虎番記者席

<< 自信ある! | main | 甲子園でも土まみれ!? >>
■ 巨人に牽制!
 どれだけ獲れば気が済むんかいな…。東京都内での選手会との労使事務折衝に出席した南球団社長が、ともに今季のセ・リーグ最多勝右腕・グライシンガー獲得を狙う巨人・清武球団代表に強烈な“牽制球”を投げつけた。

 「(巨人のクルーン獲得に)清武さんには“これくらいで、やめといてください”と言うておきました」

 南社長は笑いの中にも、危機感を抱いていた。来季もペナントレースを争うことになる宿敵・巨人が、横浜の元守護神・クルーン獲得に成功。加えてグライシンガーまで獲られるようなことがあれば、さらに厳しい戦いが予想される。

 阪神はライバル球団に先駆けて、2日に山縣渉外担当を米国に派遣。4日にグライシンガーの代理人と接触し、2年6億円以上と見られる条件提示をするなど交渉を開始。現在も電話なども含め交渉を継続している。

 「そう、すんなりとはいきませんわ。他球団の条件も分からないしね。こちらも、ある程度の幅をもたせているが、すんなりとは…。難しいね」

 この日の朝に編成担当を通じて連絡を受けた南社長は、メジャー球団の参戦も認めたが「メジャーと言うより、そちらじゃないかな」と“敵”は巨人を強調した。

 「もうちょっと粘り強く交渉していく。時間をかける?セリみたいに上がっていくのはかなわん。上積みにも限度がある」(南社長)。想像以上にマネーゲームの様相を呈し、“グラ獲り”が早くも難航し始めた。
[ comments(0) ]















  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< July 2025 >>