2006.02.18 Saturday
■ 究極打線大噴火!
常勝軍団へ岡田監督が理想とする「1番・鳥谷、2番・赤星」の夢オーダーがいきなり機能した。試運転となったヤクルト戦。初回に鳥谷が松岡から右翼線二塁打を放つと赤星は一、二塁間を破る右前打で無死一、三塁。一挙3得点の突破口を開いた。
「将来、阪神が本当に強くなった時の打順は鳥谷と赤星の1、2番や。赤星はいつでも3割は打てるんやから、それには鳥谷がもっと成長せなアカン」 将来的なプランとして頭の中にしまい込んでいたが、この日の先制パンチがそう遠くないことを予感させる。 「きょうは試した段階やけど、シーズン中に可能性がゼロのものは試さんよ」と正田打撃コーチ。現実的には開幕1、2番は赤星と藤本(関本)が濃厚とはいえ、選択肢の一つには浮上した。 今季の実戦初安打だった赤星は「タイミングを前にすることを意識していたので内角ストレートを右前打できたのは嬉しい。たまたま無死二塁で打席が回ってきただけで、右方向に進塁打を狙うという考えはなかった。きょうは2番だからとかは考えてはいない」と調整の中で自分の打撃練習をしただけ。 一方の鳥谷も「きょうは打順が1番とかは何も関係ないです」と首脳陣の期待を平然と受け流したが、4度の練習試合で18打数7安打.389と急激な進化を遂げている真っ最中。今季予定の7番から1番昇格へも間違いなく近づきつつある。
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