虎番記者席

■ 球児爆弾発言!?
 藤川が東京都内で日本プロ野球選手会主催のイベントに参加。壇上で「ポスティングという素晴らしいシステムで、来年は井川投手がいないですから優勝できなくても仕方ない。そのほかで感動を与えたいと思います」と発言。

 猛虎の支柱による“Vあきらめ宣言”。過激すぎる内容に会場からはどよめきが起こった。だが、イベント終了後、報道陣に囲まれたストッパーは笑いながら真意を説明した。「あれは冗談。もちろん優勝は大前提であること。それはあらためて言わなくていいでしょ。目の前の試合でどれだけ感動してもらえるか。優勝は最後のところだから」

 144試合先のゴールよりも1試合1試合を大切にしようというメッセージ。野球の楽しさを伝えることに使命を覚える男ゆえの持論だった。

 ポスティング・システムに対する発言についても「自分がどうこうというのは別の話。でも、悪いシステムではないと思う」と釈明。「(井川が抜ける穴は)誰かが埋めてくれると思っていない。自分がその分、投げることになることも覚悟している」と強い決意を示した。選手が選ぶベストナインの中継ぎ部門に選出された右腕は、勝利の先にある感動にも目を向けていた。
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