2006.03.09 Thursday
■ 虎のミスターゼロや!
03/09 ヤフードーム
◆オープン戦 神022 000 000=4 ソ000 000 010=1 [勝]江草 1勝 [S]吉野 1S [敗]高橋秀1敗 ▼本塁打 (神) (ソ)柴原1号 先発の江草が4回を無失点。自慢のコントロールが乱れ毎回走者を背負う苦しい展開の中、要所をピシャリと締めた。 「きょうはいいところがなかった。変化球も高めに浮いてしまって。良かったのは0に抑えられたことぐらいです」 反省ばかりが口をついた江草だが、結果を見ればその歴然たる実力に脱帽してしまう。2月13日の韓国プロ野球・サムスンとの練習試合から4試合に登板し12イニング連続0封。今季はまだホームを一度も踏ませていないのだ。 「あの場面は開き直りました」 4回は連打と死球で一死満塁の大ピンチ。しかし、ここからがミスターゼロの真骨頂だった。鳥越、的場を連続三振。岡田監督は「満塁でどうかと思ったが、一番ええ球がいくんやからな」と目を丸くした。久保コーチは「0でいけたのは奇跡」とコメント。能力を認めているからこそあえて厳しい言葉を与えた。 8日の日本ハム戦で開幕ローテを争う能見の左ひじに打球が直撃。診断結果は打撲だが、今後の投球に影響がないとは言いきれない。それだけに江草の投球は岡田監督にとって心強いものとなった。「最終的なことは分からんが、長いイニングも投げられるということ」。いまや虎投にとって必要不可欠なパーツになっている。
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