虎番記者席

■ 新助っ人は右の大砲!
 来季の新外国人野手獲得に向け、ブルージェイズのホセ・バウティスタ内野手を筆頭候補にリストアップしていることが分かった。

 リーグ史上最大の13差逆転を許した要因の一つでもある攻撃陣。「勢いをつけるためには、打線の爆発が必要だった」。前日21日の退任会見でも岡田前監督が悔やんだように、ひと振りで流れを変える大砲の不在が最後まで響いたのは事実だ。

 来季のV奪回に向け、長年の補強ポイントである右の大砲獲得は至上命題。そこで、白羽の矢が立ったのが、メジャー通算46本塁打を誇るバウティスタだ。04年にメジャーデビューし、今年8月にパイレーツから移籍。最近3年間すべて15本塁打以上を記録。本職は三塁だが、一塁もこなす。

 今季年俸が180万ドル(約1億8000万円)と高額なのがネックだが「少々高くても、いい選手を取ることが大事」と球団首脳も話しており、許容範囲とみられる。

 新監督の意向を聞くため、バウティスタ以外にも、メジャー通算22本塁打しているレンジャーズのネルソン・クルーズ外野手や通算89本塁打を誇るケビン・メンチ外野手ら5人を最終リストアップしているもよう。真弓監督が誕生次第、一本化して獲得を目指すことになる。
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