虎番記者席

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■ 屈辱の虎…
09/16 ナゴヤドーム
◆対中日18回戦
[阪神4勝13敗1分]
神000 000 000=0
中100 200 00X=3
[勝]山本昌9勝7敗
[敗]福原 11勝4敗
▼本塁打
(神)
(中)井端6号・ウッズ34号


 勝って逆転Vの望みをつなぎにいった試合で、球団史上41年ぶりの悲劇を味わった。阪神にとっては1965年10月2日の広島戦で外木場義郎に喫して以来、10度目となる被ノーヒットノーラン。天王山2連敗でゲーム差を6とされ、竜のシッポがはるかかなたに遠のいた。

 自軍が演じるはずだった“ミラクル”を、逆に山本昌にやられた。9回1死からは、昨年9月7日に同じナゴヤドームで劇的な延長アーチを放った中村豊が代打で登場。ファンも普段は得点シーンでしか歌わない「六甲おろし」をコンバットマーチに使って、せめてもの一矢を信じた。だが、あえなく三ゴロ。28人目の赤星も倒れて、準完全試合が完結した。

 「そら、ノーヒットじゃな…。きのうもやけど、きょうもなあ。ここに来たら打てんよな。よう分からんけど、ピタッと止まってしまう」

 岡田監督は悔しさをかみ殺し、静かに話した。今季、ナゴヤドームでは1勝もできないまま10連敗。1試合平均1.6点しか奪えず、打率は.177だ。「ノーヒットノーラン?学生時代もやられた記憶ないわ」。指揮官にとっては、野球人生初の屈辱だった。

 「あきらめない」を合言葉に直前13試合で11勝1敗1分けと快進撃を続け、勇んで臨んだ中日との名古屋決戦。18イニングゼロ行進で連敗し、連覇の夢は風前のともしびとなった。だが、せめて意地は見せたい。「あした、もう1つな。1年間負けてられへんからな」と岡田監督。正田打撃コーチも「あしたは今シーズンのすべてをぶつけるつもりで戦ってもらいたい。前を向かないと」と続けた。

■セ・リーグ順位表
[2006/09/16現在]
   勝 敗 分 差
1中日 72 45 5 M15
2阪神 70 55 4 6.0
3ヤクルト 62 61 2 7.0
4巨人 61 67 2 3.5
5広島 53 68 5 4.5
6横浜 49 72 3 4.0
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