虎番記者席

■ 痛いわ…
07/05 甲子園
◆対横浜11回戦
[阪神9勝2敗0分]
横011 000x=2
神001 00 =1
(6回表降雨コールド)
[勝]門倉 5勝4敗
[敗]杉山 4敗
▼本塁打
(横)
(神)


 6回表。激しくなった雨で2度目の中断を強いられた。一度は勢いが収まり、再開へ向けたグラウンド整備が終わりかけた頃合いを見はからったように再び甲子園は豪雨に見舞われた。降雨コールド―。無情の宣告だった。

 「雨が降るのは分かっとるんやから。相手より1点でも上へ行くというスタートやから」

 岡田監督の苛立ちも無理はない。大敗なら諦めもつく。しかし、点差はわずかに1点。しかも、失点の内容も悪い。2回の先制点は四死球絡み。2軍再調整を経て先発させた杉山が同じ失敗を繰り返した。3回には1死一、三塁から片岡の失策で追加点を献上した。

 「そら、1点でも少なくというのはあるけど、毎試合、言うとったらキリない」

 対して、1番赤星以下の通常打線に戻した攻撃陣は3回に奪った1点のみ。天候同様、打線はまだ湿っていた。

 「あんまり雨は降らんと聞いとったけど…。そら、痛いわ。この点差で6回で終わりというのはなあ…」

 試合前に練習中はずっと曇空のまま。逆に「中途半端な天気やなあ」と嫌な予感を抱いていた。相性抜群だった横浜戦は不運な形で今季2敗目。「あんまり試合の話はしとうないわ…」。岡田監督がため息をついた数十分後、中日との差は先月13日の首位陥落以来、初めて2.5差まで広がった。

■セ・リーグ順位表
[2006/07/05現在]
   勝 敗 分 差
1中日 43 28 3 ―
2阪神 42 32 2 2.5
3ヤクルト 39 37 0 4.0
4巨人 36 41 2 3.5
5広島 31 40 4 2.0
6横浜 30 44 2 2.5
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