虎番記者席

■ 14年ぶりの“屈辱”
 予想はしていたけれど…。この日発表されたベストナインに阪神からは一人も選出されなかった。先に発表されていた三井・ゴールデングラブ賞も選出はなく、タイトル獲得者もゼロ。3つとも受賞者がいないのは1995年以来14年ぶりとなる“屈辱”だ。

 「寂しいね。チーム成績の結果だから、こうなるよね」

 南球団社長も、表情を曇らせた。一度も首位戦線をにぎわすことなく、Bクラス4位に沈んだ今季。昨年はベストナインに鳥谷、金本、ゴールデングラブ賞に新井、赤星がそれぞれ名を連ねたが、今季の不振ぶりを象徴する結果となった。

 1988年から91年までは、4年連続で前記の3賞がゼロという過去も。負の歴史を繰り返さないためにも、来季はV奪回だけを目指すしかない。
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