虎番記者席

<< 開幕アウト! | main | 1か6か? >>
■ ポストJ!
 ムダ球禁止令や。岡田監督がウィリアムスの代役候補・相木、中村泰に直接指導を行った。打ち上げを翌日に控えたブルペン。指揮官はいつものネット裏ではなく、マウンドの真後ろからアドバイスを送った。

 「練習試合、オープン戦を見てムダなことが見える部分もあったわな。相木にしてもコースを狙ってボールになるより、ストライクゾーンを狙って抑える球威がある。高めでポップフライを打たせたらええんよ」

 要は「己の持ち味を殺すな」ということだった。右サイドから浮き上がる高めの速球は、打者にとっては脅威の存在。移籍後初めてのありがたい教えに、相木もただただうなずくしかなかった。

 「言われてタメになることが多かった。なるほど!と思いましたね」

 評価急上昇中の中村泰にも真後ろから熱視線。「コースを狙うより、変化球のキレでいく方がいいんよ」と得意球での真っ向勝負を説いた。

 岡田監督がジェフの代役の条件に掲げていたのは球威のある投手。この日の言葉は、これまでのものとも一致している。

 「真ん中目がけて一番いい球で勝負することしか考えてません」

 指揮官と以心伝心で口を開いたのは中村泰。5球連続スライダーを投じてオリックス・清原を空振り三振に仕留めたシーンは、今後への大きな指針となるに違いない。
[ comments(0) ]















  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< July 2025 >>