虎番記者席

■ 来季残留白紙!
08/26 甲子園
◆対巨人15回戦
[阪神6勝9敗0分]
巨013 210 003=10
神000 000 000=0
[勝]内海 10勝10敗
[敗]オクスプリ4勝3敗
▼本塁打
(巨)小久保14号、15号
(神)


 猛虎の両助っ人右腕が厳しい状況に立たされた。先発・オクスプリング、5番手・ダーウィンがともに大炎上。チーム10失点のうち、2人で9点を失うありさまに首脳陣もあきれ顔だった。

 オクスプリングは2回、小久保に先制弾を食らうと、3回には4安打を浴び3失点。続く4回も1死二、三塁とされたところで、早速と降板を告げられた。

 これには岡田監督も開いた口がふさがらない。

 「(立ち上がりは)矢野とも久々にええなと話してたんやけどな。急にやからな。分からんわ」

 リリーフした1試合も含め、ここ5試合の防御率は9.50。試合後には明日、登録抹消されることも決まった。

 期待を裏切ったのはダーウィンも同じだった。9回から登板すると、5安打に2つの暴投も絡んで3失点。0−7と試合の行方が決定していたとはいえ、さらなる追い打ちに満員のスタンドからは、何度も何度もため息が漏れた。

 久保投手コーチも「ちょっとひどすぎる。収穫が全くなかったね」とおかんむり。ここ10試合に限ると、試合数を上回る13失点。6月まで0点台をキープしていた防御率も、今や3.76まで下がってしまった。

 32試合を残した現段階で、来季残留の方向にあるのはシーツとウィリアムスの2人だけ。牧田球団社長は「(オクスプリングとダーウィンは)白紙です。シーズン当初のように頑張ってほしい」と巻き返しに期待を寄せたが、スペンサーも含め来季の契約が厳しいことに変わりはない。

■セ・リーグ順位表
[2006/08/26現在]
   勝 敗 分 差
1中日 64 39 4 M27
2阪神 59 52 3 9.0
3ヤクルト 53 55 2 4.5
4広島 49 56 5 2.5
5巨人 53 62 2 1.0
6横浜 47 62 3 3.0
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