2006.01.15 Sunday
■ Qちゃんにあやかる!
太陽、三東、中村泰が、鹿児島県徳之島での自主トレを公開。リハビリ中の3投手は復活を誓うとともに、JFK救済にも名乗りを上げた。
女子マラソン界のヒロインを、太陽が自らの姿に重ね合わせた。日課となっている宿舎から球場まで約5キロのロードワーク。アップダウンの激しいその道のりこそが、高橋尚子が金メダルを獲得したシドニー五輪前に走り込んだ「尚子ロード」だった。 「心臓が飛び出るほどしんどいけど、シーズンもこの気持ちを忘れずやる。(高橋尚子に)あやかりたいというのはあります。ケガから復活して活躍しましたから」 昨季は右ヒジ手術を克服し開幕ローテに名を連ねたものの、後半戦に右肩痛を発症。4月6日の広島戦で挙げたわずか1勝に終わった。この日も気温18度という温暖な気候のもと、すでに70メートルの遠投をこなすまで回復。昨年11月の東京国際女子マラソンで故障を乗り越え復活Vを飾った高橋の姿からも、勇気を与えられている。 昨年6月に左肩関節形成手術を受けた三東も、この日立ち投げながら今季初ブルペン。シーズン後半に先発ローテに抜てきされ、無傷の5連勝を飾った04年の再現を狙う。 前日14日のコーチ会議では岡田監督が「8、9人で1年間先発ローテを守ってほしい」と先発投手陣の強化を力説。JFK頼みの現状を打破するためには、太陽、三東あたりがローテに食い込まなければならない。 「割って入るのは並大抵のことじゃないけど、僕がいただきます」 南国で誓った言葉に偽りはない。足りないピースが埋まったとき、悲願の日本一は近づいてくる。
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