虎番記者席

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■ もう鬼門やない!
 ペナントレースの144試合は終わった。しかし、猛虎はまだまだ戦える。リーグ3位でも、日本一になれるチャンスがある。幸運を生かさないわけにはいかない。まずは、13日開幕の第1ステージ。東京から新幹線で帰阪した岡田監督の胸中は、打倒・中日への思いで満たされていた。

 3位になったことでホーム開催権は逃した。舞台は、敵地・ナゴヤドーム。山本昌にノーヒットノーランを喫するなど1勝10敗に終わった昨年をはじめ、阪神にとっては負の記憶にあふれた球場だ。だが、今年は違う。7勝5敗と勝ち越しに成功。だからこそ、指揮官はこう言い切った。

 「苦手意識?それはもう、全然ない。むしろ、ええイメージやろ。今年は勝ってるから」。7月には1997年の同球場開場以来、初となる3連戦3連勝を記録。逆に、同一カード3連敗は1度もなかった。かつての鬼門は、もう恐れるべきところではないのだ。

 03年の日本シリーズから、チームはポストシーズン6連敗中。短期決戦のデータとしては芳しくないが、そこは発想の転換で乗り越える。3試合制の第1ステージについて「公式戦の3連戦と同じような気持ちでいい」と岡田監督。そこを勝ち越すためにやるべきことは、分かっている。

 「とにかく、初戦をとることやろ」

 今季を回想すれば、言葉が説得力を帯びる。35回あった3連戦。初戦白星は20回あるが、うち17回がカード勝ち越しにつながっている。これをクライマックスシリーズ第1ステージにあてはめれば、初戦に勝った時点で“突破率85%”だ。逆に初戦が負け、引き分けだった15回のうち、そこから2勝できたのは2カードだけ。スタート失敗は絶対に避けたい。

 注目の13日、ナゴヤドーム。指揮官の自信とともに、夢の日本一ロードが始まる。

■セ・リーグ順位表
[2007/10/04現在]
   勝 敗 分 差 CM
1巨人 80 63 1 優勝 ☆
2中日 77 63 2 1.5 ☆
3阪神 74 66 4 3.0 ☆
4横浜 68 70 1 5.0
5ヤクルト 59 80 0 9.5
6広島 58 82 2 1.5
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