虎番記者席

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■ 繋がらん!
05/25 京セラD大阪
◆対オリックス1回戦
[阪神0勝1敗0分]
神000 001 000=1
オ000 200 00X=2
[勝]デイビー3勝4敗
[S]加藤大2勝2敗3S
[敗]ボーグル3勝3敗
▼本塁打
(神)シーツ6号
(オ)ローズ14号


 四球後の初球―。野球界に伝わる格言通り、林はバットを出した。甘いコースのスライダー。初球攻撃の選択肢は、全く間違っていなかった。だが、力が入った分だけ球をとらえ損ねた。浅い中飛。さすがの俊足・赤星も、三塁からのタッチアップを自重した。

 1点を追う8回。先頭の赤星に続いて1死から金本、今岡が四球を選び、塁がすべて埋まった。沸き返る虎党。しかし、その中で林が倒れ、続く浜中も初球で左飛に終わった。逆転のビッグチャンスを逃し、岡田監督は「あそこで打つか、打たんか、それだけやった。(敗因を)いろいろ探してもしょうがない」としみじみと言った。

 「林と浜中がすべてやな…。特に林は、最低でも犠飛を打たんとな。将来、クリーンアップを打つ選手なんやから」

 期待が大きかった分だけ、正田打撃コーチの落胆も大きかった。だが、それ以上に悔しかったのは、打てなかった当事者たちのはず。中でも、林は故郷の台湾から母・張鳳嬌さんを初めてスタンドに招待した試合だった。レギュラーを奪取してからと心に誓い、ようやく果たした約束。滞在予定は27日のロッテ戦までで「きょうは残念でした…。また、頑張ります」と気合を入れ直した。

 オリックスには今年、オープン戦から4連敗。広島在籍時から苦手のデイビーには通算0勝3敗となった。交流戦に入ってソフトバンク戦に続く初戦黒星。勢いに乗りたいところでまたも出ばなをくじかれたが、前を向くしかない。「またあした、頑張ります」。浜中は語気を強めた。

■セ・リーグ順位表
[2007/05/25現在]
   勝 敗 分 差
1中日 27 19 1 ―
2巨人 27 20 0 0.5
3横浜 21 22 0 4.0
4広島 21 23 1 0.5
5阪神 20 24 1 1.0
6ヤクルト 14 29 0 5.5
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