虎番記者席

■ 右翼戦争再び!
 反発力ゲットで俺も“反発”や! 右翼の定位置を浜中に明け渡した桧山は、新バットで巻き返しに出る。年明けから行っていたグアムでの自主トレを打ち上げ、この日は甲子園室内で今年初のマシン打撃を披露。今季使うことを決めた武器について語った。

 「形は同じだけど、長さを少し長くした」

 33.5インチから34インチへの変化が、意欲の表れだ。昨季は打率.180、2本塁打と主力になった1995年以降では自己最低の成績。毎オフ恒例のバット工場訪問では、今までにない改良を模索した。「最初はメープルにしようと思った。反発力があると聞いてたから。でも、メープルは上半身で打つタイプに合ってるみたいで、しなりがなかった」。素材こそタモのまま変えなかったが、反発力にこだわった結果が0.5インチ(約1.3センチ)の変化になった。

 「体は出来上がってるから。キャンプに入って本格的にボールを使って、あとは感覚だけ」

 グアムでは「(現役生活は)まだまだ続く」と反攻への闘志をむき出しにした。実力行使で、チームに再び“右翼戦争”をぼっ発させる。
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