2005.11.16 Wednesday
■ 右翼争い楽しみや!
台湾出身の3年目・林威助が秋季キャンプの“MVP”に輝いた。岡田監督がキャンプ打ち上げの総括で期待の大砲を一番の成長株に挙げた。
「目立ったのは林。打つ方で一番成長したと思う。飛距離だけでなく確実性も出てきたね。ライトのポジション争いをできるだけの力はつけてきている。楽しみやね」 浜中、鳥谷ら1軍の主力選手と比べてもそん色ない打撃。特に飛距離は左打者では群を抜いていた。フリー打撃では場外アーチを連発。スコアボードを超える140メートル弾を放ったこともある。 指揮官の言葉を受け、林本人もライトの定位置獲りに意欲を燃やした。 「スタメン奪取?もちろん、そのつもりでいかなきゃいけない。獲りにいくつもりです。そのためにもこのオフが一番大事。体力を落とさず春につなげていきたい」 林の台頭で来春はライトの定位置を巡り、浜中、桧山、スペンサーを合わせた4人によるし烈なバトルが展開されることになるが、指揮官は「いい意味で刺激になる」と相乗効果に期待。さらに「桧山、スペンサーは一塁の経験もある。(万一の場合の)準備は絶対にしておかないといけない」と用兵の多様化にもつながると歓迎した。 林だけでなくキャンプ全体としても「みんな課題を見つけたやった。合格点をやれると思う」と高評価した岡田監督。収穫の秋を強調し高知を後にした。
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