虎番記者席

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■ 穴は3本の矢で埋める!?
 岡田監督がメジャー移籍する井川の穴を投手3人で埋める考えを明かした。1人5勝&貯金1つをノルマとすれば補える計算。一方、ポスト井川として期待される能見はハワイ・ウインターリーグの決勝戦に先発し、5回無失点の好投でアピールした。

 1本の矢なら、簡単に折れる。3本束ねてみたら、どうだ。岡田監督の考えは、戦国武将、毛利元就の『3本の矢』と重なっていた。

 「井川の代わりは1人じゃ無理や。別に3人でやったらいいんやから。井川は今年14勝やろ。1人5勝でいい」

 毎年のように200イニングを投げるエース左腕が抜けるのは、避けられない現実。秋季キャンプでも『ポスト井川』は見当たらなかった。ならば、あえて後任を1人に絞らず、3投手で補えばいい。1人5勝をノルマとすれば、今季の井川を上回る計算になる。

 「プレーオフになら、120試合で大体決まる。200イニングを、全部埋める必要はない。1人が2カ月、がんばってくれたらいいんや」

 来季からプレーオフ制度(クライマックスシリーズ)が導入される。プレーオフ進出の可否が決まるのは、120試合程度というのが指揮官の予測。実質的には160回程度で済む。「貯金は3つでいいんやから」。今季の井川は14勝9敗。調子のいい左腕から使い、合計15勝12敗なら十分と読んでいる。

 候補となる左腕は能見、江草をはじめ、筒井、中村泰、三東、岩田、そしてルーキーの小嶋と盛りだくさん。「周りは『井川がいなくなったら』というけど、何とも思ってない」と強気な将。むしろ井川以上に強固な『3本の矢』を見いだしていく。
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