虎番記者席

■ アニキ号!
 介助犬「アニキ号」誕生だ。金本が甲子園球場で社会福祉法人「全国介助犬協会」に100万円を寄付した。手や足の不自由な人をサポートする介助犬は慢性的に不足しており、報道でそれを知った金本から申し出た。「少しでもお役に立ててよかった。下柳ほどじゃないけど犬は好きです」と笑顔。

 受け取った同協会の明地久理子さんは「プロスポーツ選手からの寄付は初めて。犬の名前をアニキに?いいアイデアですね。阪神ファンの障害者の方にもらっていただきたい」と命名プランに乗り気だった。

 盲導犬に比べ、介助犬の知名度は低く、全国に23頭しかいないという。「1頭を訓練するのに1年から1年半かかり、実際に活躍するのは、その中の2割から3割。1頭につき250万円から300万円の育成費用がかかる」(明地さん)。寄付は願ったりかなったりで、同席した「シンシア」と暮らす木村佳友さんは「金本さんによって介助犬の存在を知ってもらえるのはありがたい」と感激した様子。「アニキ号」の誕生を心待ちにしていた。
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