虎番記者席

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■ 自信ある!
 交換トレードでオリックスから阪神への移籍が決まっていた平野恵が、西宮市内の球団事務所で入団発表に臨み、レギュラー奪取への自信を示した。新たに決定した背番号5を付け、二塁と中堅の両分野での定位置争い参戦を誓った。

 「監督から“どこを守れ”という話があると思うので、任されたポジションで期待に応えたい。素晴らしい選手がたくさんいる中でレギュラーを獲りたいです」

 現状維持の推定年俸4600万円で契約完了。初めてタテジマのユニホームに袖を通し、背番号は浜中が付けていた5番に決まった。沼沢球団本部長から「走攻守そろった選手。特にウチに足りないスピードを持っている」と紹介された。

 本職の二塁に加え、昨季から中堅にも挑戦し、センターラインの内外野を守る力の持ち主。万能型と背中合わせの器用貧乏になるつもりはない。

 「両方とも自信があります。自信を持ってできる準備がある。自信を持ってプレーしたい」

 丁寧な口調の中で何度も繰り返した“自信”という言葉に気概がのぞいた。二塁は関本と藤本、中堅なら赤星が競争相手になる。来春キャンプには内外野両方のグラブを準備して乗り込む。「オリックスではレギュラーとして恩返しできなかった。このチャンスを生かしたい。必死な気持ちで阪神とオリックスに恩返ししたい」。新天地での飛躍を描いていた。

 平野とともに入団発表に臨んだ阿部は“伝統の一戦”への登板を目標に掲げた。背番号は56番に決定。近鉄時代に師事した久保チーフ投手コーチも心強い存在だ。「今年の阪神は規定投球回に到達した投手がいない。自分は先発タイプ。先発として結果を残したい。(故郷の)愛媛でもテレビ中継のある巨人戦で投げたい」。高卒新人だった03年に2勝を挙げて注目された逸材は猛虎移籍を転機に飛躍を誓った。
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