虎番記者席

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■ 左腕克服や!
 左を制して3割、20発や! 岡田監督が鳥谷に今オフのノルマとしてサウスポー対策を課した。打率.289、15本塁打、58打点と打撃3部門で自己新を記録した今季。それでも指揮官には、クリアすべき課題が見えていた。

 「(シーズンの)最後は、ずっと左をぶつけられたからな。どうせ全試合、出んといかんのやから克服せんとな」

 シーズン残り10試合となった9月27日の時点で打率.297。プロ初の3割マークのチャンスは十分にあった。だが、そこから失速。10月2、3日のヤクルト戦では石川、石井一の両左腕に無安打に封じ込まれた。対右投手の打率.306、13本塁打と比べ、対左投手は打率.258で2本塁打。そこには、顕著な差があった。

 岡田監督は「相手の攻め方もだいぶ厳しくなってる。それも、成長してきてる証拠や」と口にした。来季はさらなる飛躍で、壁をぶち破ることを望んでいる。「克服していって3割、20本打ったらな。一番(守備の)負担のかかるポジションでな」。自身の監督生活とも重なる入団以来3年の歩みから、12球団No1の“打てる遊撃手”への可能性を感じている。

 「3割、20本なら1番も打てるわ」と語ったこともある。鳥谷の成長いかんで、打線編成の幅も広がる。まぎれもない、07年猛虎のキーパーソンだ。
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