2009.08.21 Friday
■ 能見7失点…
08/21 京セラD大阪
◆対広島15回戦 [阪神7勝8敗0分] 広070 000 200=9 神000 000 000=0 [勝]長谷川3勝1敗 [敗]能見 7勝8敗 ▼本塁打 (広)マクレーン14号 (神) マウンドには過去4戦とは別人の左腕がいた。スコアボードに「7」が刻まれた2回。能見の端正なマスクは徐々に苦もんの表情へと変わていった。三者凡退で切り抜けた初回から一転。音を立てるように崩れた。 自滅だった。先頭の栗原をストレートで歩かせるなど2四球と投手内野安打が絡み、1死満塁のピンチで迎えた8番、石原への2球目。内角低めに投じたスライダーは痛恨の押し出し死球へと姿を変えた。この試合まで今季の広島戦は2勝無敗、20イニング無失点を誇っていた能見。昨季を含めると、対広島戦24イニングぶりに喫した失点から悪夢は始まった。 「先頭への四球がすべて。不運ではないです。伏線はありますから…。自分からカウントを悪くしてしまった」 能見は突然の大乱調を淡々と振り返った。続く代打・嶋の中犠飛で失点を重ねると、東出は二ゴロに仕留めたものの、平野の一塁送球がそれて再び満塁のピンチ。ここから赤松、フィリップス、栗原に浴びた3連続長短打が大量失点に結びついた。自身4連勝で迎えた一戦。不運な当たりもあったが、直球は走らず、生命線のスライダーも制球を欠いては必然の結果だったかもしれない。 能見の1試合7失点は07年9月11日の広島戦(4回1/3)以来、自己ワーストタイ。「四球から始まった。悪ければ悪いなりに、粘っていくピッチングをしていかないと。あそこまで悪いとね…」。期待を持ってマウンドへ送り出した真弓監督も天を仰ぐしかなかった。 ■セ・リーグ順位表 [2009/08/21現在] 勝 敗 分 差 CM 1巨人 62 36 8 ― 20 2中日 65 42 1 1.5 21 3ヤクルト 54 47 0 8.0 33 4広島 45 56 4 9.0 5阪神 44 56 4 0.5 6横浜 38 68 0 9.0
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