0 ―
2横浜 14 10 0 0.5
3中日 13 12 1 1.5
4阪神 12 13 1 1.0
5広島 11 15 0 1.5
6ヤクルト 9 14 0 0.5
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