虎番記者席

■ ノルマはもっと高かった!?
 甲子園球場の室内練習場で催された星野スポーツ塾のイベントに参加した金本が前日に明かした“金本賞”の設定目標を上方修正した。

 記憶違いだったのか。金本はスポーツ紙を見ながら4人中3人の修正を申し出た。「訂正しといてよ」。報じられた福原の14勝、安藤の13勝はそれぞれ1勝増し。三東に至っては2勝増し。100万円超という高級腕時計の獲得へ向けたハードルが上がった。

 「三東は自分から“10勝で行きましょう”って言ってきたんや。本人たちは(低い数字で報じられた)新聞を見て“これでいい”と思ってるかもしれんけど、きっちり直しとかんとな」

 何といっても総額400万円を超える出費を覚悟した大盤振る舞い。甘い顔は本人のためにもよくない、とばかりに厳格に数字を訂正した。

 反響は大きく、この日のイベントで共演した秀太からも「ボクとも何かやりましょう」と参戦を申し込まれた。「オレの満塁ホームランの数と秀太のヒット数で争うんはどうや」。太っ腹なハンディ設定に恐縮した秀太からの「自分は二塁打の数にしましょう」という提案で合意。高級フグ料理を賞品として出場機会が減少している後輩にも発奮材料を与えた。

 新聞報道を見た岩田も自主トレ中の鳴尾浜で、「まずは名前を覚えてもらうことですけど、ボクもやらせてもらいたい」と果敢に名乗り。アニキの粋な試みは早くも猛虎を活気づけていた。
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