2009.12.09 Wednesday
■ 赤星電撃引退…
不屈の闘志で走り続けてきた赤星も、怪我には勝てなかった。西宮市内のホテルで開かれた引退会見。テレビカメラ17台。報道陣100人以上がかたずをのむ中、現役引退を決意せざるを得なかった本当の診断名が、赤星の口からこぼれた。
「新聞紙上などでは頸椎ヘルニアの悪化といわれているが、診察を重ねるうちに中心性脊髄損傷と診断された。いろいろな病院で症状と今後のことなどをみてもらったが、現役を続けることは、かなり危険と言われた」 9月12日の横浜戦で、ダイビングキャッチを試みた際に症状が悪化。皮肉にも、これが現役最後の試合となった。「想像を絶するものだった」と赤星が話す通り、現在も両腕にしびれが残るなど状態は決してよくない。 事態を重く見た球団側から10月30日に最初の“引退勧告”を受けた。あくまで現役にこだわる赤星は全国の病院を回るなどして回復に努めたが、球団側の姿勢は変わらなかった。「断腸の思い。つらい決断だったが心を鬼にして説得した」と振り返った南球団社長と11月28日に最終会談し、今月3日に引退を決意した。
[ comments(0) ]
|