2008.12.30 Tuesday
■ 40歳バッテリー誕生!
矢野が長い球史にまた一つ、新たな勲章を刻み込む。40歳で迎える2009年シーズン。6年来の相棒・下柳とのコンビは、プロ野球で初めての40歳バッテリーであることが、この日までに明らかになった。
「それはすごく光栄なこと。長い間やらせてもらってて良かったし、チームに少しでも貢献できるよう、シモと力を合わせて頑張りたい」 40歳になった下柳、金本とともに“アラフォー・トリオ”として今季も大活躍したが、矢野だけは39歳のままシーズンを終えていた。11月27日には、慢性的な激痛を抱えていた右ひじを内視鏡手術。回復具合が心配されたが、26日まで続いた甲子園のリハビリでは順調にメニューを消化した。 「ここまでは順調に来てると思うよ」 屈曲、伸展の動作も年内に掲げた目標を達成済み。年明け早々にも担当の権田トレーナーと話し合い、キャッチボール再開などキャンプインまでのスケジュールを詰める段取りだ。 一方の下柳も、着々と来季へ向けて足場を固めている。11月5日に右ひざのクリーニング手術を受けたが、甲子園を拠点としたリハビリで順調に回復。今月11日には例年通り鹿児島・奄美入りし、本格的な自主トレをスタートさせた。 「手術したことを自分でも忘れるぐらいや」 すでに16日にはダッシュを再開するなど、強じんな肉体は相変わらず。インナーマッスルを鍛える「ピラティス」を新たに導入。調整過程に寸分の狂いもなく、この日、年内の自主トレを打ち上げた。 「強い巨人に勝たないと、盛り上がらない。今年は悔しい思いもいっぱいしたし、この経験をムダにすることなく来年に臨みたい」 矢野はかねてから打倒・巨人への思いを口にしていたが、屈辱のV逸で気持ちはさらに強まった。前人未踏の領域に挑戦する来るべき新年。最強の不惑コンビが、真弓阪神の屋台骨となる。
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