2008.05.22 Thursday
■ 200号は杉内KO弾?
さあ、200号だ。先週はアニキの400号も達成された。今度はこの人の番。メモリアル弾に王手をかけた新井が、福岡・博多へと乗り込んだ。表情は依然として変わらず、特に野球の話になると、真剣なまなざしを向けた。
「いいところで、昨日みたいに打てれば。勝ちにつながる一本で。後のピッチャーを楽にするためにも、1点でも多く取れたらいいですね」 所信表明だ。前夜のオリックス戦は4−3と逆転した直後に、2ランアーチ。試合の流れを一気にたぐり寄せた。メモリアル弾といっても、やはり気持ちは同じ。勝負の流れの中で打ちたい。 そして、中継ぎ陣への配慮も忘れなかった。1点でも多く取ることで、休養に充てられる投手は多くなる。かつて中盤以降に打った本塁打を、金本は「休んでくださいJFK弾」と命名したこともあった。新井の中にも、まったく同じ気持ちが芽生えていた。 ソフトバンクの先発は、23日が大隣、24日が杉内と予想される。「そつのない野球をしてくる。足を使ったり。いいピッチャーも多いですよね」と、現在勝率5割にとどまっているイメージは頭にない。 特に杉内は、虎の天敵でもある。チームはこれまで0勝3敗。新井自身も05年の対戦では6打数1安打。楽な相手ではない。「いいピッチャーです。積極的に振っていきたい」。怖がり過ぎず、積極性は忘れない。ベストな形としては、新井の記念弾で杉内をノックアウト。流れをつかみ、猛攻で畳み掛け大量点。結果、JFKも休ませてしまう。200号は、そんな理想型を目指している。 この日は、博多入りする前に、広島でなじみの治療院に通い、体調を整えた。ソフトバンクの王監督とは、06年のWBCで共に戦った。あの時は控えメンバーだったが、今は違う。日本の4番、そして好調・猛虎を支える3番。王監督の驚く顔も目に浮かぶ。 ■セ・リーグ順位表 [2008/05/22現在] 勝 敗 分 差 1阪神 29 14 1 ― 2中日 25 17 3 3.5 3巨人 22 23 1 4.5 4ヤクルト 20 22 0 0.5 5広島 17 23 2 2.0 6横浜 13 29 1 5.0
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