2007.03.11 Sunday
■ 復活の予感!?
03/11 甲子園
◆オープン戦 巨200 100 000=3 神000 000 002=2 [勝]パウエル 1勝1敗 [S]真田 2S [敗]太陽 1勝1敗 ▼本塁打 (巨) (神) こん身のスイングで積み重なった苦悩を振り払った。9回1死一塁。代打・浜中は真田の内角低め126キロスライダーを叩いた。打球はグングン伸びてセンター・松本の頭上を越す二塁打。“駆けつけ1本”で、甲子園のファンに復活を印象づけた。 「スライダー。甘い球でしたから。これからも頑張るだけです」 鳴尾浜での教育リーグ・ソフトバンク戦で3打席凡退後、ユニホームのまま甲子園へ。6回表開始前にベンチ入りした。8回までゼロ行進が続いていたが、浜中の一振りに相手失策が重なって2点奪取。漂っていた暗いムードを払しょくした。 「3日や4日でバッティングがよくなるんなら、キャンプはいらん。復活へのきっかけに?そら、ムチャクチャなったやろ」 岡田監督は長距離砲の一撃を喜んだ。6日のソフトバンク戦後、14打席連続無安打、15打数1安打と打撃不振に陥っていた浜中を強制帰阪させた。「遠征が多いし、打つ本数が欲しいから帰らせた」。打ち込み不足を解消させるための配慮だった。 8日の甲子園での金本ら居残り組にまじっての練習では広澤打撃コーチに「体が開くのが早い」とアドバイスされた。打ち込みと教育リーグ2試合出場できっちりと修正し、昨年オープン戦の19打席連続無安打の記録更新は回避。同コーチは「ちょっと風邪をひいただけだ」と笑った。 「あすから4番を打つと決まっているところで打つのと打たんのではなあ。(遠征前)最後(の打席)に1本出たのは本人にとっても、チームにとっても違う」 指揮官は、明日の巨人戦と14日の中日戦で4番起用することを明言した。金本、今岡ら主力組が帯同しない2試合でなんとしても結果を出したい。クラブハウスへ引き揚げる際、女性ファンから黄色い声援を受けた浜中に笑顔はなかった。完全復活した時、とびっきりの笑顔を見せる。
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